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STEMメジャーと米国就労ビザ

Class of 2020(2年生)のMです。Kelloggには、もともと7つのメジャー(Accounting、Economics、Finance、Managing Organizations、Marketing、Operations、Strategy)が存在していました。2年間にわたって所定の授業を履修すると、卒業時にMBA in XXXのようにメジャーがついて、履歴書や成績証明書にて記載が可能になります。もちろんメジャー無しで卒業することも可能ですが、多くの学生が1つもしくは複数のメジャーを視野に入れ、各学期の履修計画を立てています。https://www.kellogg.northwestern.edu/programs/full-time-mba/academics/majors-pathways.aspx

その中で、今回新たに8つめのメジャーとして、Management Scienceが加わりました。これは、通称STEM(Science、Technology、Engineering、Mathematics)メジャーと呼ばれるものです。アナリティクス系の授業を中心に所定の授業を履修をすると認められます。(このメジャーを取得すること自体は難しくなく、要件を見ると、私自身は既にこれまで履修してきた授業で、このメジャーが取れることが判明したぐらいです。)

STEMメジャーになると、米国での就労機会の増加につながります。International StudentsがMBA卒業後に米国で就職する場合、一般的にはOPT(Optional Practical Training)を利用します。このOPTは、通常12ヶ月の期間が設定されています。その間に、H1Bビザに応募し、当選することで米国での就労を継続することが可能になります。ただ、当選しなかった場合、就労の継続は不可能になります。

STEMメジャーの利点は、24ヶ月のOPT期間の延長が認められ、合計36ヶ月間の滞在が可能になることです(通称、STEM Extension)。その36ヶ月の間に、H1Bビザの申請を複数回行うことが出来るため、その後の就労可能性も高まることになります。

最近、複数の米国トップスクールでこのSTEMメジャーが認められているようです。Kelloggはやや遅れを取っていましたが、KSAと呼ばれる生徒会やInternational Studentsの代表者たちが、積極的に他校の動向を調査し報告したり、賛同表明を集めてDean(学長)やカリキュラムを検討するコミッティーに働きかけたりし、ようやく実現したという背景があります。既に秋学期の履修が始まっており、2020年6月卒業予定の学生にとって、残すは冬学期と春学期のみですが、そこでうまく履修計画を組めば、その代からSTEMメジャーが認められることになりました。こういったところにも、Kelloggの特徴の1つ“Student-driven”というカルチャーが表れていると言えるかもしれません。

在校生によるWebinarのお知らせ (2019年11月9日(土)10-11時AM)

Kellogg在校生による、MBA受験生の皆様を対象としたWebinarを開催します。参加をご希望の方は、以下リンク先からご参加いただければ幸甚です。

フライヤーはこちら

日時
日本時間2019年11月9日(土)午前10時開始、11時終了予定
第一部: 在校生によるKelloggの紹介
第二部: 質疑応答

概要
Kelloggの概要・魅力を在校生がたっぷりとお伝えします。受験プロセス、学校の特徴・校風、カリキュラムまたは現地での生活等について 何でもお聞きください。なお、本説明会は在校生主催の非公式説明会との位置付けです。言語:日本語

問募集
Webinarにて聞きたい質問を予め募集します。受験プロセス、学校の特徴・校風、カリキュラムまたは現地での生活等について、何でもお気軽にご質問ください。

質問受付:https://kellogg.qualtrics.com/jfe/form/SV_7Xa9SfiyhFOWvkh

参加方法

参加はこちらから: https://bluejeans.com/797194299/1127

本説明会はBlue Jeansを使用したWebinar形式です。携帯・iPadからもBlue Jeansアプリをダウンロードすれば参加頂けます。

Blue Jeans利用方法

Kellogg Club of Japan新会長(2011卒)が語るケロッグの魅力

Kellogg Club of Japan (KCJ)(※日本におけるKellogg同窓会。詳細はこちら) 新会長、小田原浩さん(マッキンゼー・パートナー/Class of 2011)のインタビュー記事のご紹介です。

Kelloggといえば、コラボレーション型リーダーシップを旗印としているだけあってSocialなイベントやパーティが豊富で、
企画・運営の主体となる学生たちは、実際社交的な人が多い印象です。

ただもちろん、全員が全員パーティ好きではなく、小田原さんも、ご本人曰くシャイで人見知りの性格のため、ネットワーキングが苦手だったそうです。

Outgoing / extrovertな性格でなくても(もちろん社交的な人にも)Kelloggは様々なチームワークを通じてグローバルリーダーとして成長できる場所なんだということをお伝えできればと思いますので、ぜひご覧ください!

