授業紹介:Entrepreneurship Through Acquisition

Class of 2020(1年生)のMです。冬学期に履修した選択科目の中で面白かった授業の紹介です。クラス名にもなっているEntrepreneurship Through Acquisition(通称ETA)は、サーチファンドとも呼ばれ、米国ではMBA後のキャリアパスの1つとして認知されています。米国を中心に普及しながらも、北米や中南米及びヨーロッパには広がってきているようです。しかし私自身、日本にいたときはサーチファンドについて聞いたことがありませんでしたので、まずはその説明から始めたいと思います。

【サーチファンドとは?】
主にMBA卒業生が、通常1~2名で卒業時に自己資金及び投資家から募った資金を用いて投資ファンドを立ち上げます。当該卒業生は、この数百万円から数千万円の資金と自身のネットワーク及びブローカーを活用することによって、約半年から2年の間に、星の数ほどある中小企業の中から自分のクライテリアに合致するターゲット企業を「サーチ」し、実際にオーナーと買収交渉を行います。その後、買収資金を投資家からの追加出資及び銀行借入で賄いレバレッジをかけて買収し、経営者として約5年から10年間その会社を経営します。最終的には、当該企業を他社に売却し、投資家のリターンを確定させ、残りを自身の取り分とするというのがサーチファンドのモデルです。ただしこれは理想的な場合で、買収先を見つけられなかった、買収交渉がうまくいかなかった、買収したが企業価値向上がうまくいかなかった、エグジット先との売却交渉がうまくいかなかった、など各フェーズにおいてうまくいかないケースも多々あります。サーチファンドの概要については、Stanford GSBから発行されているこちらのレポートが無料でダウンロードできますので、興味がある方はご参照ください。

【授業概要】
授業は0.5単位のため、冬学期の後半5週間(1コマ3時間×5コマ)にわたって行われます。サーチファンドの概要から始まり、サーチファンドの各フェーズ(買収先のサーチ、買収交渉、買収後の経営、企業価値向上、売却)のポイントを全5回にわたって学んでいきます。最終課題においては、サーチファンドを立ち上げたという設定で、与えられた3つの候補から企業を選び、4-5人のグループで投資家向けにプレゼン資料を作成します。なぜ選んだ企業が投資対象として良いのか(インベストメント・ハイライト)、どのような成長戦略で企業価値を向上していくのか(事業計画)、どの程度投資家から資金が必要で、どの程度のリターンを見込むのか(リターン分析)、などを網羅的にまとめます。

【良かった点】
・ゲストスピーカー
なんといってもこの授業のウリは、毎回のゲストスピーカーです。サーチファンドを立ち上げたKelloggの卒業生が来たり、事前課題として与えられたケースの主人公が実際に登場したりします。実体験に基づいて苦労話や武勇伝を話すため、聞いているこちらもワクワクします。こういう文脈では成功者のストーリーに偏りがちですが、想定通りにいかなかったケースの主人公が失敗談や教訓を語る場面もあり、非常に示唆に富んだクラスでした。

・教授
Alex Schneider教授自身も二足の草鞋を履いており、Kelloggで教鞭を執る傍ら、実際に自身でファンドを立ち上げ、中小企業を買収し経営しています。実体験に裏付けられた講義は、机上の空論や教科書の枠にとどまらない面白さと説得力があります。

・生徒の多様な意見
毎回の事前課題の多くは、ケースや資料に関していくつかの質問と選択式の回答が与えられ、それぞれ自分の回答について説明するというものでした。例えば、「買収先のサーチ」に関する課題では、5~6社のティーザー(企業概要資料)が与えられ、自分ならどの企業を買収をしたいかを選び、それはなぜかについて理由を述べます。ある企業の「買収後のリスク要因」に関しては、ミドルマネジメントのリーダーシップ、特定販売先への依存、原価上昇、内部のレポーティングシステム、のどれが最重要か、それはなぜか、といった具合です。そして授業中に、何名の学生がそれぞれの選択肢を選んだのかというデータを教授が示し、それぞれの選択肢についてそれを選んだ学生がコールドコールされて説明します。必ずしも絶対的な答えがあるわけではないため、自分とは違った様々な意見や議論が展開され、新たな学びや発見につながります。

ウェイトリスト対策

Class of 2020(1年生)のMです。3月27日にKelloggのR2の合格発表がありました。合格された方、おめでとうございます!一般的に受験とは非情なもので、受験生を「合格」と「不合格」にはっきりと分けます。ただ、MBA受験が少し異なるのは、合格と不合格の間の「ウェイトリスト」と通知されることがあるからです。合格には何かが足らないものの、一発不合格にするには惜しい人材という学校にとってなんとも都合の良い結果通知です。逆に、それを受け取った受験生は、不合格にならなかったと安心して良いのか、合格にならず残念と思うのか・・・。状況次第ですが、志望度が高ければ高いほど、残念という気持ちが強くなるものと思います。かくいう私も一旦はウェイトリストに入りながら、対策を取って最終的に合格に至った身です。直近でも何名かの方にご相談いただきましたし、同様の状況に置かれて対策を取りたいと思っている方に何らかの参考になればと思い、以下にて私見をまとめます。私と完全に状況が同じ方はいらっしゃらないと思いますので、参考になりそうな部分だけ拾っていただければ幸いです。(※年によってアドミッションのウェイトリストに対するプロセスは異なりますし、以下内容は私見であり、Kelloggのアドミッションの考え方や意見を代弁するものではない点、ご了承ください)

