イギリスの小規模校とケロッグの比較(交換留学を終えての所感)

Class of 2017のYK(2)です。

 

先学期(冬学期)に交換留学でスコットランドのエジンバラ大学へ交換留学をしてきたので、そこで感じたことを書きたいと思います。交換留学プログラム自体についての説明はもう一人のYKが以前書いてくれているのでそちらをご参照ください。

 

ケロッグ在学中の6クォーターのうち1クォーターを使ってエジンバラ大学へ行った形ですが、その決断には非常に満足しています。エジンバラはヨーロッパの中でももっとも美しい街の一つに数えられるところで、2か月半ほど滞在しましたが、毎日荘厳な街並みに感動しながら過ごし、生活していて決して飽きることがありませんでした。またもう一つ別のMBAを体験できたことも貴重な経験になりました。エジンバラ大学MBAはケロッグとはあらゆる面で異なっています。MBAプログラムは一年制のみ、クラスサイズは40人(!)ほどで、2Yプログラムだけで1、2年生を合わせて1000人以上いるケロッグとは全く趣が異なります。以下散発的ですが思いつくままに面白いと感じた両校の差異について書きたいと思います。

 

・クラスサイズ
まず一番の違いはクラスサイズで、MBA全員でケロッグの1セクションの人数にも達しません。デメリットは多くの人と知り合い人脈を広げる機会が限られてしまうところですが、逆にメリットとしていつも同じメンバーで顔を合わせるので、深い人間関係を築くのが容易だと感じました。ケロッグだと一度知り合った人と何か月、下手をすると一年以上も会わないといったことがあるので、人間関係を築きメンテナンスしていくためには定期定期にランチをするなど、意識的に行動する必要があります。

 

・カルチャー
同じ欧米のくくりでもカルチャーが全く異なりました。ケロッグは国際色豊かといえども、6割くらいがアメリカ人で残りのインターナショナル生の多くの人がアメリカの大学を卒業しており、アメリカンカルチャーが強い学校です(フレンドリーで開放的で明るい)。対してエジンバラMBAはイギリス人やイギリス文化が好きなインターナショナル生が集まっているので、もっと日本的で奥ゆかしいカルチャーを感じました。日本人の自分としてはエジンバラMBAの方が過ごす方が圧倒的に「楽」でした 笑。年齢もケロッグが20代後半から30代中盤がほとんどなのに対し、エジンバラMBAは3割くらいの学生が30代後半~40代中盤くらいでして、これも落ち着いた雰囲気を醸し出す理由になっていたと思います。また、ランキングで言ってしまうとエジンバラMBAは決して高い位置にいませんが(学生の人数が少ないから仕方ない)、学生はみな非常に優秀でモチベーションも高く、優秀さに関してはケロッグの学生と比較しても大きな違いはないと思いました。エジンバラMBAの学生はそもそもイギリス国内やエジンバラMBAしか受験していない人も多いようで、決してアメリカやヨーロッパのMBAの受験競争に敗れた人たちではなかったです。

 

・授業
授業の質と学びの多さについてはケロッグに完全に軍配が上がると思います。感覚的にはエジンバラMBAの一つの授業で学べることはケロッグの授業の5割~6割程度でした。これはエジンバラMBAが1Yプログラムなので一つ一つの授業で詰め込み過ぎて学生をオーバーフローさせることを防ぐ意味で仕方のないことかもしれませんが、かなりの開きを感じました。またクラスの選択肢についてもかなりジェネラルなものに限られてしまい、ヘルスケアや不動産、教育など、特定の分野に興味がある人は満足できないと思います。扱うケースについてはイギリスやヨーロッパの企業のケースがちらほら入るものの、AppleやGEなどアメリカのメジャーな企業のケースも多かったです。また理論についてはポーターやクリステンセンなどのアメリカの経営学者のものがほとんどで、ビジネスクール業界におけるアメリカの影響力の大きさを実感しました。もう一点面白かったのは、実用性に重きを置くビジネススクールではあるもののエジンバラMBAはケロッグにくらべアカデミックな要素が強く、例えばレポートを書く際にも、信頼がおける学術誌からの引用を最低いくつあげること、などの要求がありました。ケロッグでは引用を要求されたことは一度もなかったので、ここはヨーロッパの学校とアメリカの学校のアカデミックを重視する度合の違いが表れています。

 

・授業以外の活動
就活、ネットワーキング、クラブ活動などの機会は学校のサイズからして当然ですが、ケロッグの方が圧倒的に多いです。また、エジンバラMBAはスケジュールの過密度合が非常に高いため、旅行をしたり飲みに行ったりする時間はあまりないようでした。よってMBA生活に授業以外にも充実度合を求める人にはあまり向かないかなと思いました。

