Experiential Learningのすゝめ

またまたClass of 2017のSHです。

前回アフリカでのExperiential Learningの体験談を書きましたが、今回は自分のKelloggでのハイライトともいえるExperiential Learningについて書きたいと思います。

そもそも、Experiential Learningとは何かというと、教室で学んだ知識やこれまでのキャリア・経験を活かして、リアルな問題に取り組むというコンセプトで、多くの場合、実際のクライアントに対して、何らかの価値を提供するものです。KelloggのOfficial HPにExperiential Learningについていろいろとまとめてありますが、自分が受験生時代これを見て、わかったようなわかってないような感じがしてました(だいたいそんなときはわかっていない)。Visualで比較的わかりやすく分類してある内部資料があるので、こっそり堂々とブログにアップしてみますので、以下PDFご参照ください。
Experiential-Learning-Categories-FTMBA

数ある授業の中、自分が履修したExperiential Learningと、自分の担当・経験したテーマは以下の通りです。(履修順)
• Marketing Strategy (MKTG-466):架空の2業界におけるマーケティング戦略の立案・実行に関する8週間チーム対抗でのPCシュミレーション
• Marketing Research and Analytics (MKTG-450):住宅メンテナンス関連のIT起業家に対し、Customer Insightに基づいた事業戦略の策定・提案
• Leadership and Crisis Management (KPPI-440-5):災害などの危機での情報収集・判断・コミュニケーションに関するPCシュミレーション
• Cross-cultural Negotiations (MORS-474):複数の利害関係者の関わる模擬交渉
• New Venture Discovery (KIEI-462):学生チームで起業アイデア(ミュージシャン・ファン・投資家をつなぐプラットフォーム)の立案、投資家へのプレゼン
• Medical Product Early Stage Commercialization (KIEI-911):Healthcare IT Startupに対し、Fund Raisingのコンサルティング、投資家へのプレゼン
• Medical Technology in Developing Countries (KPPI-973):アフリカでの2週間の現地調査に基づき、発展途上国の医療を改善するInnovation Ideaを立案、Gates Foundationなどに提案
• Product Management in Technology Companies (KIEI-932):FinTech企業に対し、Legacy Appの刷新に向けたコンセプト立案、プロトタイプの作成

上記の他に、授業ではないですが、学生主催の地元NPOへのコンサルを行なうKellogg Impact Consulting Club(KICC)に参加しました。

必修授業の終わった一年生の春学期以降、毎学期Experiential Learningを取って来ましたが、通常の授業と比べ、以下の点がExperiential Learningの魅力だと感じています。
リサーチ能力:必要な情報がすべて与えられるケーススタディと違い、自ら情報を取りに行く必要があります。何を証明するために、どのような情報が必要で、どうやったらそれが手に入るのか、その手に入れた情報を如何に加工するのかという、コンサルで不可欠な情報収集・処理能力が鍛えられます。
学生のやる気:実際のクライアントに対し価値提供する必要があるため、学生が本気で取り組むこと、通常の授業よりワークロードが重いためやる気のある学生が集まることから、周りの学生と真剣に取り組むことで、通常の授業より深い学びのチャンスがあります。更に、仕事とは異なり、あくまで学生という身分なので、安全な環境下で(昇進などに影響しないので)、失敗を恐れずチャレンジすることができる点でMBAで経験する価値はあると思います。
新しい業界・業種でのトラックレコード:Kelloggでは業界業種にフォーカスしたExperiential Learningが提供されているため、キャリアスイッチを希望する学生には、新しいキャリアを切り開く絶好のチャンスとなります(Resumeに記載する人も多いです)。例えば、PEやVCに興味がある人は地元のファームでパートタイムのインターンのようにして働くPE Lab、Venture Labというものや、投資に興味のある人には、Northwestern大学の寄付金ファンドを運用するAsset Management Practicumなども用意されています。コンサル志望の人は、かなり多くのExperiential Learningが役に立つと思います。ちなみに、コンサル志望の人は以前 Kelloggにおけるコンサル就活について というブログを書いたので、ご一読頂ければと思います。

海外に行くプロジェクトといえば、GIMという印象があるかもしれませんが、全部で5種類の選択肢があります。
GIM:基本は、訪問先のお国柄と産業の理解が目的で、行先はアフリカ、南米、アジア、ヨーロッパ
Global Lab:発展途上国の企業へのコンサルティング、行先は行先はアフリカ、南米、アジアなど
Medical Technology in Developing CountriesExperiential-Learning-Categories-FTMBA:発展途上国のHealthcareを改善するようなTechnologyを考案(過去は開発途中のTechnologyを如何に市場にマッチさせるかというのがテーマだったこともあるようです)、行先はアフリカ
Kellogg Corps:授業ではなく学生主催の2週間程度の海外プロジェクト(主に現地のNPOやスタートアップがクライアント)で行先はアフリカ、南米、アジアなど
Trek:学生主催の観光メインの旅行、行先はMorocco、Israelなど。

全学生に対し、海外プロジェクトが必須となっている学校もあるようですが、Kelloggでは、あくまで選択科目として提供されており、Applicationを行なうものと、他の授業同様Bidにて履修するものとがあります。それではKelloggのExperiential Learningって大したことないのかというと、全くそうではないと思います。というのも、選択科目扱いのため、興味・やる気のある学生が集まっていること、教授のサポートが得やすいこと(同時期に数百人の生徒が履修する訳ではないので)、幅広い授業が提供されていることが理由として挙げられます。興味ある方は、PDF上に各授業の説明へのリンクがあるので、ぜひ覗いてみてください。


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