授業紹介:Accelerated Corporate Finance

Class of 2020(1年生)のMです。だいぶ時間が経ってしまいましたが、秋学期に履修した授業の紹介です。Kelloggのコア科目の1つにFinance Iがあることは前回お伝えしましたが、選択科目にその発展的内容をカバーするFinance IIという科目があります。そして、さらにFinance IとFinance IIを1つの科目にまとめて、Finance Iに代わってコア要件を満たす科目が、今回お伝えするAccelerated Corporate Finance(通称ACF)です。通常2科目の内容を1科目に凝縮して行いますので、内容が濃くスピードも速く非常にハードです。このクラスはコア科目に該当しつつも、秋学期前にオンラインテストがあり、そのテストで一定の点数を取った学生に受講資格が与えられます。

私のクラスは、2000年にKelloggの“Professor of the Year”を受賞するなど古くからKelloggに在籍するMitchell Petersen教授が担当でした。10週間の授業では、リスク・リターン、バリュエーション、投資戦略、配当政策、資本政策など幅広いコーポレートファイナンスのトピックをカバーし、ケースとレクチャーが大体半々の割合で行われます。ただケースにしろレクチャーにしろ、彼は教えるにあたって「理論」と「直感」を非常に大切にします。そのため、いつも実務で使っている内容であっても、背景の理論について理解を深められる良い機会となりました。ファイナンスというと数字での議論が先行しがちですが、彼は定性と定量の両面からバランスの良いアプローチの重要性を説いています。ケースの議論でも、まず定性面の分析を行いビジネスの特徴を捉え、そのどの部分がどのように定量面に影響を与えているのか、また財務諸表にどのように表れているのか、といった具合に分析を進めていきます。

先ほど受講資格について述べましたが、一定の試験をクリアした学生が受講しているため、授業中も非常に高いレベルの議論が展開されます。皆ファイナンスに興味がある又はファイナンスのバックグラウンドを持っているため、ときに議論は白熱します。さらに教授によりアサインされたグループでのケース課題も7~8回あります。私のグループ5名は、皆男性で米国人2名とアジア人3名という構成でした。皆がある程度ファイナンスに関する知識と経験を兼ね備えていることが奏功し、サクサクと議論が進むことが大半でしたが、時に難問では何時間もかけて議論したこともありました。逆に、皆なんらかの形でファイナンスに関連したキャリアを歩んできた猛者たちでしたので、自分は毎回どのように貢献できるかと必死でした。最終的には非常に良い関係が構築でき、その後の授業も一緒に取ってグループを組んだり飲みに行ったりしています。

ACFを受講するメリットは他にもあり、例えば他の学生がFinance IとFinance IIと2科目受講するのに対して1科目で済みますので、その分他の選択科目を取ることが可能となります。さらに特に人気の選択科目を早い時期に受講できると、他の学生と競合する可能性が減りますので、ビッドポイントが少なく済むという利点もあります。ビッド制度についてはまた後日記事にしたいと思います。

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