 

まとめとして、ケロッグと全く異なる学校での生活を経験できたのは非常によかったです。授業というよりも、ヨーロッパの歴史やビジネス文化についての理解の幅を広げることができたのが収穫でした。交換留学にはケロッグでの授業を1クォーター分諦めなくてはならないなどのトレードオフがありますが、皆さんもMBA留学中の交換留学をご検討されることをお勧めします。

Kellogg Corpsについて

2年のSayokoです。今日は私の大好きなクラブKellogg Corpsについて紹介したいと思います。Kelloggでは社会的貢献に関連するクラブは全てNet Impactクラブの傘下に所属しており、その数はもはや数えきれないです。私がKelloggを選んだ理由の一つは非常に多くの学生が社会貢献に関心がある仲間に出会えることでした。実際入ってみると活動の幅が広いことに圧倒されます。

Kellogg Corpsは発展途上国で活動している非営利団体及び非政府団体に対し、MBAのスキルを使ってコンサルティングプロジェクトをボランティア活動として行うことを目的としています。昨年の春休みに4名のケロッグ生とともにネパールのカトマンズ近郊のWomen Lead Nepalという非営利団体で10日間プロジェクトに参画しました。この団体は、女子高校生30名に1年間のMBAコースのようなものを提供し、女性の社会進出を支援しており、寄付金は主にアメリカから集められています。

私はアメリカ在住して早いもので8年目に入りますが、実はKelloggに来るまで海外旅行をほとんどしたことがありませんでした。私はあまり観光客が体験する作られた旅行にあまり興味がなく、どちらかというと現地の人と接する旅行や社会貢献できることに楽しさを感じるタイプです。なので、Kellogg Corpsの目的と自分のやりたいことが合致していました。特に、私は大勢の人たちより少数の友達と関係を築くことが好きで、ケロッグ生5人という規模もとてもよかったと思います。Kellogg Corpsは働く先を紹介し、実際のプロジェクトの詳細やらはほぼ全て現地にて参加者が取り組み、旅行の予定やホテル等も自分たちで手配するという形をとっている分、他のグローバルプロジェクトより融通が利きます。

私は出発のぎりぎりまで課題やら期末試験やらに追われていたこともあり、プロジェクトの準備は皆無で現地に向かいました。夜遅く到着し、信号はなく、タクシーのおじさんは高速で逆走を続けるという先進国では考えられない歓迎から始まりました。ネパールは地域交代で夜間はほぼずっと停電でした。初日も例外ではなく、外は真っ暗でした。ネパールの人は明るく、ホテルの人は親日派で初対面から日本語で一生懸命話してくれてたのを覚えています。ほとんどの道が舗装されていないので、埃がすごかったので、マスクをどこで買えるかホテルの人に聞くと、なんと即マスクを薬局で買ってきてくれて親切さに驚きました。途上国だとチップを求められるのかなぁと思い込んでいたものの、50 Nepal Rupee(日本円で50円)と言われた時には物価の低さと親切さで二重に驚きました。私はネパールが発展途上国でアジアにあること以外何も調べずにやってきただけに、以外にも日本語知っている人が多いことも意外でした。

翌日からは徒歩でクライアントのオフィスまで20分くらい通勤し、ネパールの忙しい朝に交じって現地の人と同じように勤務する日々でした。日本と違い、色々な民族の人がいること、ほとんどの人は片言もしくは流暢に英語が話せることに感心しました。私のクライアントのNabinaはネパールのMBAを出ており、会計と財務を担当してました。色々と話を聞きながら彼女の業務について学ぶことから始めました。財務諸表の改善や予算組み立ての改善について始め依頼されていたものの、段々話を聞くうちにそもそも財務諸表を読める人がほぼいなく、予算も現行以上のものがあまり必要ないことに気づきました。一方でマニュアル作業の多さ、業務の重複を実感したため、作業の自動化を提案し、そちらにプロジェクトを移行しました。聞いたこともない会計ソフトではありましたが、何とか理解し、Nabinaが簡単に使えるように色々とセットアップし、研修マニュアルも作成しプロジェクトを完成させました。業務の効率化が図れたのでCEOからの反応はとてもよかったです。この団体が女性の社会進出を支援していることもあり、働いている人はみんな女性で、そのうち2名は大学中に日本で留学してたこともあり、日本での話を聞かせてくれたり、毎日女子校に戻ったような和気あいあいとした日々でした。仕事が終わるとケロッグの友達と夕飯を食べ、その後またプロジェクトを夜中まで進め、ホテルまでのタクシーを値切るだけ値切って帰宅するという毎日でした。週末はケロッグのみんなででヒマラヤ山脈の日の出を見ることから始まり、カトマンズの観光を楽しみました。丁度Holiというヒンズー教のお祭りとも重なってたこともあり、ヒンズー教や仏教、キリスト教の普及も垣間見ることができました。ご飯がシュウマイ(Momo)や、インドカレーを始め日本人に合ったものが多く、とてもおいしかったのも驚きの一つでした。振り返ってみると、私は始め何も期待していなかった分、見るもの体験するものの全てが新鮮で今までで1番楽しかった旅行でした。

