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Experiential Learningのすゝめ

またまたClass of 2017のSHです。

前回アフリカでのExperiential Learningの体験談を書きましたが、今回は自分のKelloggでのハイライトともいえるExperiential Learningについて書きたいと思います。

そもそも、Experiential Learningとは何かというと、教室で学んだ知識やこれまでのキャリア・経験を活かして、リアルな問題に取り組むというコンセプトで、多くの場合、実際のクライアントに対して、何らかの価値を提供するものです。KelloggのOfficial HPにExperiential Learningについていろいろとまとめてありますが、自分が受験生時代これを見て、わかったようなわかってないような感じがしてました(だいたいそんなときはわかっていない)。Visualで比較的わかりやすく分類してある内部資料があるので、こっそり堂々とブログにアップしてみますので、以下PDFご参照ください。
Experiential-Learning-Categories-FTMBA

数ある授業の中、自分が履修したExperiential Learningと、自分の担当・経験したテーマは以下の通りです。(履修順)
• Marketing Strategy (MKTG-466):架空の2業界におけるマーケティング戦略の立案・実行に関する8週間チーム対抗でのPCシュミレーション
• Marketing Research and Analytics (MKTG-450):住宅メンテナンス関連のIT起業家に対し、Customer Insightに基づいた事業戦略の策定・提案
• Leadership and Crisis Management (KPPI-440-5):災害などの危機での情報収集・判断・コミュニケーションに関するPCシュミレーション
• Cross-cultural Negotiations (MORS-474):複数の利害関係者の関わる模擬交渉
• New Venture Discovery (KIEI-462):学生チームで起業アイデア(ミュージシャン・ファン・投資家をつなぐプラットフォーム)の立案、投資家へのプレゼン
• Medical Product Early Stage Commercialization (KIEI-911):Healthcare IT Startupに対し、Fund Raisingのコンサルティング、投資家へのプレゼン
• Medical Technology in Developing Countries (KPPI-973):アフリカでの2週間の現地調査に基づき、発展途上国の医療を改善するInnovation Ideaを立案、Gates Foundationなどに提案
• Product Management in Technology Companies (KIEI-932):FinTech企業に対し、Legacy Appの刷新に向けたコンセプト立案、プロトタイプの作成

上記の他に、授業ではないですが、学生主催の地元NPOへのコンサルを行なうKellogg Impact Consulting Club(KICC)に参加しました。

必修授業の終わった一年生の春学期以降、毎学期Experiential Learningを取って来ましたが、通常の授業と比べ、以下の点がExperiential Learningの魅力だと感じています。
リサーチ能力:必要な情報がすべて与えられるケーススタディと違い、自ら情報を取りに行く必要があります。何を証明するために、どのような情報が必要で、どうやったらそれが手に入るのか、その手に入れた情報を如何に加工するのかという、コンサルで不可欠な情報収集・処理能力が鍛えられます。
学生のやる気:実際のクライアントに対し価値提供する必要があるため、学生が本気で取り組むこと、通常の授業よりワークロードが重いためやる気のある学生が集まることから、周りの学生と真剣に取り組むことで、通常の授業より深い学びのチャンスがあります。更に、仕事とは異なり、あくまで学生という身分なので、安全な環境下で(昇進などに影響しないので)、失敗を恐れずチャレンジすることができる点でMBAで経験する価値はあると思います。
新しい業界・業種でのトラックレコード:Kelloggでは業界業種にフォーカスしたExperiential Learningが提供されているため、キャリアスイッチを希望する学生には、新しいキャリアを切り開く絶好のチャンスとなります(Resumeに記載する人も多いです)。例えば、PEやVCに興味がある人は地元のファームでパートタイムのインターンのようにして働くPE Lab、Venture Labというものや、投資に興味のある人には、Northwestern大学の寄付金ファンドを運用するAsset Management Practicumなども用意されています。コンサル志望の人は、かなり多くのExperiential Learningが役に立つと思います。ちなみに、コンサル志望の人は以前 Kelloggにおけるコンサル就活について というブログを書いたので、ご一読頂ければと思います。

海外に行くプロジェクトといえば、GIMという印象があるかもしれませんが、全部で5種類の選択肢があります。
GIM:基本は、訪問先のお国柄と産業の理解が目的で、行先はアフリカ、南米、アジア、ヨーロッパ
Global Lab:発展途上国の企業へのコンサルティング、行先は行先はアフリカ、南米、アジアなど
Medical Technology in Developing CountriesExperiential-Learning-Categories-FTMBA:発展途上国のHealthcareを改善するようなTechnologyを考案(過去は開発途中のTechnologyを如何に市場にマッチさせるかというのがテーマだったこともあるようです)、行先はアフリカ
Kellogg Corps:授業ではなく学生主催の2週間程度の海外プロジェクト(主に現地のNPOやスタートアップがクライアント)で行先はアフリカ、南米、アジアなど
Trek:学生主催の観光メインの旅行、行先はMorocco、Israelなど。

全学生に対し、海外プロジェクトが必須となっている学校もあるようですが、Kelloggでは、あくまで選択科目として提供されており、Applicationを行なうものと、他の授業同様Bidにて履修するものとがあります。それではKelloggのExperiential Learningって大したことないのかというと、全くそうではないと思います。というのも、選択科目扱いのため、興味・やる気のある学生が集まっていること、教授のサポートが得やすいこと(同時期に数百人の生徒が履修する訳ではないので)、幅広い授業が提供されていることが理由として挙げられます。興味ある方は、PDF上に各授業の説明へのリンクがあるので、ぜひ覗いてみてください。