就職活動から、マッキンゼー勤務、そしてケロッグ留学時代の体験談など、幅広いエピソードが満載です。

KCJ新会長インタビュー (1) 留学経験ゼロだった自分が グローバルリーダーへ挑戦した理由

MBAを取得するだけなら、日本で働きながら取ることも可能だ。そんな中、あえて海外のビジネススクールに行く意味はあるのだろうか? …



KCJ新会長インタビュー (2) 人見知りでもOK!私の関係構築法

海外のビジネススクール、MBAを取得できるところは数々ある。 …



KCJ新会長インタビュー (3) 世界に通じるリーダーの極意

世界が多様化し、いま、グローバル展開が急激に進んでいる。日本人プロフェショナルにとって、急務とされているスキルが、”リーダーシップ力”である。 …

Kellogg在校生・卒業生によるコーヒーチャット(東京)のご案内

9月1日(日)に、Kellogg 在校生・卒業生による、MBA 受験生の皆様を対象としたコーヒーチャットを開催します。参加をご希望の方は下記リンク先からお申し込み下さい。(一時帰国中の在校生や最近の卒業生も参加します。席に限りがありますので、お早めにお申し込み下さい。)

 

日時: 2019 年 9 月 1 日(日) 12 時 30 分開場、13 時 00 分開始 、15 時 00 分終了予定

※イベントは日本語で行われます。

 

申込用URL:         https://forms.gle/FDBJ5k1nrrVhMEXv8

 

場所: 虎ノ門ホール

(東京都 港区 西新橋 1-9-5 酔心興栄ビル 2階)

 

  • 東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅より徒歩3分
  • 都営地下鉄三田線「内幸町」駅より徒歩3分
  • JR山手線「新橋」駅より徒歩8分

 

概要:    Kellogg 在校生・卒業生と少人数グループまたは個別にお話しいただけます。校風・カリキュラム概要・魅力・現地の生活環境から受験対策・卒業後のキャリアまで幅広くお答えしますので、是非質問を用意してお越し下さい。当日はご家族・パートナーの方の同伴も大歓迎です。(服装はカジュアルなものでお越し下さい。)

 

 

Kellogg公式説明会(東京)のご案内

7月23日(火)に、KelloggのAdmissions Officerが2名来日し、東京にて公式説明会を開催致します。当日はKelloggの各プログラム(1年制MBA、2年制MBA、MMM、JD-MBA)の概要説明およびアドミッションや卒業生と自由にご歓談いただけるネットワーキングセッションを予定しています。Kelloggをより深く理解できる貴重な機会ですので、受験を検討されている方は是非ご参加下さい。

■日時:2019 年 7月 23 日(火)18時30分~20時30分
■会場:ゴールドマン・サックス証券(六本木ヒルズ)

登録は以下のリンクよりお願い致します。たくさんのご参加をお待ちしています。
https://apply.kellogg.northwestern.edu/register/FT-Pro-Event-TokyoInfoSession

日本食事情(スーパー編)

Class of 2020(1年生)のMです。今回はKellogg日本人学生の日本食事情について、スーパー編と題してお伝えします。夫婦や子連れでの留学を考えている方にとっては、より重要なポイントかと思います。結論から申し上げると、日本で購入する場合と比べると当然やや割高になりますが、以下に挙げるスーパーで日本食を手に入れることが可能ですのでご安心ください。