あまりにも楽しかったので、このクラブと引き続きつながっていたいと思っていたところ、丁度マーケティングのポジションが空いているので入ってほしいと去年の部長に誘われ、現在はクラブの運営側に回っています。この夏にはウガンダやブラジル、ニカラグアのプロジェクトに取り組んだ友達から話を聞くことができました。どのプロジェクトもユニークで、それぞれいい思い出ができたようです。まだまだ小さなクラブですが、少しでも多くのケロッグ生がKellogg Corpsを通じて学生生活をより豊かなものになるようにお手伝いできたらうれしいなぁ、と思ってます。ぜひKelloggにいらっしゃったらKellogg Corpsを体験してください。きっと素晴らしい仲間と思い出ができるはずです。

Kellogg Communityに日本を紹介する機会の現状

こんにちは、Class of 2017のTKです。今回はキャンパスビジットされる受験生の方々から頻繁に質問を頂戴するトピックである「Kellogg Communityに日本を紹介する機会の現状」に関して、幅広く紹介したいと思います。

 

多くのトップスクールでは春休みを利用してJapan Trekをオーガナイズし、日本の文化やビジネスを同級生達に紹介し好評を博している(きめ細やかに練られたitineraryは世界一ですね!)一方で、Kelloggでは代々GIM(Global Initiatives in Management)という冬学期の授業プラス春休みの現地調査からなるexperiential learningがその役割を担ってきました。

 

毎年約5~6の地域とテーマを学校側が用意し、それぞれの参加学生数は20~40名程度(例えば昨年度の地域はJapan/China・Greater China・ Cuba/Columbia・UK/Germany・India・Kenya/Tanzania)で、例年GIM Japanには日本人学生も数名参加し、その中でゲストスピーカーや現地のミーティングを主導するリーダーシップ役を担い、参加学生の学びの質向上に貢献してきたため、多くの受験生(当時私もそうでしたが!)も在校生・卒業生のブログ等でGIM Japan関連のコメントをご覧になられたことがあるのではないでしょうか。

 

ところが、近年GIMを取りまく事情が以下2点変わってしまいました:学生によるリーダーシップ役が廃止されKelloggのGlobal Programsの職員が現地調査を含めた全体を取り仕切る形になったこと・今年度はGIMの目的地から日本が除外されてしまったこと。GIMを通じて日本を紹介するという機会は消滅し、正式なJapan Trek立ち上げに動いたものの、運営側の人数を集めきれず2017年3月の実施は見送っている状態です。日本に興味がある学生数は相当数おり、少なからぬ人数が実際に春休み等を使って旅行しているので、ぜひこれからKelloggに入学される方には実現してほしいと思います!

 

そういった事情もあり、私自身はKWESTを通じて日本を紹介するという形を試みました(正確に言うと、もう一人の日本人同級生が日本人2名・アメリカ人・インド人・メキシコ人の5名から成るチームを組成してくれたおかげでこの機会を得ました。。)。KWESTはオリエンテーション直前の8月下旬の一週間に行われる名物イベントで、新入生と2年生リーダー併せて25名弱のグループ約30数組が、世界各地に散らばり、雄大な自然や海外都市の中で、共に一週間を過ごし自然との触れ合いや地域貢献活動を通じて、Kelloggの雰囲気に慣れ、Kellogg文化のコアであるチームワークを体験しつつ、学生生活の中心となる友人を作る、というものです。思った以上に日本で英語が通じない・diet restrictionに対する理解が低い・目玉だった富士山登頂が台風直撃でキャンセル等トラブルがありましたが、素晴らしい仲間と特別な時間を過ごすことが出来て良い思い出となりました。

 

