その他の業界出身者の受験体験記 Class of 2007 – 2013

Case1:情報サービス会社勤務の男性

プロフィール

コース MBA(2Y)
性別 男性
学歴 1998年、東京外国語大学、英米語科
職務概要 全社戦略企画、出資・JV・戦略提携の開発、新規事業立ち上げなどを計6年。

Why MBA

私の場合、会社での先輩や同僚の優秀な方々の中にMBAホルダーが多かったのが、MBAを知るきっかけになりました。彼らのビジネス知識(戦略、マーケティング、会計、財務)の豊富さや、プロフェッショナリズム、視野の広さに感銘を受け、自分も通っておきたい道として、本格的な受験準備を開始する2年ほど前(2000年秋)からMBA Fairなどのイベントで情報収集を開始していました。会社で20代で達成しておきたかったこと(自分のイニシアチブによる事業の立案から立ち上げまで)を一通りこなすメドが立った段階で、Class of 2006への志願を決めました。合格を頂いた後、自分が立ち上げたビジネスをもう少し見届けたい思いが高まり、入学を1年延期しましたが、新規事業立ち上げで幅広いタスクをこなすことを通じ、より自分の苦手分野を勉強したいという思いや、自分の知らない各業界の仕組みを学びたいという思いが一層高まり、最終的に進学を決意しました。

Why Kellogg

  • ジェネラルマネジメントにおけるトップ校の一つであり、アカデミックレベルの高さを感じたこと
  • 比較的大規模校であることから各専攻の選択授業が充実しており、進学後に自分の苦手分野、興味関心を見つめ直し授業を組み立てていく自由度が高いと感じたこと
  • チームカルチャーが強調されており、プロジェクトばかりやってきた自分の仕事のスタイルにフィットし、また卒業後の実戦力をさらに高めることが出来ると感じたこと
  • 夫婦で渡米の予定であったため、Evanstonの環境の良さ(治安の良さ、高級住宅街のたたずまい、学校も買い物も徒歩ですませられる利便性)に魅力を感じたこと

進学した結果として、もともとの期待が全く裏切られなかった事に大変満足しています。コアの授業を通じて、当初あまり興味の無かったファイナンス理論、オペレーション管理や意志決定論への関心が高まり、その関心を満たすべくレベルの高い選択授業を沢山取得できたところが特に気に入っています。またケース・レクチャー比率、グループワークの量、ソーシャルイベントへの参加など、自分で選択できる自由度が思ったよりずっと高かったです。このように、ケロッグは自分好みに学校生活をカスタマイズできるオプションバリューに優れた学校だと思います。

また、「色々なバックグラウンド、キャリアゴールの人がいる」というのもケロッグの特徴だと思います。多様な人生観に触れることで自分の考えの幅も広がり、また悪い意味での偏ったMBA生になってしまうことを防止できる効果もあると思います。

受験スケジュール

2002年9月 TOEFL勉強開始(独学)
2002年10月 TOEFL受験。287点(28,28,30,5.5)を取りスコア確定
2002年12月 GMAT勉強開始(独学)
2003年2月 GMAT受験(1回目)。680点(34,49,4.0)
2003年5月 GMAT受験(2回目)。740点(42,48,4.0)を取りスコア確定
2003年6月 エッセイ予備校に入る
2003年8月 1st Round3校、2nd Round2校を受験
2004年3月 1st Roundで合格していたケロッグに進学を決定

TOEFL

TOEFLについては参考書の問題を一通りこなしてから受験しました。リスニングの問題が比較的難しく、ここでの点数の取りこぼしを少なくすることを心がけました。

GMAT

独学でオフィシャルガイド、KAPLANやPRINCETONの市販テキストを片っ端からこなしていました。特に、Verbalのスコアは受験1回目で改善の余地を感じていましたので、2回目に向けて集中的にトレーニングすることで42点を獲得し、Mathとの合計で740点を確保できました。苦手なパートの得点を上げるのが点数上昇の肝だと思います。また受験日をGW開けに設定し、GWはひたすら問題を解いて「反射力」を鍛えていました。

エッセイ

エッセイは、以下の理由で今でも予備校の効果が高かったと感じられる部分です。

  • 他の受験生と比べて何が自分の強み・弱みなのかを客観的に見抜き、それを念頭にエッセイ指導できる
  • 学校によって生徒に求める資質が異なっており、指導経験の多いカンセラーは学校別に適したエッセイを指導できる
  • 同じ理由で、自分にあった受験校・進学校を決める上でも、有効なアドバイスを提供できる
  • 欧米流のエッセイのスタイルを熟知している

エッセイの執筆期間中は、空いた時間は常に、自分のキャリアプランを真剣に考えたり、これまでの仕事・プライベートでの歩みを真摯に振り返る事に向け、MBA進学の自分にとってのMBA進学の目的や、学校へのセールスポイントを磨き直すマインドセットを保つことを心がけました。

インタビュー

インタビューも、予備校のトレーニングが効果的な部分です。学校によって求められる資質は異なるとはいえ、実際のインタビュープロセスや、質問される内容はあまりバリエーションが無いと思います。事前の模擬インタビューを何本かこなすことで、本番の流れを自分でコントロールでき、自分でも納得のいく答弁が出来るようになると思います。また、MBA受験のインタビュートレーニングは、進学後のインターンシップや就職活動でのインタビューにも直接役立つと思います。

受験期間中は、常に100問ぐらいの想定質問集を携帯し、ある質問をされたら自分ならどのように答えるかを考え、本番での引き出しをできるだけ増やすことを心がけました。

Kellogg受験に際して

Kelloggのエッセイ・インタビューは、あまりクセの無い標準的な内容・形式だと思いますが、求めている人材は下記のような人だと理解しましたので、それぞれを具体的に証明できるようにイメージトレーニングを繰り返しました

  • 勉強や仕事に主体的に取り組み成果を出してきている
  • ミクロ経済学などのロジックに基づいた分析や、定量分析も多いカリキュラムについてこれるだけの学力がある
  • チームで成果を出すことに長けており、また新しい取り組みを自ら提案し組織できる
  • インターナショナル学生は、チームをリードできるだけの充分な語学力がある

受験生へのメッセージ

ケロッグは、トップ校のレベルの高さと、大規模校ならではの選択の幅(オプションバリュー)と、大規模校にもかかわらず中小規模校のような濃い人と人との繋がりと、無数のリーダーシップの機会と、優れた居住環境とがミックスされた大変魅力的な学校です。特に組織をリードすることが大好きで、「座学でリーダーシップを学ぶ」事に違和感を感じるセンスのある人に是非受験していただき、ケロッグコミュニティの一員となって欲しいと思います。