アフリカでのExperiential Learningの体験談

Class of 2017のSHです。

Kelloggには、Experiential Learningの機会がいくつもありますが、その中でも、この春休みにMedical Technologies in Developing Countries(KPPI-973)という授業の一環でAfricaはMalawiという国に2週間滞在して来たので、そのプロジェクトについて書こうと思います。

この授業は冬学期後半、春休み2週間、春学期前半にかけて行なわれるもので、今年の参加者26名は、大多数がHealthcare業界出身者か、就職希望者で、その中でも数名いたパートタイムMBA生には、医療機器メーカーのInnovation Team Manager、
病院のInternal Consultant、病院のResearcherなどの強者もいました。そんな中、Healthcareド素人の自分が貢献できるのか、そもそも議論について行けるのか、かなり不安でした。

最初の授業にはゲストスピーカーとして、Bill & Melinda Gates FoundationのCristina Giachetti (Deputy Director of Diagnostics in the Global Health Program)を迎え、Gates Foundationのグローバルヘルスプログラム(要はアフリカなど新興国での医療事情改善)の最近の戦略変更につき紹介を受けました。
今年のプロジェクトは、Gates Foundationの戦略変更に伴い、アフリカにおける病気の検査(治療ではなく)を改善できるようなMed Techを考案するというものでした。

冬学期に行われたアフリカ渡航前授業では、渡航先の国の人口動態やHIVなど伝染病の蔓延状況の推移などについて、レクチャーを受けたり、リサーチの上プレゼンしたりと理解を深めました。
(成人人口の3割がHIV保有者との衝撃の事実!)
また、IDEOというデザインコンサル会社からゲストスピーカーを迎え、デザインシンキングのワークショップも行われるなど、かなり充実した授業でした。

その後、13人ずつMalawiとZambiaに2週間滞在し、現地の政府(日本でいう厚生労働大臣など)、病院、検査機関、検査薬のベンダー、システム会社、運送会社、その他Healthcare関連のNGO/NPOなどを訪問しました。患者が来院しサンプル抽出した後、検査機関にてサンプルの検査が行われ、結果が患者に戻される前の一連の流れを追うことで、現在の医療現場での課題の理解に努めました。

訪問先のいくつかは事前にアポを取っていましたが、大多数のアポは現地についてからのコールドコール&飛び込みでした。
「我々アメリカのMBAの学生ですが、この病院の検査チームの責任者に会いたいです」という日本やアメリカでは考えられない無茶振りを連発しましたが、現地の方はとても親切に対応してくれました。

特に印象的だったのは、我々が突撃訪問した病院の院長に「30分時間を欲しい」とお願いしたら、「今忙しいから15分にしてくれ」と時間短縮要請されたにも関わらず、会話が弾み、結果的には1時間半以上付き合ってくれ、最後には向こうから一緒に写真を撮りたいとも言ってくれました。

また、あるときは、検査用血液サンプルの輸送ドライバーに同行し、街から車で1時間離れた辺鄙な農村の医療機関にいきました。そこは、携帯の電話は途切れ途切れ、病院は主要な建物を除き電気が通っていないというインフラ事情で、先進国的発想で、病院のパソコンをWifi経由、クラウドにつないで、リアルタイムで患者の医療情報を更新・共有するなんてことを全然無理だなと、現地に行き、新興国なりの難しさを体感しました。

2週間毎日そんな真面目なことをしてたかというとそうではもなく、週末にはMalawi Lakeに浮かぶMumbo Islandという無人島のロッジ(電気・水道なし)に泊まり、13人の仲間と湖で泳いだり、カヤックしたり、島中をハイキングしたり、星を見たり、飲んだり、と楽しい時間を過ごしました。
Kelloggの学生の多くは、一年生の最初の学期が始まる前のKWESTで仲良い友達を作りますが、今回一緒にMalawiに行ったメンバーはKWESTiesよりも深い関係になれ、公私ともにかなり充実した2週間を送ることができました。

今は、2週間後に迫った最終プレゼン(Gates Foundationからも審査員が来てくれます)に向け、現地での課題に対し、実行可能なSolutionを考案し、プレゼンにまとめあげているところです。Malawiで築き上げたチームワーク・信頼関係があるので、ディスカッションもより深く、よりスムーズに行なえていると思います。

冒頭、ヘルスケアのバックグラウンドがない自分でも授業に着いて行けるか心配していると書きましたが、かなりよくオーガナイズされたコースであり、必要な知識はすぐ得られたこと、また戦略思考やサプライチェーンの考え方など、ヘルスケアの専門家の持ち合わせていない自分の強みなどを活かし、それなりに貢献できているのではないかと思っています。

ということで、ヘルスケアに興味がある人だけでなく、Technology、Social Impact、起業、Innovation、デザインシンキング、オペレーション、コンサル、アフリカ、旅行、友達作りに興味がある人にもオススメのコースです。

Experiential Learning全般や、他の授業については、また別の機会に書こうと思います。

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アメリカでのサマーインターン就職活動 (ハイテク業界)

1年生のYuです。米国でのテック就職について、Kelloggでの様々なサポートと自分の
体験談を紹介したいと思います。

No matter if you are passionate about the disruptive innovations made by Uber and Airbnb, or just seek a work-life balance on the west coast, an increasing number of MBA students are landing jobs in the technology sector. At Kellogg, Tech club has grown to be one of the most popular clubs with 800+ members. Meanwhile, almost all the big firms have established their MBA recruiting programs, holding on-campus interviews or posting their positions on Kellogg’s job board. Those positions include PM (product manager), PMM(product marketing manager), Corporate Strategy, Corporate Finance, Business Operations, etc. Some students are also looking for positions at smaller companies or starting their own tech startups, which requires more networking efforts and always lasts for a longer time.