キャンパスイベントで大きなものとしては春学期にJapan Club主催で開催するJapan Nightを挙げておきます。食べ物や踊り・太鼓パフォーマンス等企画・実行し、キャンパスを日本色に染め上げるイベントで、KelloggのRegional Clubが単体で行う中ではIndian Business ClubのBollywood Bashに次ぐ規模を誇り、昨年度は230名を超える人数に足を運んでいただき好評を得ました。準備にも相当な時間を費やし辛い部分はありましたが、財務的にも黒字(unlimited labor cost = 0というMBA生らしからぬ前提ですが。。)となり、勝利の美酒を味わうことが出来ました。

 

その他、日本企業やJETRO・領事館関連の方々をゲストスピーカーとしてお招きし、ビジネスの面から日本を紹介するという動きも現在加速化させている状況です。

高校生向けメンタリングプログラム

早いもので、Kelloggに入学してから間もなく一年が経とうとしています。先日ご卒業されたClass of 2015の皆さんをお見送りしながら思うことは、エバンストンでの2年間をどのように過ごすかは本当に人それぞれであり、裁量が大きいだけに目的意識と計画が大切になってくるということです。同期入学の友人たちも、学業、資格取得、課外活動、ご家族との時間、旅行にお酒…と、積極的に思い思いのエバンストン生活をデザインしていて、いつも刺激を受けています。この地に居て 黙っていても成長するのは、お腹周りのお肉だけなのかもしれません。うーん、そういえばスーツがきつくなってきた気が…運動も計画的にしないといけませんね。。

さて、私の体重にはいったん目をつぶり、本日は課外活動として携わっている高校のメンタリングプログラムについてご紹介いたします。

 

プログラムについて

私は昨年、3人の学生とともに同プログラムの立ち上げに関わりました。活動内容は、メンターである約10名のKellogg生が定期的に地元高校を訪問し、有志で参加されている生徒の皆さんにビジネスについて学ぶプログラムを提供するというものです。年間12回程度開催したセッションは、ワークショップ形式の講義が約半分、残りの半分は企業訪問、地元企業へのビジネスプラン提案、ケースコンペティションなどとなっています。

ワークショップでは、毎回異なるテーマで、Kelloggのコア授業で学んだコンセプトを高校生が楽しめるような形にして提供します。交渉の講義では、交渉の原則を学んだ上で不動産売買のロールプレイをしたり、チームワークの講義では レゴブロックの早組みなど、高校生が自ら参加する形で学べるように工夫しています。参加型プログラムの最たるものがケースコンペティションです。3?5人のチームに分かれ、地元のトレーニングジムに対するマーケティング戦略を提案するものでした。実際にジムの経営者の方の前でプレゼンテーションを行い、審査員の評価を競ってもらいました。

 

ケースコンペティション前夜

さて、そのケースコンペティションの準備が順調に進み、いよいよ社長さんへのプレゼン前夜、生徒の一人から電話がかかってきました。電話に出るなり「困ったよ?」と言っています。彼曰く、「プレゼンのたたき台を作って皆で相談しようとしていたんだけど、いっしょのチームの皆が連絡取れないんだよね。方針が決まらないと先に進めない。時間がないし、もう無理かも。一応自分の担当分だけ作って、明日の直前ミーティングで相談しようかな、どうするのがいいかな?」

一緒に手伝ってみようか、あるいは細かい指示を出そうかとも考えましたが、悩んだ挙句、とりあえず応援だけしてみることにしました。「明日、社長の前でチームとして良いプレゼンをしなければならないわけだよね。今は大変な状況だけど、自分の担当範囲はいったん忘れて、自分がリーダーだと思って、明日チームとして成果を出すために何をできるか考え、それをやってみたら。君ならできるぞ?!がんば!(←適当)」

「わかった、やってみる」と言った彼が出した答えは、プレゼンの全体像を自分で作り、翌日他のメンバーの意見を聞きながら微調整し、最終的には発表の担当を割り振るというものでした。眠そうな顔で翌日の直前ミーティングに来た彼は、パワーポイントスライドをほぼ完成させ、テレビCMまで自作していました。彼らのチームは優勝こそ出来ませんでしたが、2位に食い込み、社長さんの評価も上々でした。評価もさることながら、困難な状況において、チームとしての責任を全うするためにやるべきことを自分で考え、早朝まで作業して成果を出したという事実は、彼自身の自信となったことでしょう。

 

