日系メーカー出身者の受験体験記 Class of 2007 – 2013

Case4:自動車メーカー勤務の男性

プロフィール

コース MBA(2Y)
性別 男性
学歴 2000年 大阪大学大学院理学研究科修士課程修了
職歴 自動車メーカー、勤続年数9
職務概要 技術部で研究開発に6年間従事、その後、人事部で3年間、会社組織の企画・管理に携わる

Why MBA

MBAを目指すきっかけは、会社組織の企画・管理を通じて、経営課題とその取り組みへの興味・問題意識が高まったことでした。具体的には、自社の肥大化した組織、成長の質的中身の薄さ、マネジメント構造の限界等を踏まえ、ターニングポイントを迎えており、舵を切り直すinitiativeを取りたいと感じていました。

では、どう切り直すか?①マネジメント構造を見直し、意思決定をスピードアップさせること、②中長期的にメーカーの持続的成長を支える原動力としてイノベーションを生み出し続ける仕掛け・組織を作ることであると考えました。そしてその実現方法を考えたとき、エンジニア、人事担当としての経験、(学部時代の)海外留学経験を最大限活用しつつ、MBAで、General Management、Strategy、Entreについて学ぶことが非常に有効であるとの結論に至りました。

Why Kellogg

以下の3点からKelloggは私の第1志望校でした。

①カリキュラム:専攻する予定のGeneral Management、Strategy、Entreに強い。さらに、体系立てた知識の吸収だけでなく、Hands-on Learningの充実したプログラムで知識の肉化ができる。

②カルチャー、校風:チームワーク重視、学生主体の校風であること。自身が製造業出身であること、及び今後のキャリアの中で大きなプロジェクトになるほど多くの人が関わり、チームマネジメントが必要になるため、類似した環境を選択したかった。

③住環境:家族連れにやさしい(治安も良い)生活環境であること。家族にとってもMBA留学同伴の経験を楽しんでもらいたい(即ちそれは、自分自身が勉学に専念できることにも繋がる)。加えて、ある程度、都会の生活・文化を享受できるロケであること。

受験スケジュール

2008年1~2月 GMAT Verbal対策講義受講
2008年3月 GMAT AWAビデオ学習実施
2008年4月 GMAT1回目
2008年6月 レジュメ作成
2008年7月 エッセイ執筆開始
2008年8月 GMAT2回目
2008年9月 出願書類ポートフォリオ・戦略再チェック、GMAT3回目
2008年11月 GMAT4回目
2008年12月 GMAT5回目
2009年1月 R2で7校出願完了、KelloggのInterviewを実施。
2009年2月 キャンパスビジット、Interviewの実施
2009年3月 Kellogg含む3校に合格

GMAT

GMATには本当に苦しめられましたが、その中で得た自身の気づき、及び工夫点は以下の2点です。

①如何に本番同様のプレッシャーの中で実力を発揮できるようにするか?が肝だと思います。日々の学習時、GMAT Prep等でも緊張感を持って取り組むのは当然のこと、制限時間を厳しめにして自分自身を追い込む、本番と全く同じ時間帯に何度もPrepをこなし、精神的・肉体的なコンディションの作り方を研究する等しました。

②①とも通じますが、コンピューター上での問題形式に十分慣れる必要があります。普段の学習は問題集、ホワイトブック等書籍型が中心となるため、本番ではPC上の問題・選択肢が読みにくくなります。これが解答速度が落ちる原因になります。よって、Prep、GMAT KING等を利用して本番と同様の問題形式に慣れることが重要です。

エッセイ

以下のような手順で準備を進めました。

①各設問に対するレスポンスのOutline(どの質問にどういうネタで答えるか)を作成し、カウンセリングのたたき台として使用しました。

②ネタの選定の妥当性をカウンセラーと議論し、必要に応じて修正。その後、Storylineを確認・決定しました。

③カウンセラーのアドバイスを受けながら、段落構成、表現、文法についてどんどんBrush up。ちなみに、英語と日本語はそもそも文章構成が異なるので慣れるまで注意が必要だと思います。例えば、英文では、段落の要約をTopic Sentenceとして段落始めに明示し、その後、詳細情報が続くというスタイルが有効のようです。

また、エッセイ作成には、1校目に約2ヶ月(通常より若干長め?)、その他は1~2週間/校程度の時間を費やしました。

インタビュー

以下の3点に留意してインタビューに臨みました。

①MBA AdmissionのInterviewは、日本で言う面接とは異なり、比較的casualで普段の会話の延長のような感覚だと思います。従って、Qに対してAする必要は当然ありますが、決して事務的なQとAのやりとりとせず、自然な応答になるよう心がけました。効果的な戦略として、例えば、Interview中に受験者から(最後の質問タイムまで待たずとも、話題に関連する)質問をする等、積極性を見せるようにしました。

②会話を楽しみながら、面接官、受験者双方が気持ちよくコミュニケートできることが最も重要だと思います。面接官は、受験者の人となりを把握するだけでなく、学校の代表者としてPositiveな印象を持ってもらいたいはずですので(学校の強みを自分の経験から語る、受験生の質問には的確に答える等)、Win-winの関係になるように質問内容にも十二分に注意を払いました。

③回答を暗記しないこと(Emotionが伝わらない)。

Kellogg受験に関して

合格した今、出願プロセス全体を振り返ってみて、合格のために一番大切だと思うことは何か?それは、ガッツです。毎晩夜中の3時まで勉強して臨んだ5回目のGMATでも目標に遠く及ばない点数が出たり、すべり止めのはずの学校の合否がWaitlistとなったり、もうダメかと思うことが何度あったことか分かりません。その度に自分のやってきたことを信じて何とか乗り越えてきました。一番大切なのは、悔いのないよう全てやり切るガッツです。そうすれば必ず道は開けます。

受験生へのメッセージ

出願プロセスで自分自身のキャリアについて深く考えたり、異なる業種の方々と話をしていろいろ気づきがあったり、とMBAはその準備プロセスですら多くのinspirationを与えてくれます。その貴重なMBA留学のために、やれることは全てやり尽くして下さい。走った距離はあなたを裏切りません。