【アプローチ方法】
1. Kelloggのウェイトリストに対するオフィシャルな考え方を理解
2. 自身のアプリケーション全般を振り返って何が足りなかったかを分析(カウンセラーとも適宜相談)
3. 不足点に対するアクションプランを作成(中には一般的なウェイトリスト対策をまとめた資料を持っているカウンセラーもいますので、カウンセラーとも適宜相談)
4. アクションプランを実行

私がカウンセラーから言われたのは、「本気で取り組むのであれば、(結果としてアクションがそうだったとしても)とりあえずTOEFL/GMATの点数上昇に取り組む、とりあえずキャンパスを訪問する、というスタンスではなく、不足点の分析→アクションプランの作成というプロセスを踏むべき」ということです。本当にTOEFL/GMATの点数が低いだけでウェイトリストになったのか、キャンパス訪問をしていないからウェイトリストになったのか、ということですね。

人によってスタンスは異なると思いますが、私は「失うものは何もないので、できることは全てやる」というスタンスでした。おそらく何もせずにウェイトリストから繰り上がる方もいると思います。色々やったものの不合格になった方もいると思います。ただ私は、仮に最終的に不合格になったとしても、行動を起こさずに不合格になるより、行動を起こして不合格なる方が自分にとって納得感が大きいと判断し、できることは全てやることにしました。

【ウェイトリストのプロセスと合否のタイミング】
2019年3月時点の情報ですが、Kelloggの場合は、ウェイトリスト向けにウェビナーを行った後、ウェイトリストに残るかどうかの意思確認を経て、各ウェイトリストの方に対してアドミッションから1人ウェイトリストマネージャーがアサインされます。その後は、ウェイトリストマネージャーとコンタクトを取りつつ、アップデートフォームを用いて自身がアドミッションにとって有益と考える情報(他校の合格及びデポジット締切、テストスコアの上昇、昇進、など)をアップデートしていきます。

ここが精神的に辛いところですが、合否判明は、必ずしも各ラウンドの合格発表と同タイミングではありません。例えば、R1でウェイトリストになった方は、R1のデポジット締切後、R2の合格発表後、R2のデポジット締切後、R3の合格発表後、R3のデポジット締切後、最後の最後(プログラム開始約1ヶ月前)などがどれも均等に有力です。ちなみに私の場合は、R1でウェイトリストになった後、R2の合格発表後にまたウェイトリストになり、結局Kelloggのサマースクールが始まる約1ヶ月前に合格しました。

【具体策】
私がカウンセラーとアプリケーションを分析して実行に移した内容は、①Extracurricular Activities(課外活動)の充実、②キャンパスビジット(2回目)、③追加推薦状の取得、④オンラインMBA基礎コースの受講、⑤GMAT再受験、の5つです。⑤は取り組みましたが結果が出ませんでしたので、①~④の内容をアップデートレターという形でまとめてウェイトリストマネージャーに送付しました。それぞれのタイミングは以下の通りです。

・1月上旬:過去のウェイトリストからの日本人合格者とコンタクト
・1月上旬:ウェイトリストマネージャーに最初のコンタクト(メール)
・1月中旬:カウンセラーとアクションプランを検討
・1月下旬~2月下旬:オンラインMBA基礎コースの受講
・1月下旬~5月中旬:課外活動に従事
・2月中旬:キャンパスビジット(2回目)
・2月下旬:追加推薦状を取得
・3月上旬:アップデートレターをウェイトリストマネージャーに送付
・3月中旬:ウェイトリストマネージャーと2回目のコンタクト(電話)
・5月下旬:ウェイトリストマネージャーと3回目のコンタクト(電話)
・6月中旬:合格

まずは、過去のウェイトリストからの合格者からヒントをもらおうと探しました。ここ数年はウェイトリストからの合格者がいませんでしたので非常に苦労しましたが、結果として2名の方にお話を聞くことができました。次にウェイトリストマネージャーに最初のメールを送り、自身のKelloggへの強い関心を伝えるとともに、アクションプランのタイミングを確認しました。この点が非常に重要なのは、「いつまでにアクションを結果に結びつけるのか」「それまでに何度アドミッションに対してアップデートを送るべきか」という戦略を立てられるからです。巷では、「ある程度期間を置いて定期的にコンタクトを取った方が良い」、あるいは、「定期的にコンタクトするのはアドミッションに迷惑だから、なるべく少ない方が良い」など色々な意見が出回っているかと思いますが、そこはウェイトリストマネージャーとのやり取りを経て、自身で判断するしかないと思います。私はウェイトリストマネージャーからの返信内容を踏まえ、カウンセラーや在校生とも相談し、一度にまとめてアップデートを送ると決めました。当時の在校生から言われた、「Kelloggには熱意をスマートに伝えることが重要」という言葉は今でも覚えています。