自信と自主性、そしてKellogg

プログラムを設計するにあたって意識していることは、教えてあげる、という上から目線ではなく、生徒が他者と協力して何らかの成果を出すという経験を得られる環境づくりです。魅力的な環境があれば、生徒たちは成果を出してみようとするし、成果が出れば生徒たちは徐々に自信をつけます。自信がつけば、新たな興味が湧いてきて、自ら進んで学ぶようになり、自ら成果を求めていくようになるのではないでしょうか。経験に裏付けされた自信、そして自主性。こうしたものは、何かを「教えてあげる」だけではなかなか身につくものではないと思います。

これは何も高校生に限ったことではなく、ビジネスの現場で働くいい歳した大人にとっても重要なのかもしれません。そういう意味で、まさにKelloggというビジネススクールは、チームで成果を出すという経験が生み出される環境として良くデザインされていると思います。毎年多様なバックグラウンドの学生がエバンストンに集うと、入学前に共に旅行し、CIM Weekで協力してあれやこれやに取り組んで、秋学期が始まればケースディスカッション、課外活動のリーダーシップ、そしてめくるめくグループワークの数々が待っている… Kelloggで得られるものとして、Collaborateする機会、というのは良く言われることですが、Collaborateする経験を重ねることから生まれる自信と自主性も、大切な収穫になるように思います。

私は来年一年間、代表として同プログラムをリードします。私の下手くそな英語にもめげずに一緒に運営してくれている友人達、ご協力頂いている高校の先生方に感謝しつつ、同プログラムをさらに進化させ、来年一年間運営し切ることを、Kellogg生活中に成し遂げたい目標の第2番目としたいと思います。目標の第1番目は、ダイエットですね…

GIM東アフリカとKSA(学生会)について

Class of 2015YTです。今回は、私が学生リーダーの一人としてかなり運営に深く関与したGIMと、セクション代表(国際担当)として参加しているKSA(学生会)における活動について書いてみたいと思います。

1. GIM

GIMとは、Global Initiative in Managementの略で、世界の各地域を対象に複数クラスが開講され、各地域のビジネス慣行、文化的背景、政治的課題等も含めてHolisticに“How to do business in the region?” に対する理解を深めるためのカリキュラムです。毎年冬学期に開講され、ゲストスピーカー等とのディスカッションに加え、数名で構成される学生チームごとに具体的な研究テーマを設定し、それぞれ文献調査等を進め、春休みを利用した現地調査によりそれを更に昇華させ、現地調査終了後にレポートをまとめて完結します。今年は、もはや定番となった日本/韓国に加え、東南アジア、中国/モンゴル、インド/チベット、ブラジル/メキシコ、東アフリカ、の6つの地域を対象にしたGIMが開講されました。

私の場合は、もともと国際ビジネスに関心があり、GIMを履修することは入学前から決めていました。問題はどの地域を選ぶか、ということですが、私の場合は?これまであまり関わりがなく、?かつ将来的には関与を深めていきたい地域ということで、東アフリカを選択しました。また、どうせ授業を取るのであればより深くコミットしたいと思い、学生リーダーのポジションに応募し、現地調査担当のリーダーに就任しました。

●リーダーとして

正直言って、リーダーとしての活動における学びと苦労は想像以上のものがありました。学生リーダーの選考は秋学期の真っ只中の10月頃に行われ、教授とともに旅程表の検討や訪問先企業の選定などの作業が進められます。また、11月にはGIM Fairという学生向けの説明会があり、その準備なども大変でした。もちろんGIMは授業ですので、大学側が事前にどの地域向けに開講するかを決めるわけですが、参加者が少なければ中止になることもあります。私のチームは、東アフリカという地域を対象にしており、学生に興味を持ってもらえるのか相当な危機感を持って準備をしました。結果的には、上限に近いところまで学生が参加してくれましたが、授業を開講するかどうかまで学生がOwnershipを持って真剣に対応するというのはケロッグならではだと思います。

開講が決まってからも、実際にアフリカの企業とのコンタクトを図るのはそれほど簡単ではなく、メールへのレスポンス等も必ずしも素早くないという状況の中で、教授や他のリーダーと連絡を密に取りつつ、自身の持つネットワークも最大限活用し、スケジュールを組んでいく作業は意外と大変でした。仕事の進め方についても、日本人以外の学生のやり方を学ぶ機会としても有用だったと思っています。

また、実際の訪問に際しては、自分が窓口となって調整してきた以上、教授も含めた全ての参加者を自分が仕切らなくてはなりません。ただ、ミーティングが終わった後に仲間から感謝の言葉をかけられるとやはり嬉しいもので、深くコミットして良かったなあと感激もひとしおでした。