Sea Ranch Sushi(徒歩圏内の日本食スーパー)
エバンストンの中心から徒歩15分ほどのところにあり、スーパーではなく商店と呼んだ方がふさわしいほど小さいお店ですが、日本の食材や調味料がある程度手に入ります。また、寿司レストランが併設されており、店内のイートインスペースで食べることも可能ですし、持ち帰りにも対応しています。


Mitsuwa(車で40~50分の日本食スーパー)

日本にあるスーパーと遜色ないほどの日本食が手に入ります。ビール、焼酎、日本酒などのアルコール類も充実しています。レストランが併設されており、ラーメン山頭火、うどん屋、一橋大生御用達のすた丼、などが入っています。また、紀伊国屋書店や海賊版のDVDレンタル・販売店もあります。


Tensuke Market(車で40~50分の日本食スーパー)

Mitsuwaの近くにあるやや小規模の日本食スーパーです。比較的鮮度の良い刺身や寿司が手に入り、店内で食べることも可能です。

H Mart(車で20分の韓国系スーパー)
日本食も含めたアジア系食材を全般的に取り扱っている韓国系のスーパーです。Kelloggのアジア人学生が多用しており、車が無い人でもUber/Lyftで友人と一緒に買い物に行ったり、車を持っている人に同乗して行ったりします。日本食に関しても、麺類、調味料、冷凍食品、生魚、薄切り肉、お菓子など非常に多くの品が揃っており、通常は上記Mitsuwaまで行かずにここで済ませることが大半です。韓国料理のフードコートも併設されています。

Joong Boo Market(車で20~25分の韓国系スーパー)
こちらも日本食を含めたアジア系食材を全般的に取り扱っている韓国系のスーパーで、上記H Martよりも新しくよりきれいな印象です。品揃えはH Martとほぼ変わらず、新鮮な刺身や生魚も手に入ります。韓国料理のフードコートも併設されています。

日本食に関しては、上記5つのスーパーで十分事足ります。私の家族の場合は、H MartまたはJoong Boo Marketに約2週間に1回、Mitsuwaに1~2ヶ月に1回行くイメージです。

Kellogg生の就職先

Class of 2020(1年生)のMです。昔からマーケティングには強く、今ではジェネラルマネジメント校としても認識されているKelloggですが、実際に卒業生がどのような企業に就職しているかご存知でしょうか。Kelloggは毎年Employment Reportを発行していますので、今回は最新のレポートからKellogg生の就職状況について見てみたいと思います。

【業界別】

第1位は、毎年30%超の学生が就職しているコンサルティング業界です。当然個々人のキャリア志向や資質による部分は大きいですが、一般的にジェネラルマネジメント校とコンサルティング業界は相性が良いようです。クライアントのニーズが多様化する中で、Kelloggで身に着けた様々なビジネス分野についての一定の基礎知識と対応能力をもとに、クライアントと対峙しながら柔軟な発想で課題解決に当たっていけるということだと解釈しています。

第2位は、28%の学生が就職したテック業界です。年々就職する学生の割合は増え続けており、今年は過去最高となりました。GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)のような巨大企業からフィンテックやヘルステックのようなスタートアップまで実に64社がKellogg生を採用しています。

第3位は、14%の学生が就職した金融業界です。金融といっても投資銀行をはじめ、銀行、保険、PE、VCなど多岐にわたっています。第4位以下は各業界に分散されており、就職先の多様性が見て取れます。

【職務別】

第1位は、先ほども述べたコンサルティングですが、第2位は、長年マーケティングに強い学校というだけあって、マーケティング・セールスの19%となっています。CPG企業のマーケティング担当やテック企業のプロダクトマーケティング担当などが当てはまるものと思います。第3位はファイナンス・会計の13%で、第4位にジェネラルマネジメントが12%と続いています。一般的にジェネラルマネジメント職とは、グローバルに地域や部門を数年毎にローテーションしながら5-10年以内に一部門のジェネラルマネージャーを目指すというプログラムです。