長くなってしまいますので、「何をやったか」、「なぜやったか」をここに書くのは控えますが、追加の課外活動は合格の大きな要素だったと思います。加えて、オフィシャルには「キャンパスビジットは合否に無関係」「追加推薦状は“discourage”」とある中で私は両方ともやりました。しかもキャンパスビジットは2回目でした。両方とも意図があってやったことなのですが、長くなってしまいますので、こちらも「なぜやったか」をここに書くのは控えます。詳細なお話を聞かれたい方はぜひご連絡ください。

3月中旬にアップデートレターの内容に関してウェイトリストマネージャーとSkypeを行ったときには、R2の合格発表直後に合否を伝えると言われました。その結果がまたウェイトリストだったときには、笑うしかありませんでした。その後もウェイトリストの状態が続き、ビザ申請のタイミングや他校進学の話しが具体化してくる5月中旬になってもまだ合否が決まっていなかったので、さすがにウェイトリストマネージャーにコンタクトしました。実際に5月下旬に再度Skypeで話し、Kelloggに行く準備は出来ているが、どちらでもよいので結果が早くほしいという旨を伝えたと記憶しています。そのとき、6月中旬ごろには最終結果を伝えられると思うと言われ、またウェイトリストだったらどうしようと思いつつも、実際に6月中旬に合格できました。その後約1ヶ月で予防接種やビザ申請から住居探しや引っ越し作業まで全てを終え、7月20日すぎのサマースクール開始になんとか間に合いました。

運や他者の状況にも左右され、結果が出るかどうかもわからない、むしろ不合格になる可能性が圧倒的に高い中、時間を使って長期にわたってこのプロセスにコミットするのは精神的に辛いことです。ただ、このプロセスでは当時の在校生や日本にいる様々な卒業生に大変お世話になりましたので、私も何らかサポートが出来ればと思っています。上記内容が少しでも参考になれば幸いです。

授業紹介:Financial Decisions

Class of 2020(1年生)のMです。4月になりエバンストンの寒さも少し和らいできました。この冬は、1月末に気温が-30℃、体感温度が-50℃になり、南極よりも寒いということでニュースにもなりました。私の住むアパートはまだその後遺症が残っており、エレベーター3基中2基が止まっているという状況です。

さて、今回は私が冬学期に履修したFinancial Decisionsという授業の紹介です。Kelloggはあまりファイナンスのイメージが無いかもしれませんが、非常に良い授業が揃っています。その中でFinancial Decisionsの位置づけは、ファイナンスのコア授業の後に、さらにコーポレート・ファイナンス分野で学びを深めたい学生に人気のある選択授業です。

【授業概要】
ワークロードは比較的重めで、冬学期10週間で13~14ケース(!)をこなします。授業は1週間に2コマで、おおむねレクチャー1コマとケースディスカッション1コマという構成なのですが、時にケース2コマという週もあります。

授業でカバーされる範囲は基本的な内容から応用まで非常に多岐にわたります。主には、運転資本の活用を含む資金調達、資本構成、投資判断、買収にかかる企業価値評価(DCF/APV/マルチプル)、クロスボーダーLBO、リストラクチャリング、チャプター11(倒産)です。毎回のケースでは、財務分析等を踏まえて、「マネジメントならどうすべきか」という観点でチームでレポートを提出します。

毎回のケースには比較的馴染みのある企業が登場します。例えば、Dell、PepsiCo、Bed Bath & Beyond、United Airlines、Iridiumなどに加えて、教授オリジナルのTesla、Amazon、Appleのケースも取り扱いました。

【良かった点】
• チームでの議論
毎週チームでレポートを提出しますので、少なくとも週1~2回はチームで集まります。そのため誰とチームを組むかが非常に重要となります。私は、PE出身者(JD-MBA)、銀行の事業戦略部門出身者、事業会社のファイナンス部門出身者の3名とチームを組みました。時に喧々諤々と議論する場面もありますので、信頼できるメンバーかつファイナンスを私とは違った側面から見てきたメンバーと組めたことで、非常に学びの多い有意義なクラスとなりました。

• 米国を代表するテック企業への理解の深化
Teslaは、上場後しばらくはエクイティ中心で、その後転換社債、最近では普通社債と資金調達手法が変わってきています。そのケースでは、当時からの事業環境の変化やマーケットの状況等を踏まえて、なぜ資金調達手法が変化してきたのかについて議論するとともに、転換社債の価値評価手法を学びました。

また、Appleにおいては、2018年夏に時価総額が初めて1兆ドルを超えたことで話題になりましたが、そのケースでは、Appleを取り巻く事業環境やリスク要因をどう企業価値に織り込むかを考えつつ企業価値を評価し、現在の株価がアンダーバリューかオーバーバリューか、それとも正当に評価されているかについて議論しました。逆に現在の株価を正当化するには、どのセグメントでどの程度の成長を見込まなければならないのかも併せて検討しました。