●学生チームの一員として

リーダーとしての仕事以外に、本来の授業の目的もきっちりこなさないといけません。我々のグループは東アフリカにおける発電ビジネスについて研究しました。事前の想定どおり、アフリカでは電力化率は相当低く、これが経済発展や福祉の向上等の妨げになっていることが文献調査で明らかになりましたが、我々は、そうした文献レベルでは必ずしも明らかにならない地域ならではの課題やビジネスの実態を調査することを目的としました。

事前にグループメイトと手分けして現地の電力会社や関係者にアポを取り、現地を訪問して詳細なインタビューを行ったほか、各国の発電所にも足を運び、先進国のプラント等との比較も行うことができました。また、東アフリカならではなのか、現地の方々は我々の訪問を非常に歓迎してくれ、想定していなかった現場レベルのマネージャーや、たまたま現地に出張に来ていたPEファームのマネージャーなどとのインタビューも行うことができ、非常に充実した現地訪問となりました。

元来エネルギー産業に携わっていたこともあり、この経験も将来に向けての貴重な財産になると実感しています。

 

ということで、GIMは普通に履修するだけでも非常に学びの多い授業ですし、学生リーダーになれば、同級生との濃厚な関係構築にも大変役立ちますので、旅行好きの方や、新しいことを色々試してみたい、という方には非常にお勧めの授業です。

 

2. KSA

Kellogg の特徴として特筆すべきなのは、学生主導(Student Driven)であるということでしょう。その活動の中心となるKelloggの学生会組織であるKSAKellogg Student Associationは、選挙で選ばれる2年生のリーダーシップチーム及び各セクションから選ばれる1年生のセクション代表を中心とした組織です。彼らコアメンバーに加えて、各セクションから、国際担当、キャリア担当、ソーシャル担当などがそれぞれ選ばれ、2年生の担当リーダーの指導の下にもろもろの活動がなされています。私の場合、プレターム終了後に行われる各セクションにおける各担当を選ぶ過程において、国際担当(Global Affairs)に立候補し、セクション代表として活動に参加することになりました。

具体的に何をやるかですが、いくつか私が主体的に関わったものについて簡単に説明したいと思います。

●MOSAIC

毎年4月に行われるDiversityにフォーカスした一週間続くイベントで、KSA Global Affairsとして行うイベントの中で最大のものです。私はマーケティングチームの一員として、イベントの周知活動や装飾等の活動に携わりました。Diversity Kelloggを語る上で欠かせないキーワードの一つですが、まさにそれを体現したイベントであり、運営側としてもかなり気合を入れて準備をしました。

また、この期間中には、MOSAICチームの一員としてだけでなく、Japan Clubの一員としてAsian Food Cookingなるイベントの運営にも携わりました。具体的には、日本人以外の学生にロール寿司や餃子を自ら作ってもらい食べてもらうというイベントなのですが、こちらは非常に人気があり、45枚のチケットがすぐに売切れてしまうという自体に陥りました。

この時期は忙しすぎて勉強が若干おろそかになってしまいましたが(笑)、international の学生としてKellogg に貢献する非常に良い機会であったと思います。

●Soft Landing Pack

こちらは、International の合格者の渡米を容易にするために、住居に関する情報、ビザに関する情報、サマースクールに関する情報などを簡単な冊子にまとめて送付しよう、というプロジェクトです。自分自身も住環境等が異なる米国での生活のセットアップに苦労した経験があることから、アメリカ人だけでは思いつかないような論点も提言することができ、一定の付加価値を加えることができました。KSAならではといいますか、大学側もこうしたプロジェクトには非常に協力的であり、予算などについても配慮をしてくれたため、単なる机上の空論ではなく、実現までこぎつけることができました。

 

以上色々書きましたが、やる気があって、KSA側にきちんとプロジェクトの意義を説明できれば、どんなことでも可能なのではないかと思います。KSAというケロッグの学生を代表する組織ですので、チームメイトをまず説得できれば、Dean’s OfficeStudent affairsといった大学側の協力も得られやすいですし、資金面でのサポートも普通のクラブなどよりも受けられやすい環境だと思います。特に、Global Affairsについては、Kelloggをよりよい学校にするためにinternational の学生の視点を提供することができ、日本人がより貢献しやすい分野だと思います。

 

私自身は、昔は学生会に参加しているようなタイプの人間はあまり好きではありませんでしたが笑、やってみると意外とおもしろく感じるものです。こうした自分の常識を打ち破っていくことができるのもKelloggの魅力でしょうか。

クラブ活動について

はじめまして、Class of 2015THです。Evanstonはすっかり真冬で、最低気温がマイナス15度を下回る日もありますが、慣れてしまえば何とかなるものですね。今回は、Kelloggのクラブ活動について紹介したいと思います。