I would like to share some resources and personal learnings. Hope it could help inspire you to think about your own recruiting plan and career goals.

Recruiting Resources

We have amazing resources available to students willing to work in tech. The major supports are from CMC, Tech Club and the 2nd years. I personally prioritize them in the following way

• Tech IPG (Interview Prep Group)
Holding by Tech Clubs, two or three 2nd year students lead a group of 6~8 1st years to horn their recruiting skills, such as resume, cover letter, pitch, cases and mock interviews. The group works closely together for around 6 weeks, providing you a holistic view on tech recruiting and some practical skills. Tech IPG is a must-have if you aim at finding a summer intern in tech.

• Coffee chat
Don’t hesitate to chat with 2nd years who interned at your target companies. This is the most direct way to gather information you are most curious about. Kellogg has a very collaborative culture, and the majority of 2nd years are extremely open to share their experiences and perspectives.

• CMC Coach session
You can book your one-on-one 30 min sessions with CMC coaches. They are the experts on resume, pitch, negotiation and behavioral questions. They can also help put you in touch with alumni or 2nd years. You can try to have conversations with several coaches in fall quarter and find the one you feel most comfortable to work with.

• CMC Librarian session
Small group sessions introducing how to leverage online resources for your recruiting or industry / company research. The most useful reports I’ve used is the “Marketline Report” which includes the basic information and SWOT analysis of your target companies.

• Peer Coach / Others
There are also some IPG-like groups initiated by 2nd year students or other clubs. These activities may start early in October or be launched in April. Different with IPG, the quality of those groups may vary a lot depending on who your peer coaches are, but just bear in mind that they volunteered to help you while also living a super busy MBA life.

Myths

• “Tech recruiting starts late”
Especially for career switchers or people dedicated to tech, make sure to start your preparation as early as possible. I got my first phone interview right after Thanksgiving when I hadn’t even prepared my pitch. No wonder I screwed it up with unstructured answers and shaking voice.

• “Networking is not important for tech recruiting”
Somewhat correct, but in January you may find some guy without an outstanding background getting twice more interviews than you, and suddenly you can recall the moments you saw him taking every opportunity to approach recruiters proactively.

• “Technical background is required”
For a very limited number of positions, such as PM at Google and Facebook, technical background is a big plus. Nevertheless, no more than 5 students in my year get this kind of positions, while there are over 100 people are going to work in tech in the summer. Positions like corporate finance and strategy are definitely prefer interns having related background; some companies even prefer ex-consultants over ex-engineers for the product management roles.

My takeaways

Focus, Focus, Focus
Each tech company is so different in terms of products, business model, SWOT, financial statement, key technologies, etc. For positions that really matters to me, I need at least 8-16 hours to do my company research and sometimes extra hours to get my personal opinions about their product and strategy. Therefore, I decided to focus on only 3 companies in the first few weeks of winter quarter rather than spread my efforts out too thinly. Fortunately, I got into the final rounds of all the three and finally chose to go to a big firm in Cupertino, CA.

Walk the extra mile
How to stand out from your competitors as an international students? I think the best way is to walk the extra mile to get a deeper view on the topics you may be asked in your interviews. Tech industry is so broad, even having years of experience in consumer electronics, I felt totally lost in other fields in the tech sector.

Reflecting on my experience, there were three stages while going through the learning curve. At the first stage, I just knew some buzz words, talked about them all the time but could barely speak the same language with the real techies. At the second stage, I digged deeper into the theories, applications and current trends, but what I was talking about still sounded like something you’ve read 100 times from the tech news. In other words, I brought nothing to the table. The next thing I did was trying to connect the dots of buzz words, business models, social trends and my personal experiences from a customer-centered point of view. On basis of the frameworks I learned from tech club and a book called “cracking the pm interview”, I analyzed several cases/products by myself, generating my own opinions and trying to find opportunities to talk about these cases/stories in the interviews.

Bring self-marketing to a new level
You are what you did, but marketing yourself is still necessary and highly skillful. CMC and 2nd years are the best resources to help you polish your MAB application package to a new level for internship recruiting. Don’t be too shy to showcase your skills, stories and personality. Be confident (+ a little bit boast) and be true to yourself. I personally prefer not trying too hard to map myself to the job descriptions, because at the end of the day a true fit is much more important than 10 job offers.

イギリスの小規模校とケロッグの比較(交換留学を終えての所感)

Class of 2017のYK(2)です。

 

先学期(冬学期)に交換留学でスコットランドのエジンバラ大学へ交換留学をしてきたので、そこで感じたことを書きたいと思います。交換留学プログラム自体についての説明はもう一人のYKが以前書いてくれているのでそちらをご参照ください。

 

ケロッグ在学中の6クォーターのうち1クォーターを使ってエジンバラ大学へ行った形ですが、その決断には非常に満足しています。エジンバラはヨーロッパの中でももっとも美しい街の一つに数えられるところで、2か月半ほど滞在しましたが、毎日荘厳な街並みに感動しながら過ごし、生活していて決して飽きることがありませんでした。またもう一つ別のMBAを体験できたことも貴重な経験になりました。エジンバラ大学MBAはケロッグとはあらゆる面で異なっています。MBAプログラムは一年制のみ、クラスサイズは40人(!)ほどで、2Yプログラムだけで1、2年生を合わせて1000人以上いるケロッグとは全く趣が異なります。以下散発的ですが思いつくままに面白いと感じた両校の差異について書きたいと思います。

 

・クラスサイズ
まず一番の違いはクラスサイズで、MBA全員でケロッグの1セクションの人数にも達しません。デメリットは多くの人と知り合い人脈を広げる機会が限られてしまうところですが、逆にメリットとしていつも同じメンバーで顔を合わせるので、深い人間関係を築くのが容易だと感じました。ケロッグだと一度知り合った人と何か月、下手をすると一年以上も会わないといったことがあるので、人間関係を築きメンテナンスしていくためには定期定期にランチをするなど、意識的に行動する必要があります。

