アフリカでのExperiential Learningの体験談

Class of 2017のSHです。

Kelloggには、Experiential Learningの機会がいくつもありますが、その中でも、この春休みにMedical Technologies in Developing Countries(KPPI-973)という授業の一環でAfricaはMalawiという国に2週間滞在して来たので、そのプロジェクトについて書こうと思います。

この授業は冬学期後半、春休み2週間、春学期前半にかけて行なわれるもので、今年の参加者26名は、大多数がHealthcare業界出身者か、就職希望者で、その中でも数名いたパートタイムMBA生には、医療機器メーカーのInnovation Team Manager、
病院のInternal Consultant、病院のResearcherなどの強者もいました。そんな中、Healthcareド素人の自分が貢献できるのか、そもそも議論について行けるのか、かなり不安でした。

最初の授業にはゲストスピーカーとして、Bill & Melinda Gates FoundationのCristina Giachetti (Deputy Director of Diagnostics in the Global Health Program)を迎え、Gates Foundationのグローバルヘルスプログラム(要はアフリカなど新興国での医療事情改善)の最近の戦略変更につき紹介を受けました。
今年のプロジェクトは、Gates Foundationの戦略変更に伴い、アフリカにおける病気の検査(治療ではなく)を改善できるようなMed Techを考案するというものでした。

冬学期に行われたアフリカ渡航前授業では、渡航先の国の人口動態やHIVなど伝染病の蔓延状況の推移などについて、レクチャーを受けたり、リサーチの上プレゼンしたりと理解を深めました。
(成人人口の3割がHIV保有者との衝撃の事実!)
また、IDEOというデザインコンサル会社からゲストスピーカーを迎え、デザインシンキングのワークショップも行われるなど、かなり充実した授業でした。

その後、13人ずつMalawiとZambiaに2週間滞在し、現地の政府(日本でいう厚生労働大臣など)、病院、検査機関、検査薬のベンダー、システム会社、運送会社、その他Healthcare関連のNGO/NPOなどを訪問しました。患者が来院しサンプル抽出した後、検査機関にてサンプルの検査が行われ、結果が患者に戻される前の一連の流れを追うことで、現在の医療現場での課題の理解に努めました。

訪問先のいくつかは事前にアポを取っていましたが、大多数のアポは現地についてからのコールドコール&飛び込みでした。
「我々アメリカのMBAの学生ですが、この病院の検査チームの責任者に会いたいです」という日本やアメリカでは考えられない無茶振りを連発しましたが、現地の方はとても親切に対応してくれました。

特に印象的だったのは、我々が突撃訪問した病院の院長に「30分時間を欲しい」とお願いしたら、「今忙しいから15分にしてくれ」と時間短縮要請されたにも関わらず、会話が弾み、結果的には1時間半以上付き合ってくれ、最後には向こうから一緒に写真を撮りたいとも言ってくれました。

また、あるときは、検査用血液サンプルの輸送ドライバーに同行し、街から車で1時間離れた辺鄙な農村の医療機関にいきました。そこは、携帯の電話は途切れ途切れ、病院は主要な建物を除き電気が通っていないというインフラ事情で、先進国的発想で、病院のパソコンをWifi経由、クラウドにつないで、リアルタイムで患者の医療情報を更新・共有するなんてことを全然無理だなと、現地に行き、新興国なりの難しさを体感しました。

2週間毎日そんな真面目なことをしてたかというとそうではもなく、週末にはMalawi Lakeに浮かぶMumbo Islandという無人島のロッジ(電気・水道なし)に泊まり、13人の仲間と湖で泳いだり、カヤックしたり、島中をハイキングしたり、星を見たり、飲んだり、と楽しい時間を過ごしました。
Kelloggの学生の多くは、一年生の最初の学期が始まる前のKWESTで仲良い友達を作りますが、今回一緒にMalawiに行ったメンバーはKWESTiesよりも深い関係になれ、公私ともにかなり充実した2週間を送ることができました。

今は、2週間後に迫った最終プレゼン(Gates Foundationからも審査員が来てくれます)に向け、現地での課題に対し、実行可能なSolutionを考案し、プレゼンにまとめあげているところです。Malawiで築き上げたチームワーク・信頼関係があるので、ディスカッションもより深く、よりスムーズに行なえていると思います。

冒頭、ヘルスケアのバックグラウンドがない自分でも授業に着いて行けるか心配していると書きましたが、かなりよくオーガナイズされたコースであり、必要な知識はすぐ得られたこと、また戦略思考やサプライチェーンの考え方など、ヘルスケアの専門家の持ち合わせていない自分の強みなどを活かし、それなりに貢献できているのではないかと思っています。

ということで、ヘルスケアに興味がある人だけでなく、Technology、Social Impact、起業、Innovation、デザインシンキング、オペレーション、コンサル、アフリカ、旅行、友達作りに興味がある人にもオススメのコースです。

Experiential Learning全般や、他の授業については、また別の機会に書こうと思います。

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