【企業別】

コンサルティング業界では、いわゆるMBB(McKinsey、BCG、Bain)に就職する学生が計90名となっています。その次にデロイト、アクセンチュア、PwC Strategy&といった日本でも馴染みのあるコンサルティングファームが各社5-10名程度で続いています。

テック業界では、Amazonが21名と最も多く、Google、Microsoft、Adobe、Facebook、Appleがそれぞれ5-10名程度で続いています。

【地域別】

米国内が87%、米国外が13%となっています。前回のブログで「学生の3人に1人は“International”」とお伝えしましたが、留学生も一定程度の割合で米国内で就職を決めていることがわかります。最近はビザの問題でハードルがやや上がっているという話しもありますが、コンサルティングファーム、投資銀行、テック大手企業などは積極的に留学生も採用しているようです。一方で、米国外の13%は、大きく分けると、社費留学生で派遣元に戻るパターンと母国に戻って就職するパターンが考えられます。

いかがだったでしょうか。皆さんのイメージと整合していたところもあれば、異なっていたところもあったと思います。特に私費の方は、受験校を決める際に、各学校が発行しているEmployment Reportも一つの参考にすることをおススメします。また私費・社費に関わらず、将来のAlumniとしてのネットワークもMBAの非常に重要なアセットですので、卒業生がどういう分野・会社に就職しているのかをぜひ各校のレポートでご確認ください。

Class of 2020 学生プロファイル

Class of 2020(1年生)のMです。本日はClass of 2020の学生のプロファイルについてご紹介します。

生徒数、平均年齢、勤務年数などに大きな変化はありませんが、以下にていくつか特徴をまとめておきます。

① 学生の女性比率は4年連続で40%を超え、今年は過去最高の46%に到達
今でこそいくつかのトップスクールで女性が学長(Dean)を務めていますが、Kelloggは一早く2010年にSally BlountをDeanに任命し、学校全体として女性のキャリア支援や個人的成長をサポートする仕組みを構築してきました。また今年の8月から現LBSのFrancesca Cornelliが新たにDeanに就くことが決まっています。WBA(Women’s Business Association)のようなクラブも積極的に活動しています。

② GMATの平均点は2年連続で過去最高の732点
ビジネススクールのランキングにも大きく影響していると言われているGMATのスコアですが、ここ数年トップスクールの平均点は軒並み上昇傾向をたどっています。Kelloggも例外ではありませんが、732点はトップスクールの中でも最上位に位置付けられるようです。(出典:Poets&Quants

③ 出身業界の多様性
コンサルティング業界から来る学生が全体の24%いますが、それ以外は多種多様と言えます。第2位としてFinancial Service(金融)が19%と括られていますが、金融と言っても投資銀行、PE、VC、保険、政府系金融など様々な分野から学生が来ています。

④ 3人に1人は”International”
Kelloggは人種の多様性にも富んでいます。米国のビジネススクールなのでアメリカ人が多くなりがちですが、アメリカ人の中でも小さいころに米国に移住してきたアジア系アメリカ人、アフリカ系アメリカ人、ヒスパニックなど様々な人種がいます。また留学生もアジア、中南米、欧州、アフリカなど世界各国から優秀な学生が集まってきて切磋琢磨しています。

また、こちらにもKelloggのキーワードとともに、Class of 2020の数名が紹介されていますのでご覧になってください。

Class of 2020の日本人はというと、2年制プログラム4名とMMMプログラム1名の計5名が在籍しています。なんと全員男性ということで、学校の方向性とは真逆を進んでいる感は否めませんが、来年以降どうなりますでしょうか・・・。GMATのスコアに関しては、一般的に数年前まで日本人は学校の平均以下でも仕方がないという見方もありましたが、おそらく近年の日本人の平均スコアは、学校の平均スコアに近くなっていると思われます。出身業界に関しては、金融3名(銀行、投資銀行、損保)、商社1名、メーカー1名という構成です。