 

・カルチャー
同じ欧米のくくりでもカルチャーが全く異なりました。ケロッグは国際色豊かといえども、6割くらいがアメリカ人で残りのインターナショナル生の多くの人がアメリカの大学を卒業しており、アメリカンカルチャーが強い学校です(フレンドリーで開放的で明るい)。対してエジンバラMBAはイギリス人やイギリス文化が好きなインターナショナル生が集まっているので、もっと日本的で奥ゆかしいカルチャーを感じました。日本人の自分としてはエジンバラMBAの方が過ごす方が圧倒的に「楽」でした 笑。年齢もケロッグが20代後半から30代中盤がほとんどなのに対し、エジンバラMBAは3割くらいの学生が30代後半~40代中盤くらいでして、これも落ち着いた雰囲気を醸し出す理由になっていたと思います。また、ランキングで言ってしまうとエジンバラMBAは決して高い位置にいませんが(学生の人数が少ないから仕方ない)、学生はみな非常に優秀でモチベーションも高く、優秀さに関してはケロッグの学生と比較しても大きな違いはないと思いました。エジンバラMBAの学生はそもそもイギリス国内やエジンバラMBAしか受験していない人も多いようで、決してアメリカやヨーロッパのMBAの受験競争に敗れた人たちではなかったです。

 

・授業
授業の質と学びの多さについてはケロッグに完全に軍配が上がると思います。感覚的にはエジンバラMBAの一つの授業で学べることはケロッグの授業の5割~6割程度でした。これはエジンバラMBAが1Yプログラムなので一つ一つの授業で詰め込み過ぎて学生をオーバーフローさせることを防ぐ意味で仕方のないことかもしれませんが、かなりの開きを感じました。またクラスの選択肢についてもかなりジェネラルなものに限られてしまい、ヘルスケアや不動産、教育など、特定の分野に興味がある人は満足できないと思います。扱うケースについてはイギリスやヨーロッパの企業のケースがちらほら入るものの、AppleやGEなどアメリカのメジャーな企業のケースも多かったです。また理論についてはポーターやクリステンセンなどのアメリカの経営学者のものがほとんどで、ビジネスクール業界におけるアメリカの影響力の大きさを実感しました。もう一点面白かったのは、実用性に重きを置くビジネススクールではあるもののエジンバラMBAはケロッグにくらべアカデミックな要素が強く、例えばレポートを書く際にも、信頼がおける学術誌からの引用を最低いくつあげること、などの要求がありました。ケロッグでは引用を要求されたことは一度もなかったので、ここはヨーロッパの学校とアメリカの学校のアカデミックを重視する度合の違いが表れています。

 

・授業以外の活動
就活、ネットワーキング、クラブ活動などの機会は学校のサイズからして当然ですが、ケロッグの方が圧倒的に多いです。また、エジンバラMBAはスケジュールの過密度合が非常に高いため、旅行をしたり飲みに行ったりする時間はあまりないようでした。よってMBA生活に授業以外にも充実度合を求める人にはあまり向かないかなと思いました。

 

まとめとして、ケロッグと全く異なる学校での生活を経験できたのは非常によかったです。授業というよりも、ヨーロッパの歴史やビジネス文化についての理解の幅を広げることができたのが収穫でした。交換留学にはケロッグでの授業を1クォーター分諦めなくてはならないなどのトレードオフがありますが、皆さんもMBA留学中の交換留学をご検討されることをお勧めします。

新校舎 – Global Hubのご紹介

Kellogg School of Managementの新校舎Global Hubが2017年3月28日にOpenとなりました。

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(出典:Kellogg School of Management website

建物のコンセプトや写真、その他詳細ついてはKelloggのGlobal Hub公式ページをご覧ください。

建物内に新校舎のコンセプトやエスキース過程を展示しているスペースもありますので、Campus Visitにお越しの際はぜひこちらのスペースにもお立ち寄りください。

以下はKelloggのDean、Sally Blountによるコメントです。
“It speaks to our ability to create an environment – physical, emotional, cultural – that can attract, shape and catalyze an unparalleled global community of courageous and collaborative leaders”

今後の授業やイベント等はすべてGlobal Hubで行われる予定ですので、キャンパスビジットにいらっしゃる際はお間違えのないようお気を付けください。

エバンストンでの出産について

Class of 2017のY.H.です。エバンストンに来てから約一年半の間にClass of 2017の日本人在校生の家庭では5人も子供が誕生しておりちょっとしたベビーブームになっています。今回はエバンストンでの出産について私の経験も交えながら簡単にご紹介したいと思います。

まず病院についてですが、Kelloggのキャンパスから車で5分程度の場所にEvanston Hospitalという大学病院があり、日本人一家のほとんどの方がこの病院の産婦人科を利用しています。私の妻もこの病院で妊婦健診を受け出産しました。充実した設備が整いスタッフのケアも良いという評判でしたが、評判通りのサービスでした。日本人の医師はいませんが、ドクターは検診結果や出産までのプロセスについて丁寧に説明してくれますし、言葉に不安がある方は病院に頼めば通訳を手配してくれます。また、Evanston Hospitalでは出産準備及び出産後の生活に関する様々な教室も開かれています。私も新米パパ教室に参加し新生児の世話の仕方について学んできました。

出産の際は陣痛、分娩、回復の全てが同じ個室で行われます。チェックイン後は一歩も部屋を出る必要がありません。トラブル等が無ければ米国で主流の無痛分娩を選択することも勿論可能ですので妊婦の負担を軽減できます。さらに夫は病院のスタッフと共に妻をサポートしながら一連の出産プロセスに立会えます。私も最初から最後まで妻の出産に付き添いました。

出産後特に問題がなければ2泊で退院、入院中の食事にピザやハンバーガーが出てくる等日本での出産との違いに驚くこともありますが、それも海外での出産の醍醐味です。また、子供のアメリカのパスポートが届くと感慨深いものがあります。医療保険の手配等慣れない環境での手続きに手間を要することもありますが、米国の充実した医療体制の下で安心して出産に臨む環境がエバンストンにはありますので子作りを考えている方は前向きに当地での出産を検討されてはいかがでしょうか?

