日系金融・証券会社出身者の受験体験記 Class of 2007 – 2013

Case1:資産運用会社勤務の女性

プロフィール

コース MBA(2Y)
性別 女性
学歴 99年慶應義塾大学経済学部卒
海外経験 旅行程度
職歴 日系資産運用会社にて6年間
職務概要 株式調査(食品、トイレタリー、小売業界等)の仕事をしていました。

Why MBA

  1. 経営全般に関する興味仕事を通じていろいろな経営者の方とお話しする機会が多く、その度に、マネジメントや経営戦略分析、マーケティングといった経営全般に必要な知識が欠けていることを痛感していました。業務を通じてだけでは、体系だった習得がなかなか難しいため、ビジネススクールで2年間しっかりと知識を身につけたいと考えました。
  2. 「経営者を目指す人材」への興味起業を志したり、既存の大企業の経営者になったりする人は、いったい何を考え、どういう知識を持ち、どういう思考回路で動いているのかということをそばで感じ、理解してみたいと思っていました。また、そういう人たちと濃い交流を持つことで、自分自身もリーダーとしての行動基準のようなものを身につけたいと思っていました。
  3. ファイナンス知識のブラッシュアップ6年間同じ業務に従事していたため、ラーニングカーブがどんどん緩やかになっていくのを感じており、この辺で一旦立ち止まって得意分野を広げ、しっかりとした基礎を身につけたいと考えていました。ファイナンスが強いという印象があまりなかったケロッグですが、入ってみると非常に選択科目が充実しており、期待以上の内容でした。

Why Kellogg

  1. カルチャー言われ尽くされていることですが、協力的な校風は非常に大きな魅力でした。言葉のハンデを考えると、自分の殻に閉じこもっている暇などないくらいにチームワーク・協力重視の校風のほうが良いだろうと思っていました。
    また、お会いした卒業生・在校生の人柄や体験談も大きな決め手となりました。ケロッグのためになることだからと忙しい時間を割いて会って下さったり、メールでの質問にも丁寧な答えが返ってきたり、掲げている校風そのままの印象を受けました。(入ってから分かりましたが、これは日本人卒業生に限らず、ケロッグ全体に言えることです。どの国の学生に聞いても、ケロッグの同窓会はサポーティブなことで有名だそうです。)
  2. カリキュラム経営全般に亘る知識を身につけることが留学の目的の一つであった為、しっかりとしたコアカリキュラムがあることを重視していました。選択科目を取るようになって実感しましたが、学生同士でディスカッションする際、体系だった知識をお互いがきちんと身につけていることは議論の質を大きく高めます。
    さらに、マーケティングに偏りがちな日本でのイメージと違い、ミクロ経済学を用いた経営戦略分析、アントレ、ファイナンス系科目の充実も魅力でした。
  3. ラーニングスタイル校風とも重なりますが、グループワーク重視のラーニングスタイルは学習効果を高めます。ディスカッションによって理解が深まるだけでなく、組織のマネジメント、議論の誘導、ゴール設定、自分の得意分野の見極め等、経営に必要な要素を何度となく繰り返して実践する過程がグループワークです。グループワークに慣れないうちは、一人でやったほうがよほど効率的と思うこともありましたが、慣れてくると、作業時間を最小に抑えながら効率よく進めるスキルも身についてきます。

受験スケジュール

2002年 証券アナリスト受験が終わったこと、さらに株式調査の仕事を始めて4年目となり、徐々に経営全般への興味が出てきたことから、MBA留学を考え始める。受験に必要なものを調べ、まずはTOEFLを受けてみたものの、何とCBT200点以下という悲惨な点数に愕然とし、勉強を始める。
2003年 毎月TOEFLを受け続ける。夏休みを利用して、GMATの勉強も少しずつ始める。社費留学生試験に応募するも落選。
2004年3月 3回目の応募で、やっと社費派遣留学生に選ばれる。この時点でGMAT未受験、TOEFL250点程度。
2004年4-5月 予備校にひたすら通い、GMATとTOEFLの勉強。
2004年7月 第1回のGMAT受験(600点)。エッセイだけは早いほうがいいだろうと考え、カウンセリングサービスを利用してでエッセイ及びインタビュー対策を徐々に開始。スコアはいつか出るだろうと信じてトップスクールのエッセイに取り組み始めたが、回りが着々と結果を出していく中TOEFLもGMATもスコアが出ず辛い時期。
2004年10月 TOEFL受験終了。
2004年11月末 ケロッグを含む3校にキャンパスビジット。在校生にお会いしてエッセイやインタビューについてのアドバイスを頂く。この時点でまだGMATは600点台前半。
2004年12月末 4回目のGMAT。終了。
2005年1月 セカンドラウンドぎりぎりで、ケロッグ含む7校に出願。
2005年2月 2校から合格通知を頂く。
2005年3月 ケロッグから合格通知。

TOEFL

予備校、市販教材

GMAT

予備校2箇所、オフィシャルガイド。

エッセイ

予備校のカウンセラーについて一通り書き上げましたが、今ひとつ内容が弱いような気がしてならず、元MBAアドミッション担当者に添削してもらえるオンラインサービスを利用しました。このオンラインサービスではどのエッセイも相当手直しされ、対面のカウンセラーよりもよほど的確なアドバイスをもらえたと思います。

インタビュー

予備校でのエッセイカウンセリングの時間を何度かインタビューレッスンに使わせてもらいました。想定される質問1つにつき、答えのポイントを3つにまとめた資料を作り、内容を整理するように心がけました。エッセイで利用したオンライン添削サービスの会社が提供している電話インタビューレッスンも何度か受けました。

Kellogg受験に際して

受験開始当初は、「今ひとつ特色が分からない、あえて言えばマーケティングに強い学校?」といった程度のイメージしかなかったケロッグですが、カリキュラムやカルチャーについて調べるうちに、上にも書いたとおりその特徴とバランスの良さに惹かれるようになりました。ただ、公開されている情報だけではどうしても具体的なイメージがつかみにくかったため、MBAフェアのブースでお会いしたケロッグ卒業生の方にお願いして似たバックグラウンドの卒業生を紹介していただき、直接会ってじっくりお話を伺いました。お会いした複数の卒業生から、「あの2年間をこれから過ごせるなんて、すごく羨ましいです」と言われたことが印象に残っています。
11月下旬のキャンパスビジットでは、アドミッション主催の学校ツアーに参加し、アメリカ人在校生・受験生からまた違った視点で話を聞くことができました。また、多くの日本人在校生が集まって下さり、アドバイスを頂いたのもエッセイを書く上で大変参考になりました。

受験生へのメッセージ

長い受験プロセスでしたが、スタート地点がこれだけ低くてもどうにかなるという例の一つとして参考になれば幸いです。今思い返しても、特に受験直前の半年ほどは非常にストレスフルな日々でしたので、適度に息抜きしながら頑張って頂きたいと思います。ご健闘をお祈りしています。