その他の業界出身者の受験体験記 Class of 2007 – 2013

Case2:米系ハイテク企業勤務の男性

プロフィール

コース MBA(2Y)
性別 男性
学歴 1998年 東京工業大学大学院物理情報工学専攻修士課程修了
職歴 米系ハイテク企業3社にて合計9年(分社による移籍の為、転職経験は、無し)
職務概要 日独米にまたがる半導体試験装置の開発事業部にて、アジアのビジネスディベロップメント、新製品の企画および市場導入、新製品の開発に従事。

Why MBA

米系ハイテク企業で働いてきて、経営陣はどのような基準で経営判断をしているのだろうか?また、自分だったらどう判断するのだろう?とこれらの問いの答えを今KelloggのMBAプログラムを通して探しています。
私が働いていた会社は、98年の入社時は、従業員10万人以上の企業でした。99年の一回目の分社で従業員数4万人になりました。2000年ITバブル後の複数回のリストラで、部署の統廃合で部署ごと無くなったりするのを目の当たりにしながら、従業員が3万人まで減りました。さらに06年にまた分社し、従業員数1200人となり、登記上の本社が、シリコンバレーからシンガポールになりました。このような経営判断がもたらす変化に私自身翻弄されたので、文頭の疑問をもちました。
この答えを知る為にはどうしたらよいか周りのMBAホルダーや米国本社の人事担当副社長と話した際にMBAの取得を薦められたのが、MBA受験を決めた最大の理由です。

Why Kellogg

私がKelloggに進学を決めたのは、下記の理由からです。
チームワーク重視のカリキュラムで、グループワークが必ずあり、グループメンバーの評価もするので、それらを通して、コミュニケーションおよびリーダシップスキルの向上ができる。また、他の米国のMBAプログラムと比較しても、留学生比率が高く、多様な文化的背景の人々とどうコミュニケーションし、どうリードするかの訓練ができる。
ジェネラルマネジメントのプログラムが優れているところが、今後のキャリアの方向性とあっていた。Kellogg=Marketingと思われがちだが、General Management系のManagement and Organizations部門の教授陣もMarketing部門同様すばらしい教授たちで、あふれている。マーケティングが優れているのは、ご存知の通りで、マーケティング部門の教授の層の厚さ、質の高さには、日々驚かされている。
環境がすばらしい点も、Kelloggを選んだ重要な理由のひとつだ。例を挙げると、家族向けのサポートがしっかりしている。エバンストンは、大都市圏にもかかわらず、治安がよく、美しい街並みである。学校まで徒歩5分、シカゴのダウンタウンまで電車で20分、日本からの直行便が出ているシカゴ・オヘア空港まで車で30分と交通の便がよい。納豆も売っている大規模な日本食スーパーは車で20分のところにあり、値段もあまり日本と変わらない。など、独身でも家族連れでも大変満足できる環境であるといえる。

受験スケジュール

GMATやTOEFLのスコアメイクに予想以上に時間がとられたり、会社や仕事の状況などが急に変わるなど、思わぬところでブレーキがかかる場合もあるので、早め早めの準備をお勧めする。

2004年5月 TOEFL勉強開始
2004年11月 TOEFL終了
2005年1月 GMAT勉強開始
2005年9月 エッセイ開始
2005年12月 各校出願(Kellogg未出願)
2006年1月 仕事上の理由で受験一年先送り。出願取り下げ。
2006年9月 GMAT終了。TOEFL再受験終了。
2007年1月 各校に出願開始
2007年3月 Kelloggから合格通知(2nd)