新米パパ教室
新米パパ教室
病院の個室
病院の個室

日本人MBA学生の就活についてのまとめ

2Yプログラム現在2年生のYK(Ⅱ)です。私費で留学しています。今回は米国MBAに通う日本人学生の就活状況について書きたいと思います。私費で留学される方にとって就活はMBA留学でもっとも重要なイベントだと思います。私は周りにMBAの卒業生が全くいない環境にいたため、MBA受験をするかどうか決断する際には、卒業後にどんなキャリアのオポチュニティーがあるのか見当がつかず不安でいろいろ調べました。しかしその時具体的でまとまった形の就活情報をほとんど見つけることができませんでした。本エントリでは今後MBAを目指される方がMBAを受験するか決断し、また就活をスムーズに進められるよう、少しでもお役に立てるよう情報提供できればと思います。(なお、私は海外就職向けの就活をほとんどしていないため、情報は日本での就活に限ることをご了承ください。)

 

1.就活全体観

MBAに行くことで間違いなく取り得るキャリア選択の幅は広がると思います。それは業界の軸、職種の軸、場所の軸、すべてにおいて言えることだと思います。例えば、業界で言えば投資銀行・製薬業界など、類似した経験がないとなかなか中途で入社することが難しい業界に入ることができます。職種で言えば技術職からマーケティング、サプライチェーンからファイナンスといったように過去の経験と全く異なるファンクションに移ることもできます。場所の軸では、学校のある国や第三国の企業に採用されて、日本以外で働くこともMBAを持っていればより容易になるでしょう。内定への倍率についても、MBAに合格した時点ですでに強力なスクリーニングが働いているため、新卒就活に比べかなり低い倍率で戦うことができます(倍率数十倍といったような運もなくてはならない就活をする必要はありません)。さらに、在学中のインターンシップを通じて業界や会社と自分との相性について実地で確認をすることができるため、就業後のミスマッチも防ぐことができます。このようにMBAはキャリアを良い方向に進めるために良いことが非常に多いのですが、MBAを持つことで入りやすくなる業界・職種・会社には大きく偏りがあるため、それらに対して自分が興味があるのかどうか考えてみることが重要だと思います。

 

2.就活の流れ一例

まず、日本人MBA学生の就活の流れについてイメージをつけていただくため、スケジュールを含めた就活の一例をご紹介します。

就学前の4月~5月頃、各会社が行う壮行会という名の企業説明会に出席。また、転職エージェントが主催する合同説明会に参加。留学後、秋に学校内や学校近所で開かれる会社説明会に出席する。電話・スカイプベースで事前面接を開始。11月下旬(例年)にボストンで開かれる日本人留学生をリクルーティングする企業が日系・外資問わず一堂に集うボストンキャリアフォーラム(通常ボスキャリ)で本面接を行いサマーインターンの内定を獲得。夏にサマーインターンを行いフルタイムの内定を獲得。しかし他の企業も見てみたいため、その年の秋のボスキャリに再度参加したり、ボスキャリに来ない企業に直接アプローチしたりして引き続き就活を続ける。インターン先を含め複数のオファーを獲得し、その中でもっとも興味のある会社に決定する。(インターン先のオファー期限は会社によってことなるものの、インターンをした年の年末ごろまで待ってくれることが多いような印象です)

 

3.MBA生をリクルートする企業の分類&特徴

ここではMBA生を採用する企業を、1.ボスキャリに参加する企業(「ボスキャリ企業」)であるか否か、また、2.MBA新卒をファストトラック枠で採用する企業か否か、の2つの軸を用いて分類し、それぞれのカテゴリの特徴について述べさせていただきたいと思います。

3-1.分類

a. 「ボスキャリ企業」か否か

  • 「ボスキャリ企業」: ボスキャリに参加する企業。留学前壮行会を開催したり、学校に求人を出してきたり、学校内または学校の近くのレストラン・ホテルで個別説明会を開催したりする。募集要項を学生向けに直接送ってくれることも多い。そのため、企業や同級生を通じて放っておいても情報が入ってくる。基本的にMBA生のポテンシャルを買って採用するので基本的に過去の経験は問わない。よってキャリアチェンジしたい人向け。なお、ボスキャリに来るか否かは年によって変わることもある。
  • 非「ボスキャリ企業」:直接企業に問いあわせるかエージェントを通じて自分から求人を探して受験するタイプ。常にMBA生を募集しているわけではない。こちらから主体的にアプローチしていく必要がある。

 

b. MBA新卒をファストトラック採用するか否か

  • 「ファストトラック採用」企業: MBA新卒を幹部候補として特別プログラムに入れ、いわゆるキャリア組のような枠に入れる企業。MBA専用プログラム(MBA枠)を提供する企業と、MBA以外の人も応募可能なプログラム(一般ファストトラック枠)を提供する企業の2種類がある。MBA専用プログラムのところでは主にマーケティングかファイナンスで採用し、数か月~1・2年単位で複数の部署を経験させ、適正と本人の希望を考慮し本配属を決める。経験がなくてもポテンシャルで採用してくれることが多いのでキャリアチェンジしたい人に向いている。
  • 「通常採用」企業: その名の通り、採用されてもMBAなしで入社したほかの社員と待遇面やキャリア面で基本的に差がでない採用をする企業。

3-2.それぞれのカテゴリの特徴

ボスキャリ企業 非ボスキャリ企業
ファストトラック採用 ①    事業会社志望学生の主戦場 ③目の付け所がシャープな人が受ける。ただし対象企業はほとんどない
通常枠採用 ②    プロフェッショナルファーム志望学生の主戦場 ④玄人好み就活。ブルーオーシャン?

