日系メーカー出身者の受験体験記 Class of 2007 – 2013

Case5:日系電機メーカ―勤務の男性

プロフィール

コース MBA(2Y)
性別 男性
学歴 京都大学情報学研究科修士課程修了(2004年)
海外経験 幼少期の6年(カナダ)
職歴 6年と3ヶ月
職務概要 大手メーカのIT部門に所属し、グローバルサプライチェーンの最適化に従事

Why MBA

一言で言うとキャリアチェンジですが、以下の3点を実現するためにはMBAが最善の道であると考えました。

①日本のメーカでオペレーションの改善等のコスト削減視点の業務をしていく中で、いくらオペレーションを最適化し、安いコストで良いモノを作っても、企業としてのブランディングやマーケティングで差別化ができていなければモノが売れないという現実があった。逆に多少オペレーションに非効率性があってもマーケティングやブランディングで成功している起業は多い。そこで、ブランディングやマーケティングにキャリアチェンジをしたいと思うようになる。

②世界をバックパッカーとして放浪する中で、国家間の貧富の格差を肌で感じ、先進国の富が後進国の犠牲の上に成り立っていてはダメだと考えるようになる。将来的にこのような問題に取り組めるSocial Enterpriseに携わりたい。

③ありきたりですが、グローバルに通用するビジネススキルを身に付けたい。

Why Kellogg

①マーケティングに強い
マーケティングへのキャリアチェンジを考えていた私にとって、数多くあるMBAの中でもNo.1クラスとも言えるKelloggのマーケティングは非常に魅力的でした。

②Social Entrepreneurshipにも強い
これも、自分のゴール実現のために非常に大きなファクターでした。KelloggにはSEEKというSocial Entrepreneurshipに特化したメジャーもあり、マーケティングとのダブルメジャーも可能であったため、自分にはぴったりの学校でした。

③チームワーク
グローバルに通用するビジネススキルを多様なバックグラウンドを持つメンバーの中で生きるチームワークスキルであると定義付けていました私にとって、Kelloggのチームワークに重点を置いたラーニングスタイルは絶好の環境だと確信していました。

受験スケジュール

2008年11月 MBA受験を思い立つ。TOEFL勉強スタート
2008年12月 TOEFL1回目91
2009年1月 TOEFL2回目95
2009年3月 TOEFL3回目110 TOEFL終了&GMAT勉強スタート
2009年6月 GMAT1回目680(M:50, V:31, AWA:3.5)
2009年9月 GMAT2回目690(M:50, V:31, AWA:4.0) GMAT終了(断念)&ESSAYスタート
2010年1月 Kelloggを含む6校に出願(2nd Round)&Kelloggインタビュー
2010年3月 KelloggよりCongratulationメール受信。受験終了!

TOEFL

出願スコア:110 (R 29 , L 29 , S 24 , W 28 )

なまっていた英語力を取り戻すために帰宅後の時間と休日を利用してひたすら市販の参考書を利用して勉強しました。また、ListeningのためにCNNやBBCのPodcastをダウンロードしては通勤時間に聞いたり、Speakingの練習のため、家での独り言を英語にしてみたりしました。ある程度の英語力が付いたら、最終的には試験慣れ(時間配分)と会場選び(隣の受験生との距離等)が重要だと思います。

GMAT

出願スコア:690 (M 50, V 31, AWA 4.0 )

TOEFLも同様ですが、地方在住だったため、近くに予備校がなく仕方なく独学でのGMAT受験となりました。もともと理系だったためMATHは単語のみの勉強で大丈夫でしたが、VERBALは苦労しました。AMAZONで評価の高かった参考書とOfficial本を繰り返し勉強しましたが、結局スコアは伸びず(内訳の点数は一緒だったが、合計点のみなぜか10点UP!)、2回目でGMATに見切りをつけてしまいました。GMATについては解法のコツがあるはずですので予備校で学んだ方が効率が良いのではと思います。

推薦状

各校毎に質問が微妙に異なるため、推薦者のワークロードもかなりのものになります。早めにお願いするのがお勧めです。私費受験の場合、現上司に頼むかどうかで悩むかと思います。私は結局元上司2人にお願いしました。現上司の推薦状がない理由をきちんと説明すれば、特に不利にはならないと思います。

エッセイ

アドミッションは気の遠くなるほど数多くのESSAYを読んでいるはずなので、その中で印象に残るために他のアプリカントと違う「自分らしさ」を出すことを常に意識しました。また、ここでは迷わずカウンセラーを利用しました。カウンセラーを利用する利点は「客観的な視点」と「きれいな言い回し(構成)」を得られる点だと思います。

一方、反省点としてはキャンパスビジットや学校説明会等に出席できなかったために各ビジネススクールの情報を十分に得られず、ESSAYに各ビジネススクールへの情熱を十分に盛り込めなかった事が挙げられます。

インタビュー

インタビューについては練習に尽きると思います。カウンセラーとの練習は2回程しかしませんでしたが、Accepted.com等のWEBを参考にして想定QA集を作り、必ず伝えたいポイントを明確にした上で、繰り返し練習しました。また、自分の回答を録音し、「えー」などという自分の癖を認識して改善していきました。

Kellogg受験に関して

入学選考において、GMATやGPAももちろん重要な要素であると思いますが、何よりもその学校とのFITが重要な要素であると思いました。それは自分のキャリアゴールと学校の提供するプログラムとのFIT、自分の身につけてきた知識・経験と学校の求める能力とのFIT、そして自分の性格と学校のコミュニティとのFITだと思います。おそらくアドミは必死に自分の学校とFITする人材を選び抜いています。ただ、このFITを限られたESSAYと1時間足らずのインタビューでアピールするにはやはりその学校に関する下調べが重要だと思います。そのためにはキャンパスビジットしたり、在校生や卒業生とコミュニケーションをとったりするなど積極的に情報収集に努めることが非常に有効だと思います。

受験生へのメッセージ

MBA受験はまさに社会人と受験生の二束のわらじを履かなければならないハードなものでした。さらに私の場合、地方在住ということもあり、完全に孤独な受験生活でもありました。しかし、そんなMBA受験は自分自身の過去、現在をじっくり振り返り考え、自分のゴールを熟考する良い機会を与えてくれました。そして、限られた24時間を有効に使うためのタイムマネジメント力を養う事もできたと思います。ただし、このような過酷な生活を1年以上続けられたのも、「意地でも行く!」という断固たる決意があったからだと思います。皆さんもぜひ自分をモチベートする意義をMBAに見出して、人生一回切りのMBA受験を楽しんでください。