クラブ活動の概要はここ(http://www.kelloggalumni.jp/Prospective/activities/academic.html)を参考にして頂いたとして、今回は、クラブ活動との関わり方を以下の3タイプごとに紹介したいと思います。

 

(1) メンバー登録だけする場合

(2) アクティブメンバーとして関わる場合

(3) ディレクターとしてクラブ活動の運営に関わる場合

(1) メンバー登録だけする場合

メンバー登録をすると、毎週のように様々な活動案内や就活情報がメールで届きます。また、メンバー登録だけでは特別な責任/役割は発生しません。そのため、基本的に興味のあるクラブ活動があれば、とりあえずメンバー登録だけしておくことをお勧めします。

私の場合、様々な興味のあるプロフェッショナル・クラブに登録した結果、メンバー登録しているクラブは15以上に及びます。一例をあげると、Retail + Luxury Goods ClubMarketing ClubHigh Tech ClubGeneral Management ClubEmerging Market Clubなどです。その中で、ほぼ毎日ランチタイムや放課後に、どこかのクラブで企業の担当者を招いた会社説明会や就活支援イベント等を開催しているので、自分の興味に合わせてスケジュールを調整しています。特に、バイスプレジデント・クラスがプレゼンする企業説明会は、最新のマーケット情報や経営課題を知ることができ、非常に学びが多いです。

 

(2)アクティブメンバーとして関わる場合

厳密にアクティブメンバーの定義はありませんが、週に1-2時間以上、そのクラブ活動に関与している人はアクティブメンバーと呼べるのではないでしょうか。上記のメンバー登録だけする場合との大きな違いは、クラブメンバーとのインタラクションを通じ、メンバーからも学びがある点です。

私の場合、秋学期はKICC (Kellogg Impact Consulting Club)に週3時間以上コミットしてきました。KICCは、旧NBI (Neighborhood Business Initiative)の新名称で、4?5人でチームを組み、シカゴのソーシャル・エンタープライズに対してコンサルティングを行う秋学期限定のプロジェクトです。コンサルティングやソーシャル・エンタープライズに興味のある学生に非常に人気のあるクラブ活動です。

各メンバーが、それぞれの目的やプライオリティがある中、互いにゴールを共有し、それに向けてチームでアウトプットを出すというのは、リーダーシップを実践する上で非常に貴重な機会になった思っています。また、メンバーやクライアントとの議論を通じ、ソーシャルエンタープライズで働く人のモチベーションやインセンティブ設計についても学ぶことができました。

(3) ディレクターとしてクラブ活動の運営に関わる場合

学生主体でクラブ活動が運営されているKelloggでは、プレジデント以外にも、アカデミック担当やキャリア担当など、様々なリーダーシップポジションが存在します。そのため、日本人でもリーダーシップポジションをとれる機会に溢れており、現2年生やアラムナイの方も様々なかたちで活躍されています。

私の場合、Retail + Luxury Goods ClubInternational Relationsというディレクターポジションで、インターナショナル向けの就活サポートを推進しています。まだ本格的な活動はこれからですが、Retail + Luxury Goods Clubは比較的新しく、まだ成長途上のクラブですので、これからどのようなかたちで組織運営に関われるか、今から楽しみにしております。

 

以上、クラブ活動との関わり方を3タイプごとに紹介してきましたが、全体としては、Kelloggのクラブ活動は全て学生主体で運営されているため、運営側も参加側も非常にコミットが高いことです。トイレに張ってあるビラを見れば、その熱気が伝わってくると思います。是非、キャンパスビジットに来て、自分の目で確かめてみてください!!

KWESTについて

こんにちは。Class of 2015 のMTです。12月に入り、エバンストンもますます寒くなってきてました。本日は、新入生のうちの80%以上が参加すると言われているKelloggで最も人気のあるイベントの中1つ、KWEST (Kellogg Worldwide Experiences and Service Trips)について紹介したいと思います。私も含め多くのKellogg生にとって、KWESTは新しいKellogg Lifeの始まりの舞台になります。

 

1) KWESTとは:

毎年8月末に行われる、Kellogg 導入プログラムです。毎年8月末に、20?25人の新入生(1Yの学生、交換留学生、JV含む)、合計約30組がそれぞれ2年生のリーダー5人と一緒に世界各地に散らばります。期間は約一週間、場所は国内、海外、大自然、大都会。内容はナイトライフが激しい旅、ひたすらサイクリングをし続ける旅、ミステリー(最後までどこで何をするのか分からない)等、様々です。このような数あるテーマのなかで共通しているのは1つ、“自然とのふれあいや地域貢献活動を通じて、Kelloggの雰囲気に慣れ、Kellogg文化のコアであるチームワークを体験しつつ、学生生活の中心となる友達を作る、”という目的です。