①ボスキャリ*ファストトラック採用:

ここに来るのは事業会社が主なところ。外資系メガファーマ数社、Amazon、マイクロソフト、楽天など。トータルで大体5社~7社くらい。会社にもよるが学校近くとボスキャリの双方で説明会や面接を行うため、接触機会は多め。

②ボスキャリ*非ファストトラック採用:

戦略コンサル、外資系投資銀行のいわゆるプロフェッショナルファームが主なところ。トータルで10社強くらいか。①と合わせて日本人MBA生就活の主戦場を形成する。感覚的には7割くらいのMBA学生は①か②で就職をするのではないか。

③非ボスキャリ*ファストトラック採用:

ここに入る企業はかなり希少。年によっても変動する。2016年現在ここに入るのは外資系メガファーマのMDSと日産くらいか?

④非ボスキャリ*非ファストトラック採用:

要するに普通の中途採用。よって対象企業は実質的に無限。ここはポテンシャルというよりもMBA前の経験次第で採用可否や待遇が決まることが多い。MBA枠採用のリーダーシッププログラムのように、キャリアチェンジと待遇の両方を得ることは一般的に難しいといわれる(キャリアチェンジした場合は未経験採用となり待遇はあまりよくない、逆に待遇をとるのであれば経験者採用を狙うことになり、今まで経験してきた業務範囲から抜け出しにくい)。なお、ここのカテゴリで注意しなくてはいけないのは、多くの場合勤務開始時期から1~2か月前にならないと受験することが難しいこと。空きポジションが出次第なるはやの人員補てんをしたいため。つまり、サマーインターンで得たフルタイムオファーの回答期限が来ることが多い2年目の年末時点では受験できない企業が多く、フルタイムオファーをRejectして卒業直前の最終学期3月~6月に就活をする必要があるということ。卒業の直前までオファーなしでいるというのは精神的につらいので、ここまで引っ張るMBA生は多くない。ただし自分のポテンシャルをフルに発揮できるような面白い求人がひょっこり現れることもあるようなので、リスクをとる価値はあるかもしれない。

 

4.学校のランキングと就活の有利不利について

言うまでもなく最も重要なのはその人の実力やMBA前の経験の質、その会社・業界とのフィットですが、あえて言うならランキングで言うTOP5、TOP20のラインの上にいるか否かで若干、内定を取るまでの容易さに差はあるような気がします。(ランキングは毎回変わるし媒体によって異なるので絶対的なものではありませんが)

TOP5ライン:リクルーターの中には明確にTOP5を別格視し、それらの学校から学生をとりたいといっている人もいました。2人の候補者の実力が同じであればTOP5の学生をとることはあり得るかと思われます。また、TOP5であれば大概の企業があちらから出向いてきてくれるため、時間と費用をかけて説明会や面接のために遠出をする必要は少ないかと思います。

TOP20ライン:コンサルティング会社や投資銀行の一部では説明会や面接に呼ぶ際に学校名でボーダーを引き、リストにない学校の人には書類選考や筆記試験を課すなどしているところもありました。TOP20以下の学校では企業からのアプローチの量が相対的に少なくなるのに加え、筆記試験などの採用のステップが多くなり、内定獲得までの労力がトップスクールの学生に比べ増えることは可能性としてあり得ると思います。

 

5.ケロッグでの就活について

他のブログでも多く書かれているので簡単に触れるだけにしますが、企業との接触機会、学校からのサポート、学生主催の面接対策、学校のブランドによりプレミアム、これらすべてにおいてケロッグは全てMBAスクールの中でトップレベルにあるのは間違いないと思います。ケロッグ生の多くが希望をする業界・就職先からオファーを得ていることからも明らかです。この理由の一つは、優秀な学生がランキングと学校の規模から他校に比べても相対的に多く集まっており、さらに非常に協調的カルチャーがあるため、日本人・非日本人問わずお互いに貴重な情報を共有しあったり、面接練習等でお互いに高めあったりしているためと思われます。

以上、簡単ですが日本人MBA生の就活についてイメージしていただくために、このエントリが少しでも役に立てば幸いです!

在校生によるWebinarのお知らせ

Kellogg在校生による、MBA受験生の皆様を対象としたWebinarを開催します。参加をご希望の方は下記リンク先から参加下さい。
日時
日本時間2016年12月18日(日)午前9時開始、10時30終了予定
第一部: 在校生によるKelloggの紹介
第二部: 質疑応答

 

概要
Kelloggのカリキュラム概要・魅力を在校生がたっぷりとお伝えします。なお、本説明会は在校生主催の非公式説明会との位置づけです。言語:日本語

 

参加方法
参加はこちらから: https://bluejeans.com/231758167/2586
Blue Jeansの使用方法は、下記フライヤーの2ページ目をご参照下さい。携帯・IpadからもBlue Jeansアプリをダウンロードすればご参加頂くことが可能です。

 