ACE2018

Class of 2020(1年生)のMです。5月に入りましたが、エバンストンは先週大雪が降るなどまだまだ寒い日が続いています。今回は、そんな寒さから現実逃避するために、今更ながら私が昨年夏に参加したACEプログラムについてご紹介します。ACEについては過去に何度かこのブログにも登場していますが、American Culture and English for International Business Studentsの略で、2007年から始まったKelloggのサマースクールのことを指します。一般的にサマースクールとは、アメリカでの居住経験が無いまたは少ない学生に対して、MBAプログラムが始まる前に短期間でそれを一定程度補うことを企図したプログラムです。ただ、ACEが他のプログラムと異なる点として、Kelloggの2年制プログラムに入学する学生のみが対象となっています。そのため、ACEプログラムはKelloggという文脈を取り入れてカスタマイズされた内容となっています。

【ACE2018概要】
・参加者:約30名(日本人4名)
・国籍:中国、ブラジル、韓国、日本、香港、フィリピン、ベネズエラ、ウクライナ(多い順)
・日程:2018年7月25日~8月21日(水曜、土曜、日曜休み)
・時間:9時30分~15時30分(日によって前後)
・講師:主に、Kelloggでグローバルプログラムを担当しているDebbie KrausとKelloggで留学生向けに英語のコーチングを担当しているTami Wysocki-Niimiの2名
・費用:無料(2018年から)

【カリキュラム】
ACEの主な目的は、①アメリカ文化の理解促進、②アメリカの授業スタイルへの適応、③英語力強化、④コミュニティの醸成、の4つです。毎年多少のカリキュラムの変更はありますが、2018年は以下の内容がカバーされました。

① アメリカの文化の理解促進
• アメリカの文化・地理・歴史・経済・政治・大学・テレビ・スポーツの各分野についてのインタラクティブな講義・実践
• チームアサインメントとして州または都市の調査及びプレゼン
• Flag Football(フットボールの簡易版)の実践

② アメリカの大学教育への順応
• 人気教授による模擬ケース授業(2018年は、マーケティングのHennessy教授、ストラテジーのMazzeo教授、ファイナンスのLiberti教授の3名)
• MMMや1Yプログラム向けに行われている実際の授業の見学

③ 英語力強化
• WSJやNY Timesの記事の読解・議論
• スピードリーディングの訓練
• プレゼンテーション
• Small Talkやスラングなどの日常会話
• 発音強化
• ビジネスプランの策定(Kellogg外のアメリカ人対するインタビュー含む)

④ コミュニティ醸成
• スカベンジャーハント、ボーリング、飲み会など授業外のアクティビティ
• 既に入学済みのMMMや1Yプログラムの学生と交流

【良かった点】
・留学生同士のネットワーク・友人関係
授業、グループワーク、ソーシャルイベントなどを含めてKelloggの最初の1ヶ月間を常にこの30名で過ごしますので、ACE参加者の間で深い絆が生まれます。ACEは、その後KWEST、CIM(オリエンテーション)と続くコミュニティビルディングの最初に位置付けられます。全員留学生ということもあり、正直多くの人が、ACEがおわった後にアメリカ人を含む残りの約450名が入学してきていざ2年間が始まったときに、その輪の中に溶け込めるか不安になっていました。そういった中で一体感が生まれ、ACEのメンバーは、学期が始まったあとも定期的に集まっています。また、各セクションにACEのメンバーが必ず数名はいますので、ネットワークを広げる際の出発点にもなりました。

・エバンストンの夏!
エバンストンは寒い時期が長いため、夏は貴重です。そしてエバンストンの夏は、暑すぎず気候としては最高です。1年生の夏はインターンシップでエバンストンを離れる人も多く、また2年生の6月には卒業しますので、実はエバンストンの夏を満喫できるのは、このACE中しかありません。授業もそこまで負担が重くないため、セイリング、サイクリング、バーベキュー、ゴルフ、野球観戦など皆それぞれ夏のアクティビティを楽しんでいました。