• 各段階での学び
各コーポレート・ファイナンスのトピックについて、①教授の講義(理論中心)→②ケースへの応用、という流れで1週間の2コマが進んでいきます。さらにケースへの応用の部分は、自分での予習、チームでの議論(レポート提出)、授業前半の生徒同士の議論(教授は主にファシリテーター)、授業後半の教授による解説・総括、と分かれ、いずれの段階でも何らか新たな発見が得られます。各段階で時には自分になかった視点や抜け落ちていた観点が提示され、それもケースを中心に構成される授業の良いところかと思います。

Kellogg最初の三ヶ月を振り返って

2Y MBA一年生のTです。一年目のFall Termが始まって早三ヶ月。受験生時代にMBAやKelloggに対して抱いていたイメージに対して、その実態を簡単に纏めました。以下完全に私見です。

 

・グループワークが多い

ホント:Kelloggはグループワークやコラボレーションで知られていますが、その評判に偽りはありません。ファイナンスや統計のような科目でも(時に無理やり)グループワークが課されます。

 

・ハードスキル、知識の習得のために海外MBAに行くのは費用対効果が低い

ホント&ウソ:学校を問わず、多くの海外MBA卒業生の方から「MBAで習った知識、特にハードスキルはほとんど覚えていない、もしくは陳腐化する」と聞いていましたが、確かにただ知識を得るだけであれば日本語で教科書を読む方がよほど効率が良いという感想です。グループワークでの他学生とのインタラクションや、多様性の中でもがく、英語がわからなくて困るといった経験自体から学びを得て、知識を血肉化させることが不可欠です。

 

・欧州MBAに比べて生徒の多様性が低い(アメリカ人中心)

ホント&ウソ:確かにアメリカ人が多く、またインターナショナルと定義される学生でも半分アメリカ人のような人がたくさんいます。英語でハンデがあるのは本当に極一部。一方で、出身業界や人種等は多岐にわたっており、多様性は十分に確保されています。

 

・TOEFLで点が取れていれば、授業の英語は大丈夫

ウソ:教授の英語は基本的に問題ありませんが、早口だったり声が小さいクラスメイトの英語を聞き取るのは、私のような純日本人には至難です。

 

・MBAは忙しい(“オポチュニティ”が多い)

ホント:勉強、課外活動、就職活動等、やること・できることは限りなく存在します。FOMO(Fear of Missing Out)という言葉に象徴されるように、Kelloggの学生の多くがクラブ、ケースコンペ、飲み会、各種イベント等に過度にコミットし、授業や就活との兼ね合いに難儀しています。オポチュニティというカタカナに慣れましょう。

 

・冬は寒い

ホント:KelloggのあるEvanstonは寒いです。雪だるまつくろう。

 

 

以上

授業紹介:Marketing Strategy(Prof. Tim Calkins)

Class of 2019のKMです。今回はこれまで履修した授業から、特に学びが多く面白かった授業であるMarketing Strategyを紹介します。

【授業概要】

当授業はマーケティング応用科目の中でもExperiential Learning要素が強いものになっています。複数のチームに分かれ、それぞれが同一業界に属する架空の消費財メーカーのブランドマネージャーになった想定で、製品開発(どの消費者セグメント向けにどういう性能の製品を作るか)・製造指示(どれだけ生産するか)・広告(誰にどのようなメッセージを送るか)・セールスチーム(どのチャネルにどれだけセールスを配置するか)に関する意思決定を行い、最終的にどれだけ利益を稼げたかを競うシミュレーションを行います。過程で、市場予測と自他のポジショニングから顧客ターゲットをどうするか、ターゲットのニーズに合った性能と価格は何か、既存製品を改良すべきか新市場に参入すべきか、シェア/マージンをどう増やすか、競合が参入してきた場合にどの様なディフェンシブ策を取るべきか等、様々な課題に直面し、その度にレクチャーで得た知識を基にチームで喧々諤々の議論をすることになります。現実では意思決定→結果までに時間がかかりますが、シミュレーションでは1週間毎に結果が分かるため、意思決定・結果・分析というループを何度も回せ、一般的なブランドマネージャーの6・7年分の事柄を経験できるというのが本授業のウリです。

【良かった点】

  • 実務経験豊富な教授による授業

Prof. Tim Calkinsはコンサルと消費財メーカーでの実務経験を持ち、現在も複数のマーケティングに関わるコンサルを行っているだけでなく、数々のTeaching Awardも受賞している教授です。授業で扱うケースだけでなく、今まさに起こっている事象(私の履修時では、Chobaniのパッケージ変更とディスカウント、細いDiet Cokeの導入、Super Bowlの広告等)についても第一線で活躍している彼の知見を得られるのは、学びの上でも大きかったですし授業としてもライブ感があり面白かったです。

  • グループワークでの学び

シミュレーションの意思決定はグループ(5-6人)で行いますが、将来の消費者動向・競合の戦略に関する見解、新製品開発と既存商品改良のバランス等、様々な点でメンバー間に相違があるため、私のグループは毎回喧々諤々の議論を4時間以上することとなりました。その過程で自分では思いつかなかったアイデアや分析から学ぶことは多かったですし、またどのように議論をリードしたらよいか、どの様に合意を形成していくか、についても色々と試せたのは良かったです。

  • エキサイティング!