説明者
石原俊彬 (Class of 2018)
みずほ銀行社費。2009年に入行し、7年間プロジェクトファイナンスを担当。Kelloggでは、マーケティングを中心に幅広く学習する予定。Social Chair (学級委員)、Student Admission Committee (出願審査)、Japan Club Business Director。現在、単身生活も、来年には家族をEvanstonに呼び寄せる予定。

 

フライヤー

「Kellogg School of Management, Northwestern University 在校生によるWebinar」のお知らせ

 

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石原俊彬 : toshiaki.ishihara@kellogg.northwestern.edu

Kellogg コアカリキュラムについて

Class of 2018のSMです。現在1年生の最初の学期を終えたところで、ケロッグのコアカリキュラムの一部を履修したので、ケロッグでのコアカリキュラムの説明と全体的な振り返りをつづりたいと思います。長くなりますので、今回は全体の振り返りにとどめ、個別科目の振り返りはまた後日掲載するか、他の在校生に譲りたいと思います。

 

  • ケロッグコアカリキュラム全体像

ケロッグのコア科目とは必修科目のことで、2年制プログラムに所属するケロッグ生全員が必ず受講する科目のことです(※1)。反対概念としては、エレクティブといわれる選択科目が存在します。卒業してMBAを取得するためには、卒業単位の中にこのコア科目といわれる科目の単位を含む必要があります。

※1)Waiverといわれる試験を受けてパスするか、バッググラウンドが十分とみなされるとある特定の科目の受講が免除になるケースもあります。

2016年度時点ではケロッグ2年制プログラムには10つのコア科目が存在します。
(各科目の概要はコア科目を参照してください。)

  1. Business Analytics I
  2. Leadership in Organizations
  3. Accounting for Decision Making
  4. Business Strategy
  5. Business Analytics II
  6. Finance I
  7. Marketing Management
  8. Microeconomic Analysis
  9. Operations Management
  10. Leadership and Crisis Management

 

  • いつコアカリキュラムを履修するのか?

j) Leadership and Crisis Management以外のコア科目は2年次に進級するまでに必ず取得する必要があります。2年次進級時までと言いつつも、科目によっては取得可能な期間がある特定の期間に限定されています。例えば、上記9つのうち、a) Business Analytics I、b) Leadership in Organizationsはプレタームといわれる、1年次最初のFall Termが始まるまでに取得する必要があります。また、c) Accounting for Decision Making、d) Business Strategy、e) Business Analytics IIは、1年次最初のFall Termでしか開講されないので、ここで取得する必要があります。なお、Fall Termは基本的に4科目の受講が求められており、上記3つの科目以外は、f) Finance I、g) Marketing Managementのいずれかから1科目を選択して受講対象に加えます。Fall Termで取得しなかったコア科目はその後2年に進級するまでに履修し、j) Leadership and Crisis Managementは2年に進級後履修します。

 

  • ケロッグでコアカリキュラムでは何を学ぶのか?

コアカリキュラムでは基本的な会計、ファイナンス、ストラテジー、ビジネスアナリティクス(統計)の知識はもちろんのこと、実践への応用を含めてカリキュラムに含まれています。私自身、コアカリキュラムを学ぶ前は、「今更基本的なことを学んでも。。。」という疑いもあったのですが、実際に受けてみて非常に役に立ったと感じています。当然3カ月で「何年も実務をやっていました!」という方の知識に及ぶところまで理解するのは困難ですが、それでもまじめに取り組めば、翌年度のサマーインターンで必ず役に立つ知識が得られます。これはコアを教える教授のほとんどが実際の現場で多くの経験を積んだ経験者だからで、コアのカリキュラムを組むにあたって実際の現場で必要な知識を伝えることを最重視しているからです。学問として重要な基本事項であっても現場では必要のない内容は平気で飛ばされます(笑)

 

  • ケロッグでコアカリキュラムを受講する利点

ゼネラルマネジメントに強いといわれるケロッグなだけあり、どの科目からも比較的高い質のクラスが受講できます。ただし各科目は複数の教授によって受け持たれていることが多く、教授によりクラスの質や進め方に若干の違いがでることは否めません。基本的に1年次最初のFall Termのクラス/教授は学校側に割り当てられますが、受講開始後一定期間内はコアであってもクラスの変更が認められています。希望するクラスに空きがない場合は、Wait List扱いとなりますが、空きがあれば簡単に変更できます。このような柔軟な対応をしてくれるか否かは学校によっておそらく違いがあるので、「せっかく高い受講費を払うのだからコア科目であっても自分が満足いく選択をしたい!」と思う人には、ケロッグコア科目プログラムの大きな利点となるかと思います。

また、こちらもよく言われることですが、「グループワーク」の多さはケロッグでコアを勉強する利点の一つです。どれくらい多いのかというと、毎週何かしらの科目で2つはグループワークがある感覚です。課題の難易度にもよりますが毎週10時間以上グループワークに費やします。これと並行して当然のことのように予習・個人課題もあるので、グループワークはリクルーティング活動で忙殺される学生の頭痛の種となります。ただし、このグループワークが非常によく考えられてプログラムに組み込まれており、上記に書いたような実践に役立つ知識やスキルを高めてくれる要因のもう一つにはこのグループワークがあります。グループワークで与えられる課題は往々にして授業で学ぶ内容から(いい意味で)大いに飛躍しており、実践に近く、とてもChallengingです。答えが簡単に見えるものは少なく、グループメンバーとともに大いに苦しみながら課題を仕上げます。この答えが見えない感じが実践と似ており、答えが見えないからこそ、議論することが必要で、グループメンバー全員で互いの足りないピースを埋めながら課題を進めていきます。時にはグループメンバー以外へも質問をして助けてもらうことも…。という風に、グループワーク自体は困難なことも多いのですが、個人課題ばかりだと、どうしても課題の難易度が個人でできる範囲に制限され、答えの見えない苦しみを持つことも少なかったと思います。実際のところ、私はファイナンスのバックグランウンドがなく、まったくファインスの知識がなかったのですが、Fall Termで多くのグループワークに取り組むことで、「簡単なバリュエーションならできるようになったかも」という感覚を得られました。楽をしたいという人には進めませんが、苦しみの中自身を成長させたいという方には、このグループワークの多さは大きな利点になると思います。

