その他の業界出身者の受験体験記 Class of 2007 – 2013

Case3:外資IT企業勤務の男性

プロフィール

コース MBA(2Y)
性別 男性
学歴 2002年 慶應義塾大学環境情報学部卒業
海外経験 米国5年間(中学2年~高校 卒業 現地校)
職歴 外資IT企業5年間
職務概要 営業5年間。大規模アカウント向けITアウトソーシング提案に従事

Why MBA

1点目はMBA取得後、投資銀行、国連機関、コンサルタンティングファーム等のグローバルな環境で活躍する父から受けた影響です。父からは「ビジネス経験を5年くらい積んでからMBAにいくことで将来のキャリアの選択肢が広がるので挑戦すると良い」と就職したころから言われてきたことから、入社当時からMBAを意識していました。

2点目は経営者の視点を身に着ける必要性を感じたからです。大規模なITアウトソーシングは年間契約金額が数百億円にも上るケースもあり、提案時にはその必要性を経営者レベルに訴える必要があります。クライアント企業が置かれた経営環境を正しく理解し、経営課題の解決策となるITアウトソーシングの提案を説得力を持って行う必要がありました。経営者が必要とする知識を体系的に学び、それらを活用するスキルを身につけるにはMBAが最適であると考えました。また将来は実際に経営者として活躍するというキャリアゴールを持っており、人を魅了し組織のポテンシャルを最大限引き出すリーダーシップ力を高めたいという目的意識もMBAを目指した理由のひとつです。

Why Kellogg

プログラム面ではGeneral Management全般に強みを持っていること、授業のスタイルがレクチャースタイルとケーススタディスタイルでバランスよくとられていることに着目をしました。授業・クラブ活動等、非常に多くの場面でリーダーシップを取る機会に恵まれていることも魅力的でしたが、最大の理由は学生同士が切磋琢磨しあう風土とそれを育むKelloggの学びのスタイルにあります。Kelloggではほとんどの授業でグループワークが課されており、グループメンバーはお互いの評価を行いその評価は成績の一部として反映されます。また授業ではクラスメートの学びにプラスになる発言が高く評価されます。言語のハンディがある外国人学生にとってグループワークや授業の発言で力を発揮し貢献をすることは決して容易ではありません。毎日のようにそのプレッシャーと戦いながら緊張感を持って学びを継続することで、2年間の学びがより効果的になり、自分のスキルを高めることが出来ると考えました。学生同士がお互いを尊重しあいながらグループワークを進めることで生まれる、Kellogg生ならではの連帯感を感じたいという強い思いを持っていました。

受験スケジュール

2005年10月 TOEFL(CBT)勉強開始。
2005年12月 TOEFL(CBT)終了
2006年1月 GMAT勉強開始。予備校に通い始める
2006年6月 仕事でほぼ毎晩タクシー帰りという生活が続いたため、MBA受験延期を決意
2007年4月 MBA受験再開。違うGMAT予備校に通い始める。
2007年5月末 予備校終了。予備校の仲間とグループ勉強会を毎週末行う。同時にTOEFL(iBT)の勉強を開始。
2007年7月 TOEFL(iBT)第1回目
2007年8月 TOEFL(iBT)第2回目 終了。
2007年9月 GMAT第1回目。エッセイカウンセリング開始。
2007年10月 エッセイを本格的にはじめる(Why MBA、Career Goal)。GMAT第2回目。
2007年11月 個別の学校のエッセイを書き始める。GMAT第3回目。目標点に全く達する事ができず焦る。
2007年12月 各校のエッセイ書き上げが佳境に入る。GMAT第4回目。終了
2008年1月 正月返上で出願書類をそろえ、6校出願完了。インタビューレッスン開始。
2008年2月 インタビューのためにKelloggをビジット。
2008年3月 Kelloggより合格通知!

TOEFL

全て独学で学びました。CBTに比べてiBTではリスニングが長くなったので苦労しました。模擬試験問題を通勤電車の中で早回しで毎日聞くトレーニングを行いなんとかクリアしました。またSpeakingも慣れの問題もあり苦労しましたが、参考書に載っている模範解答をテンプレート化しそれに基づいて回答することで、点数を出すことが出来ました。

GMAT

緊張をしてしまう性格でテストは全般的に苦手ということもあり、受験中最も時間を費やしました。準備は3つのフェーズに分けて行いました。1つ目のフェーズは理論立てて答えに行き着くことを目的とし、過去問を闇雲に解くのではなく、どういうプロセスでなぜその回答に行き着いたかを丁寧に考えながら過去問を解きました(自分で参考書の解説を作るイメージ)。ここではあえて時間は気にしません。MATHは100% VERBALは80%近く正解できるようになったら、2つ目のフェーズに進みここでは問題あたりの時間をきっちり計り時間内で回答する練習をしました。最後のフェーズでは4時間の試験を全て通して模試を行う練習を繰り返しました。

エッセイ

エッセイに重要なことは魂をこめて書いているかだと思います。同時に読み手側にその魂が伝わる書き方をする必要があると考えています。Why MBA? Why Kellogg? Short/Long Term Goal 等のエッセイの骨格となる部分に関しては魂をこめて書くために、エッセイを書き始める前に、Whyを最低3回繰り返して自分の考えを深めることをカウンセラーとのディスカッションを通じて行いました。またその考えを家族、友人、同僚等なるべく多くの人に語り意見をもらうこともしました。カウンセラーとのディスカッションを経る事でエッセイに盛り込むべきエピソードや自分の強みが浮き彫りになり、オリジナリティを出すことが出来たと考えます。これを疎かにすると筋の通ったロジカルなエッセイは書くことが出来ますが、世界中から集まる何千通ものエッセイに埋もれてしまい、自分自身の魅力を伝えきれない結果になると思います。

インタビュー

インタビューは自分が持つ「人間力」を証明する絶好の機会です。レジュメやエッセイで書いた内容をロジカルに完結に説明できることが最低限の求められていますが、それ以上に「人間力」を伝えるためには「熱く語れること」と「自信」が重要だと思います。レジュメやエッセイに書いたエピソードについては自分はどんな苦労をして、どんな気持ちでなぜそういう決断をしたのかきっちり整理して相手に伝える練習をしました。またエッセイカウンセラーに模擬インタビューをしてもらいその様子をビデオに撮影し、カウンセラーから指摘を受けた点を改善していきました。レジュメ、エッセイには書ききれなかったエピソードについても説明できるように準備を行いました。

Kellogg受験に際して

Why Kelloggで書いたとおりKelloggはグループワークがほとんどの授業で課されており、また学生同士が切磋琢磨しあう風土を持っています。そのことからAdmissionは他の学校以上に受験者のKelloggへのフィット感を重視すると思います。よって出願書類や特にインタビューでは単に過去の実績をアピールするのではなく、人としての魅力を訴え、Kelloggの風土は自分が学ぶ上で重要な意味を持っているということを訴えることが重要だと思います。

受験生へのメッセージ

精神的にも体力的にも非常に厳しかったMBA受験ですが私は、助け合える受験仲間と、応援してくれる家族や友人に支えられ様々な困難な局面を乗り切ることが出来ました。MBA受験は自分自身を人として成長させることが出来るプロセスでもあると思いますので合格を勝ち取るためだけの活動ではないと考え、困難で長いプロセスを是非乗り切ってください。