シミュレーションでの競合は同じ授業を取っている他生徒チームです。そこから適度な競争環境が生まれ、週に1回シミュレーション結果が発表される際には、結果を見てチームごとに一喜一憂しとても盛り上がります。

 

ワークロードは重いですがその分10週間後に感じる達成感も大きく、また私の場合はチームメイトともとても仲良くなったので、間違いなく思い出に残る授業となりました。

MMMプログラムの概要

こんにちは、MMM -Class of 2019のK.S.です。なんとなくビジットや質問等からMMMプログラムへの関心が高まっているのを感じるのですが、同時にネット上に情報があまり無いという声も聞きますので、この機会にまとめてみました。MMMプログラムは年々進化していくプログラムなので詳細については変わっていくと思いますが、ご参考になればと思います。

1. 建前上の概要:
MMMプログラムとはKellogg School of ManagementでのMBAの学位と、Seagal Design Institute (工学部の一部)からMSc Design Innovationの学位を修得する、デュアルディグリープログラムです。
Kelloggの授業と並行して、毎学期1単位Seagalの授業を受講(Figure 2参照)し、イノベーションの原動力となる発想法やフレームワークをデザイン思考のプロセスと共に学ぶプログラムです。制度や単位数等については以下に通常のプログラム(2Yプログラム)との比較を示します。
尚、MMMプログラムは毎年バージョンアップしていっていますので毎年授業のスケジュールは変わります。最新の情報については学校ホームページを確認ください。

Table 1 MMMと2Yプログラムの比較

No. 項目 2Y MMM
1 最小単位数 20.5 28.5
2 学期数 6 7
3 修得学位 MBA (Kellogg) MBA (Kellogg) +
MS Design Innovation
(工学部/Seagal Design Institute)
4 必須授業 9単位 19 単位 (Kellogg: 11, Seagal: 8)

Figure 1 スケジュールのイメージ

Figure 2 Class of 2019の履修スケジュール

2. MMMプログラムの内容
2.1 ぶっちゃけ
イノベーティブなアイディアを出せる(と言われている)デザイン思考のプロセスとフレームワークを座学とプロジェクトベースの課題を通して身に着けよう!というプログラムです。
ただし、「デザイン」部分については職人芸的な所もあるので、信じて、やってみて身に着けるというプロセスになります。そのために1年目に座学のInnovation Frontierと実践のRDBを行い、2年目にDesigning with Intelligenceとbusiness Innovation lab等で更に磨きをかけるというプログラムになっています。

2.2 MMMプログラムのメリット
1) Design Innovationの授業
2) Seagalのリソースへのアクセス
3) MMMのクラスメート達
4) STEM学位 (アメリカで転職予定のある人)

何といっても2年通してデザイン思考のフレームワークの訓練をするということ、MBAの2年間とそれがうまく統合されているプログラムが提供されているという所がMMMプログラムの最大の価値と考えます。デザイン思考を通じた問題/機会発見とアイディア出しの発散型思考、MBAでの問題解決とビジネスの数字への収束型思考を平行して学べる機会はあまりないと思います。

Figure 3 MMMでは発散型思考と収束型思考の両方が学べる

また、授業とあわせて、SeagalのリソースであるMMMラウンジの使用権、3Dプリンタ(金属プリンタもあります!)等への設備のアクセスも出来るので授業外でもプロトタイピングの練習やモノづくりに励むことも出来ます。
MMMプログラムは60人程度の小規模プログラムであるため、クラスメートとの絆はかなり深くなります。もちろんKelloggの一部なので残りの500人以上のクラスメートとのネットワークも出来ますが、夏学期はMMMだけと授業をとることから60人の絆は殊更強いように感じます。学生のバックグラウンドが多様でありながら全員イノベーション思考なので 同じような興味に対して一緒に活動できる仲間が出来るという面でもメリットがあると思います。
最後に、アメリカで転職予定のある人にとってはMMMはSTEM(理系)の修士号が取れるのでワーキングVISAの応募に有利になるという側面もあります。

2.3 MMMプログラムのデメリット
1) 1学期長い(分学費が高い)
2) 必須授業が多いので他授業の選択肢が狭まる
3) プロセスを信じなければならない

夏学期から始まるのでその分多少(丸々1学期分)学費は高いです。また、必須授業が多いので他授業の選択肢が狭まる傾向にあります。単位数だけではなく、Kellogg側の必須授業も多いので、スケジュール調整がその分難しくなる場合があります。
個人的には、MMMの授業がとりたいのであればデメリットはほぼないと感じますが、Kellogg内にもデザイン思考について学べる機会はあるのでMMMほどドップリ浸かる必要がなければ、そちらのオプションを活用したほうがKellogg内での選択肢を増やせます。
最後に、デザイン思考の授業はKelloggの授業と比べて職人芸を学ぶという部分があります。ある程度のフレームワークはありますし、基礎のスキル等も学びますが取り合えず信じて、実践して、その後に効果を感じるという方式になります。はじめは慣れないことも色々やらされますが取り合えずコミットしなければ学習効果は低くなる傾向にあると感じます。

3 他校の似たプログラム
デザイン思考は最近流行っているので、Kellogg以外にもデザイン思考に焦点を当てた授業やプログラムを色々と提供するようになってきています。ただ、今のところKelloggほどMBAとうまくインテグレートされているところは少ないと考えます。
(出展: Design in Tech Report 2017)