 

あるKellogg生の日常 -エバンストンの日々-

こんにちは、Class of 2018(現在1年生)のKMです。

エバンストンに来て早3ヶ月、今週で秋学期の授業も最後で、来週には待ちに待っていないFinals(期末試験)があります。今年のエバンストンの秋(10-11月)は普段よりも少し暖かめの日が多かったみたいですが、11月終わりの今はほぼ平年通りの寒さのようです。

さて、今日はそんなエバンストンでの生活について書いてみたいと思います。Kelloggを目指されている方にはこちらでの生活のイメージをなんとなく掴んでいただき、Kellogg Alumniの方には懐かしんでいただき、それ以外の方にも楽しんでいただければと思っています。

平日

平日は授業 & 予習・復習・宿題 & イベント目白押しでとても忙しいです。

特に一年生のこの時期は、就活イベント(と言っても、夏のインターン応募に向けて)が山のようにあります。企業説明会、企業の方とのコーヒーチャットやディナー、プロフェッショナル系クラブの就活説明会、などなど。11月のこの時期はまだ面接を行っているところは少ないですが、企業が主催するイベントに来ているかどうかでやる気を計っている、という話も聞くのでなかなか気が抜けません。
就活しに来たのか学びに来たのか分からなくなることもよくあります。(笑)

とは言え、本業は学生ですし、なにより授業も待ってくれないので、予習・復習・宿題にもかなり時間をかけています。この中で特に大変なのがやはり宿題、さらに言うとその中でもグループワーク。チームやグループでのコラボレーションを重んじているだけあって、Kelloggではほぼすべての授業でグループワーク宿題があります。アカウンティング(会計)やファイナンスなど、ディスカッションベースではなく、計算ベースとなるような授業でもグループワークが課せられているという徹底ぶりです。グループで集まってしまえばスムーズに進むのですが、それぞれ色々と忙しいので、スケジュールをあわせるのが何よりも大変です。ただ、そういう過程からもチームワークやリーダーシップを学んでほしいというのがKelloggが意図しているところなんだろうとも思い、実際グループ内でのダイナミクスを観察していると勉強になることが多いです。

ちなみに、水曜日は授業はありませんが、授業準備とイベントでやはり忙しいです。

週末

週末は私の場合は、土曜日は買い出しや散歩に出かけて、日曜日は半日〜丸一日 翌週の準備をする、ということが多いです。

買い出しについては、車を持っているか否かで行動範囲がかなり変わると思います。一人で渡米している場合は車がなくても、エバンストンダウンタウン周辺の徒歩で行けるスーパー等(Whole Foods Market、Jewel-Osco、Trader Joe’s、CVS)で十分に事足りるだろうと思います。私の場合は、妻と二人で来ているので車を購入しました。

そんな我々夫婦が最近楽しんでいるのがスーパーめぐりです。アメリカ全土でそうなのか、この辺りだけがそうなのかわかりませんが、スーパーの種類が非常に豊富で品質・品揃え・価格がバラエティーに富んでいます。安いスーパーの代表はやはりEvery Day Low Priceを掲げるWalmartで、その逆の高級スーパー代表がWhole Foods Market、Mariano’s、The Fresh Marketあたりです。その他にも、韓国系スーパーのH Mart、少しイタリアンテイストのValli Produceなど違う軸で差別化しているスーパーもあります。MBA的に言うと各スーパー、狙っている顧客のセグメンテーションがはっきりしているということでしょうか。店そのものだけでなく客層を観察するのも面白いです。アメリカに比べると文化や習慣に多様性が少なくマーケットも小さい日本では、スーパー一つでここまではっきりとそれぞれの特色を出している店は少ないと思うので、見たことがないスーパーがあるとつい入ってしまう今日このごろです。

買い出し以外ではエバンストン界隈の散策・散歩が我々のFavorite Activityです。エバンストンの街はミシガン湖に面しており自然に溢れていて(と言っても、大自然とまではいかないところが◎)、散歩に出かけるにはこの上ない土地です。特に短い秋の時期は、紅葉がとてもきれいで、ミシガン湖畔から遠くに見えるシカゴの街並みは心揺さぶられるところがあります。エバンストンダウンタウン近辺はとても安全な場所なので、歩くことが好きな私は心置きなく散策しています。

そして散歩に欠かせないのが、カフェ。この界隈は素敵なカフェがたくさんあり、今日はどのカフェにしようかと考えながら散歩するのがとても贅沢な時間です。Starbucks・Peet’s Coffeeなどのチェーン店から、Unicorn Cafe・Kafeinなどの地元密着店、Cupitol・Dollop Coffee & The Hoosier Mama Pie Companyなどの今風のお洒落カフェなど様々です。

と、つらつらと書いてしまいましたが、あるKellogg生の日常として、参考になれば幸いです。

これから冬に入ると、また少し違う日々の過ごし方をするのだろうと思います。一通り就活が落ち着いた後(Fingers crossed)はどんな日々を過ごしているのか、まだ見ぬ天国のようなスーパーに巡り会えるのか、果たして-10度〜-20度の極寒の散歩を生き残れるのか、これからの生活が楽しみです。またいつか冬の過ごし方を書いてみたいと思っています。

それではまた。KM