TOEFL

Writing以外は、アルク TOEFL 「イディオム大特訓」、TOEFLテスト英単語3800 (TOEFLテスト大戦略シリーズ), TOEFL test 620点―実戦型文法完全制覇マニュアルなどを使用し独学で勉強した。Writingは、GMATでも同様の試験があり、どんな風に採点されるのかまったく不明だったので、Temple大学のTOEFLライティングコースをとった。ここでは、ETSが教育機関向けに提供しているGMAT/GRE/TOEFLライティング採点サイトを使うことができ、本番と同じ採点基準で採点されるので、ライティングの練習には、お勧めである。
CBT260点までは、勉強時間に比例してスコアが上がったが、CBT270点以上で、バランスよくスコアをとるのには、苦労した。リスニングの本試験中にPCがハングアップして、ハングアップして止まったところから再スタートさせられるという事に2回も遭遇したので、試験中に不足の事態は、起こりえるものとして受験されることをお勧めする。

GMAT

ありきたりですが、非常に苦労した。予備校は、お決まりのパターンで、1年目は、渋谷の大手予備校から渋谷のNHK側の寺子屋Mに流れた。2年目は、御徒町にあるSCに特化しているY先生のSCの授業で開眼したようで、V30越えし、GMATを卒業することができた。私を含めて、GMATに、はまっている方々を多く見受けたので、早めに集中して予備校などに通うとよいかと思う。GMATが、ビジネススクールで役にたつのだろうかと受験中何度も思ったが、実際の授業の予習でたくさん文章を読むので、少なくともRCで身につく程度の速読は、入学後も確実に役に立つと思うので、一概に不毛な試験というわけはないと思う。

エッセイ

当初からエッセイでの差別化が重要と考えていたので、エッセイには、重点的に投資した。カナダのビクトリア州からe-mailとスカイプにてカウンセリングするカウンセラーにお願いした。自分がよいと思っているネタと、カウンセラーがアドミッションの視点から見た際のよいネタとの間にギャップが多々あったので、自分でネタを選別するのは、非常に難しいことを痛感した。したがって、自分の持っているネタの中からもっともアドミッションを惹きつける新鮮なネタを見抜く“目利きの力”が、どのぐらいカウンセラーにあるかが、重要だと思う。よいネタを出しやすい環境をお互いに作る為に信頼でき、相性のあうカウンセラーを探すのが重要だと思う。彼は、丁寧親切かつ顧客の状況把握のうまい、私にとって最良のカウンセラーであったと思う。

インタビュー

エッセイカウンセリングと同じカウンセラーと模擬インタビューを行った。インタビュー後に細かなレポートを送付してくれるので自分の強み弱みがすぐにわかり、弱点克服、強みの更なる強化に役立った。
Kelloggのインタビューは、エッセイ作成前にEvanstonで受けた。飛行機でたまたま隣になった人と話しているような気さくな雰囲気の中で行われた。エッセイ書いていないのにインタビュー受けるの?という意見もあったが、インタビューを受けた後にエッセイを書いたので、インタビューとエッセイの相乗効果を効果的に高める事ができたと思う。エッセイ作成前インタビューは、他校で最低一回は、エッセイを書いてから行ったほうがよいかと思う。こういった事ができるのは、基本的にすべてのアプリカントをインタビューしているKelloggの受験システムのおかげである。

Kellogg受験に際して

受験した際には、知らなかったのだが、Kelloggは、2008年からGlobal科目の必修化などGlobal leader養成のための関連科目の強化を打ち出している。そういった流れの中で、異文化コミュニケーションで苦労した経験や多国籍なチームでリーダシップをどう発揮したかなどをエッセイに記載したのがよかったと思っている。普段の仕事でそういう機会のない方は、ボランティアなどを通して積極的にそういった活動するのも一つの方法かと思う。

受験生へのメッセージ

Kelloggが、第一志望の方もそうでない方も、ぜひ一度エバンストンに来てKelloggの良さを自分の目で確かめてください。MBA取得にかける総費用から比べると微々たる費用で、MBA進学後の学校の雰囲気や生活環境が、自分にあっているかを確かめる事ができ、非常に有効だと思います。複数の学校をビジットされるとよくわかりますが、学校の環境や校風も想像以上に異なっています。私もKelloggに合格前と合格後の2回ビジットし、Kelloggに進学を決めました。