1) Stanford GSB: Design Thinking Bootcamp
2) Berkeley Haas: Design Thinking for Business Innovation
3) Harvard Business School: i-Lab Design Thinking & Innovative Problem Solving
4) UVA Darden: Specialization in Design Thinking and Innovation
5) MIT Sloan: Product Design and Development
6) Yale SOM: Design and Management
7) INSEAD: Innovation by Design Programme

上記のようなビジネススクールでのプログラム以外にもデザインスクールでのプログラムも多数あるので、ご興味のある方はそちらも参照することをお勧めします。

今回は概要だけをお届けしましたが、次回は授業の様子も含めて実際に学ぶ内容についてあげたいと思います。それまでにもご興味のあるかたはフォームからご質問頂ければ出来るだけ回答致します。

 

Japan Communityのつながりについて

こんにちは、Class of 2019のS・Mです。

最近、キャンパスビジットにお越しいただいた受験生の方からJapan Communityのつながりについて質問をいただいたため、今回はこれをテーマに書きたいと思います。

まず初めにJapan Communityの規模ですが、現在はClass of 2018の日本人学生が8人、Class of 2019が6人、計14人となっており、入学以前にしばらく日本で勤務していた学生など日本に深い所縁のある学生を含めると20人程、さらに日本人学生の家族を含めると35人程になるのではないかと思います。

普段は各々の授業や就職活動等で忙しくしているため日本人同士で頻繁に集まるということはありませんが、チームワーク重視の校風を尊重するKellogg生らしく、日本人同士のつながりも深いものと感じています。またキャンパスから徒歩圏内に大半の学生が暮らすEvanstonのコンパクトさも日本人同士のつながりを強くする一要素となっているかと思います。

その一例が秋学期末に開催されたAFF(Asian Food Festival)ですが、AFFはざっくり言うと”Japan Club”のような各国の文化の紹介を目的とするクラブのうち、アジア圏のクラブが自国の料理を準備しKellogg生に振る舞うといった学校公式イベントの1つです。多くのクラブがケータリングを手配する中、Japan Clubは手作り料理を振る舞うことが伝統となっており、今年も牛丼やカレーライス、ポテトサラダ、抹茶プリンなど様々な日本料理を手作りで準備しました。私自身も前日の19時に日本人同級生の家に赴き、それから24時頃までかけて何十食分もの日本料理の準備を行いました。以下はカレーライス班と抹茶プリン班の下準備の様子です。改めて見るとすごい量ですね。笑

     

なおAFF開催後は1人の家に集まり打ち上げを行なったのですが、久々に集まると各々の大学生時代の話や結婚までの馴れ初めなど、たわいもない話で盛り上がり、翌日から期末試験期間であったにも関わらず結局2時頃まで打ち上げは続きました。笑 この打ち上げや事前準備の様子からも分かるように、必要な時に気軽に集まれる距離に日本人同士が住んでいるというのは、コンパクトなEvanstonの魅力の一つだと思います。

その他にも、学校行事からは離れたプライベートなところでミシガン湖に釣りにいったり、餃子パーティーを開催したり、クリスマス会を開催したりなどと、適宜、日本人同士で集まり忙しい日々の息抜きをしています。家族帯同での留学を予定されている方も多くいらっしゃるかと思いますが、学生の家族・パートナーを積極的に輪に取り込もうとするinclusiveな校風に加え、こういった日本人同士のつながりが身近にあれば、一緒にお越しになるご家族も安心なのではないかと思います。

日本では記録的な大雪が続いているようですが、寒さで体調を崩さないよう気をつけてくださいね。

Kelloggにおけるバイサイド就活について

こんにちは。1月ですがここEvanstonは、最近暖かい日が続いております。冬は終わったのではないかと淡い期待を頂いております。

私からは、ヘッジファンドでのインターンからPEでフルタイム就活をした経験をもとに、MBA卒業後、日本関連のバイサイド(VC除く)を目指される方向けに書きたいと思います。