・生活のセットアップ
JV(Kellogg生の妻・夫・恋人)も含めたコミュニティ作りを重要視するKelloggらしく、JVも参加可能なプログラムが数多く提供されるため、家族ともどもKelloggおよびエバンストンの環境に馴染むことが可能です。また、水曜や土日は時間があるため、8月末のオリエンテーション開始までに、運転免許の取得や家具の購入など、生活のセットアップも済ませておくことが可能です。

ビッド制度

Class of 2020(1年生)のMです。選択授業の取りやすさについて聞かれることがありますので、本日はビッド制度について説明したいと思います。

Kelloggでは、主に選択授業の選択において学生間の公平性を担保するためにビッド制度を採用しています。各学生が自分の取りたい授業にビッドし、高いポイントを入れた人から順にクラスの席を確保できるというものです。授業ごとに定員が決められており、例えば65名が定員の授業では、上から65番目までの高いポイントを入れた人がその授業を履修する権利を得ます。

Kelloggのビッド制度では、1年生に2,000ポイント、2年生に3,000ポイントが与えられます。1年生の場合は秋学期がほぼコア科目でビッドが不要のため、冬学期と春学期で2,000ポイントを使います。2年生は秋・冬・春学期で3,000ポイントを使うので、いずれも1学期1,000ポイントという計算です。学期ごとにポイントの持ち越しは可能ですが、2年生になるときにいったんゼロとなり、新たに3,000ポイントが割り振られます。

学期ごとのビッドは第1ラウンドと第2ラウンドから構成され、基本的にはこの2回で自分の取りたい授業を確定させます。過去の授業ごとのビッドポイントは、受講した学生によるその授業の評価とともに全てデータ化されており、学生はオンラインで閲覧可能となっています。なかなか過去の傾向通りにはいかないのですが、第1ラウンドではそれしか頼りになるものがないので、それを踏まえて自分の取りたい授業と入れるポイントを決めていきます。その後、第1ラウンドでのビッド結果を踏まえて、第2ラウンドでの方針を立てます。第2ラウンドでは、第1ラウンドで定員に達しなかった授業のみビッド可能となります。同じ授業でも第2ラウンドの方が定員に近い状態になり、より高いビッドポイントが要求される傾向にあります。

最終的には、履修定員ギリギリのビッドポイントを入れた学生のポイントが授業のクロージングコストとなり、上澄み部分は各人に返却され、次の学期で使用可能です。例えば定員50人の授業で1番高い人が1,000ポイント、50番目の人が200ポイント入れた場合、その授業のクロージングコストは200ポイントとなり、1,000ポイント入れた人には800ポイントが返却されます。また、ある科目にビッドしても、最低ビッドポイントに届かず履修出来なかった場合は、そのポイントは返却されて次の学期で使用可能です。そのため、ある授業を取り損ねても、気を取り直して、返ってきたポイントをもとに次の学期のビッドに臨むことができます。

当然ながら、人気の高い教授の授業を取るには高いポイントが要求されるため、年間を通した自分の理想的なクラスポートフォリオを視野に入れた上で、プランBも含めて戦略を立てる必要があります。ビッドが近くなると、友人との会話でも、何を取るのか、何ポイント入れるのか、といった話題が多くなります。一緒の授業を取ろうと考えている友人とは、一緒に戦略を立てたりもします。それだけ皆楽しみにしていることでもあります。中にはネゴシエーション系やマーケティング系で1,500ポイントを要求される授業もあり、当然ながら全てを人気教授かつ人気科目で占めることは困難です。その中で、「この教授のこの授業だけは絶対に取る」、あるいは、「この分野は一番人気の教授でなくてもよい」というメリハリをつけてビッド戦略を立てていく必要があります。結果的には、大多数の学生が、ある程度満足のいくビッドができているように感じます。

私個人はというと、この1年間で1つだけ取りたい授業を取り損ねてしまいました。結果論ではありますが、他の授業にビッドポイントを割り振りすぎてしまい、その取りたい授業に十分なポイントを割り振ることができませんでした。ただ、逆に言うとそれ以外は取り逃すことなくすべて取ってきたということでもあります。その取り損ねた授業もまた2年生になったときに確実に取れるように、戦略を立てていきたいと思います。