まず、Kelloggについて金融のイメージはないかもしれません。しかし、以下の理由から決して所謂ファイナンススクールに引けをとらないと思います。

  • ストラテジー等の授業が役に立ちます。ファンダメンタル分析をベースにした投資においては、投資先のビジネスを理解することが非常に重要です。財務諸表は、企業活動の結果の一つの顕れ方にしか過ぎず、もちろん有益な情報を含んでいますが、それ単独では将来のキャッシュフローを推定するには不十分だと思います。企業の競争優位性、そしてその優位性がサステイナブルなのか評価するには、ストラテジー、オペレーション、マーケティングの理解が必要不可欠であり、Kelloggにはそれらに関する素晴らしい授業が沢山あります。
  • 金融志望者が少ないため、コミュニティが密で、且つ、活躍しやすいです。バイサイドで就活する学生もそう多くないため、皆でケース面接の練習をしたり、Stock Pitchの練習をしたり、アイデアを議論したり、ということが出来ます。アメリカ人の学生同士は実際には競合する形になりますが、それを意識させない自然な助け合いの精神のようなものがあります。また、ケースコンペやStock Pitchコンペも学校の代表として出場しやすいです。こうしたコンペはResumeに書けることもあり、ファイナンススクールではコンペに出るために校内で熾烈な競争があり、殆どバイサイド経験者にポジションを取られてしまいますが、Kelloggでは比較的競争が緩いです。その結果、私でも、Kelloggの代表チームの一人としてMBA対抗戦に出ることが出来、同じチームの仲間から沢山のことを学べました。また、金融志望者が少ないことから、教授との関係も築きやすいです。
  • 投資に関するExperiential Learningが出来ます。PEに関しては、PE Labという授業で、実際に米国PEファームの一員として、仕事を行う機会が与えられます。アセマネ関係であれば、Asset Management Practicumという授業があり、そこでは、卒業生や著名なInvestorから寄付して頂いた資金を運用する経験が得られます。私はこの授業を取っているのですが、Lou Simpsonという方が新しく寄付して頂いたお金を運用するポートフォリオマネージャーに選んで頂けました。Lou Simpsonは、バフェット及びマンガーと一緒に仕事をされていた方で、投資キャリア30年の平均リターンが20%を超える、こちらでは著名な投資家です。当該資金の最初のポートフォリオマネージャーになりますので、プレッシャーはありますが、Lou Simpsonとのコミュニケーションの中で彼の投資哲学を叩きこまれて、非常に勉強になっております。
  • 身も蓋もない話ですが、バイサイド就活については、ある程度バックグランドがものを言いますので、特に日本での就活については、ファイナンススクールに行こうが、ゼネラルマネジメント主体の学校に行こうが、さほど関係ないと思います。

参考のために、Kelloggの弱いところも記載しようと思います。

  • 他の学校には出していて、Kelloggのキャリアセンターには出していない求人があるかもしれません。ヘッジファンド、PEについては、基本オフキャンパスのリクルーティングになりますのでこの点さほどデメリットはありませんが、一部のミューチャルファンドについては、日本株への投資でも日本オフィスではなく、米国オフィスで一括採用するケースがございます。その場合に、Kelloggに求人票を出していない可能性があります。ただ、その場合もオフィシャルサイトのCareerページから申し込めることが殆どですし、日本に拠点のある会社の場合には、転職エージェントを通じて中途採用として日本拠点に直接応募できるので、結局のところ問題ではないかもしれません。
  • 投資の授業が少ない(かもしれない)。他の学校がどのような授業を提供しているのか存じ上げませんが、Kelloggにおいては、グローバルマクロ、コンバーツ、リスクアーブ、コモディティ、クオンツ戦略を学べるような授業はありません。ただ、誤解なきよう申し上げておくと、コーポレートファイナンス関連の授業は豊富です。アセットプライシングモデル、Taxプランニング、M&A会計税務、ディストレスト、国際金融、中央銀行、マクロ経済などは、夫々テーマごとにフォーカスした授業があります。

その上で、就活(インターン、フルタイム)について具体的に記載したいと思います。まず、アセマネについては以下の通りです。アセマネは、米国等、海外から日本株をカバーするケースもありますので、自ら積極的に会社と接点を持ちに行く必要があります。

  • 基本オフキャンパスです。具体的には以下の機会があります。
    1. 学校のJob Board。
    2. ボストンキャリアフォーラム(年による)
    3. 転職エージェント(フルタイムのみ)
    4. Stock Pitchコンペ。コンペは通常、ミューチャルファンドやヘッジファンドから審査員が来ますが、彼らは採用活動を兼ねています。事前にResumeを主催者側に送付する機会もあります。私は、米国のミューチャルファンドから「日本株を始めようと思っているんだけど、興味がないか」ということで、声がかかり、コンペの合間にコーヒーチャットを行いました。同じチームだった友人は数社と本格的な面接をしていたようでした。
    5. Asset Management Practicum(AMP)でのコネ。上述のAMPは卒業生や資金を拠出してくれた方々との繋がりが非常に強く、OB会やディナーがあったり、ゲストスピーカーとして授業にいらっしゃる等、ネットワ-キングの機会があります。こうしたタイミングで、Kelloggから人を取りたいから興味がある人は応募して欲しいとの案内があることがあります。
    6. その他。自分の投資アイデアを代表メール宛もしくは人事メール宛で送り付けるなど。特にヘッジファンドなどは、「お前がどこの誰かなどどうでもいい。大事なのは投資アイデアだ」というスタンスのところもあります。そういうところは、投資のアイデアを簡潔にまとめて、メールで送ってみるのも良いでしょう。また、過去の学校のJob Boardに乗っていた求人を調べて、今年は求人ないのか、と聞いてみるものよいでしょう。
  • 求められるバックグランドについては、ファームによってかなりスタンスが異なりますので、とりあえず応募してみるほかないのですが、一般的な傾向としては、ヘッジファンドは、外資IBD/リサーチ、戦略コンサルのバックグランドがないと難しい場合が多いようです。一方で、ミューチャルファンドについては、これらに類似した経歴(商社、FAS、会計士、商業銀行など)プラスKellogg等のトップスクールであれば、面接に呼んでもらえる可能性が高いです。特に米国の小さめなミューチャルファンドで日本株見れる人材が欲しい場合には、バックグラウンド不問の場合もあるようです。また、米国においては、CFAは評価される傾向にあります。
  • 面接については、各社違いはありますが、具体的な投資のアイデアが必要です。詳細は、Investment Management Clubで助言がもらえます。また、会社によっては特定の株を与えられて、期限内に財務モデルを作って、Buy/Sellのリコメンデーションしろという形の面接をするところもあります。
  • インターンからの採用が基本です。フルタイムから応募も出来ますが、その場合にはバックグラウンドとして、バイサイドやIBDの経験が求められる傾向が一層強まります。

一方、日本のPEについては以下の通りです。インターンをしているところは僅かになりますので、基本はフルタイム応募です。また、数も限られるので、アセマネほど自ら探しにいくという感じでもないと思います。

  • 基本オフキャンパスです。具体的には以下の機会があります。
    1. 学校のJob Board。
    2. ボストンキャリアフォーラム。正確には、ボストンキャリアフォーラムではなくて、ボストンキャリアフォーラムの時期にボストン市内のホテル等で面接を行います。日本での留学前の懇親会等に出ていれば、応募の案内は来ます。
    3. 転職エージェント
    4. その他知人のツテなど
  • バックグラウンドについては、Large Capについては、投資銀行IBD(カバレッジorM&A)もしくは外資コンサルの経験が必須のように思います。Middle Capであれば、ミューチャルファンド同様に、類似経験プラスTop Schoolで面接には呼ばれるようです。
  • 面接については、Behavioral、ケース、財務モデルの3つのパターンがあるようです。いずれも、PE/VC Clubの虎の巻やメンターとの面接練習で対応が可能です。PEからKelloggに進学する学生も多いので、面接の練習は本当に助かります。モデルについては、LBOモデルを学ぶ授業がありますので、それを受講するもの役に立つと思います。

 

色々なパターンが考えられ、とても網羅的には説明出来ておりませんが、少しでも参考にして頂ければ幸いです。Kellogg出身で投資の世界で活躍されている方も沢山いらっしゃいますので、投資に興味がある受験生の方、Kelloggを強くお勧めしたいと思います。

昼休みの過ごし方

こんにちは、Class of 2019のM.S.です。今日はお昼休みに参加している様々なイベントについて紹介したいと思います。昼休みの時間帯には企業による会社説明会、各部活による企画、セクションで行うランチなど、様々なイベントが毎日開催されています。私が秋学期に参加した例をいくつか挙げたいと思います。

 

■Company presentations

秋学期は様々な企業が会社説明会をしにキャンパスを訪問します。多くの企業は一般的な会社説明と質疑応答のみを行いますが、たまに、個々の会社の説明ではなく業界全体の動向に関するプレゼンや戦略を議論するケースディスカッション形式のセミナーを行ってくれる企業があります。こういったセッションは就活と関係なく、単に自分のビジネス知識を増やす機会として面白いため、参加するようにしています。

例1:電気自動車の現状と今後の動向に関するセミナー(自動車部品メーカーによる)

例2:Amazon Primeの売り上げ拡大に関するケースディスカッション(実際にAmazonの社員を交えて30分ほど小グループで議論)

 

■ Marketing Case Seminars

様々な部活による企画が毎日開催されています。中でも私が特に面白いと感じ参加しているのがマーケティング部によるマーケティングケースセミナーです。CheetosやStarbursts等、有名ブランドのマーケティングマネージャーから、各社がどのようなマーケティング戦略を行ってきたかの話を聞けます。Cheetosで面白い形を作って写真をインスタにアップするといったトレンドを流行らせることで商品のブランドイメージを強め売り上げを促進させた話、直接マーケティングフィーを払わずにうまくKardashianを巻き込んでPink Starburstsの人気を爆発的に伸ばした話など、色々な企業の独特な戦略を詳細に聞くことができ、非常に興味深いです。

 

■ Section connection

数週間に一回、「Show and tell or teach your classmates a new skill」というテーマでセクションランチを行っています。普段の教室における会話とはまた違った雰囲気の交流であり、こういったセッションを通じてクラスの絆がより一層強まっている気がします。母親兼学生をやっているクラスメイトがShow and tellに赤ん坊を連れてきて「みんなは私を“子育てをしている女性”とだけ認識しがちだけど、自分は他にもこんな色々な面がある。子供がいるのに勉強もやっていてすごいねっていうだけでなく、他の面もきちっとみてほしい」と訴えたセッションは非常に印象的でした。

上記は一例でしかないですが、ケロッグでは毎日色々な面白い企画が多数開催されています。目の前の勉強や就活以外にも色々と参加して知見を広める機会が多くあるので是非積極的に参加してみてください!

質問募集!(12/9 在校生Webinar)

12/9 Kellogg在校生によるWebinarにて聞きたい質問を予め募集します。

以下のリンクから受験プロセス、学校の特徴・校風、カリキュラムまたは現地での生活等について、何でもお気軽にご質問ください。

http://kellogg.qualtrics.com/jfe/form/SV_cGalgCR1q72XLXT