 

2) 私が参加したKWEST SOUTH AFRICA:

どのKWESTに行きたいか、プランを計画したKWESTリーダーによるONLINE PITCHを元に希望を出せます。DAKに行く場合はその時にリーダー達が出しているブースに行き、直接話をきくこともできるようです。私は単純に?行った事の無い大陸、アフリカに行ってみたかった、?動物が好きなのでサファリに行きたい、?リーダーが好印象、楽しそう(オンラインで初めてリストを見た時から彼らのピッチの見出しに惹かれました)、という理由で南アフリカに希望しました。

ここで南アフリカでのハイライトを述べます:

飛行時間が約20時間で長い!

その分、他のKWESTと比べて現地での活動時間が1.5日ほど短かったと思います。それでもずっと隣だったNew Kwestieとは飛行機の中で話しをしたり、シンクロで映画をみたり、肩まくらをしたり、十分仲良くなれました。KWESTでは最後の晩まで「自分の仕事、出身地、出身校、その他自分のBackgroundを明かすようなことは一切しゃべってはいけない」という規則があります。お互いの生い立ちを知る前に好きな食べ物、朝起きたら第一に何を考えるか…等を知る事ができ、それぞれの概念にとらわれず、Clean Slateから仲良くなれる事が良かったです。

Service Activity

KWESTの“S”にあたるService Activity。スラムの端にあるCycling Academy(NPO)では、地元の子供たちが安心していられる場を提供すると共に、子供たちが将来自立できるよう、サイクリングを使っての強い体力・精神を育てる活動に取り組んでいます。私たちは新しい車庫のペンキ塗り、そして子供たちのランチボックス詰めをしました。一つ一つ箱をデザインし、励ましのメッセージもつけました。3時間近く作業を続け、終わった頃に子供たちが来たため、直接渡し、話をする事ができました。子供たちにも笑顔で喜んでいただけ、KWEST SOUTH AFRICAの皆も大満足でした!

Safari! Safari! Safari!

南アフリカチームは飲みで夜も遅いですが、朝も早いです!朝5時近くに起きてジープに乗ってサファリへ出発!!(正式にいうと、その晩は寝ませんでした。)ラッキーなジープはBig Five+Two (ライオン、ヒョウ、ゾウ、バッファロー、サイ、+キリン、カバ)全て見ることができたとの事。前日に食べた肉でお腹を壊した人も多数出没し、ライオン生息地帯で緊急トイレストップを余儀なくされたジープも!これも全て強いチームワークビルディングの一環。今では笑い話になっています。

※ケープタウンではかわいいペンギン達もみれました。

国際色豊かなKWESTIES

最後の晩までBackgroundを明かすことができなかったのですが、蓋を開けるとなんてDiverseな一群!El Salvador, Dominican Republic, China, Indonesia, USA, Mexico, India,Japan,Vietnam… 仕事はマーケティング、ファイナンス、コンサルティング、バイヤー、IT、軍隊、JV、等々… KelloggのDiversityを実感しました。

 

3)Kwesties、その後

異国で楽しいこと、嬉しいこと、苦しいこと、様々な事を一緒に共にしたKWESTIESとは本当に仲良くなりました。まだ会って一週間後も、お互いの事をそれ以上に知っている気がしました。KWESTから帰って翌々日からCIMが始まり、次はそれぞれのSECTIONベースでのハードと同時に楽しいチームビルディングアクティビティが始まりますが、その活動の合間にKWESTIESに会うと、ほっとし、ついついハグをしてしまったのを覚えています。KWEST数日前にEvanstonに着き、殆ど誰も知らない新しい土地、久しぶりの学生生活で少し不安があった中、KWESTのようなアクティビティで少しずつ、段階的にKelloggに入り込む事ができて良かったと思います。

3ヶ月たった今もKwesties達は仲良しです。この妙な仲の良さは南アフリカチームだけでなく、どのグループでも感じられます。学校のイベント時も気が付けが多くの人たちがKWEST同士で固まっているのが見受けられます。その他、学校のイベント外でバー・映画に行ったり、激しい就活の中でのSANITY CHECKをし合ったり、人によっては来年のKWESTを一緒にリードしたり、ThanksgivingはUSの家に遊びに行ったり、長めの休みは外人Kwestieの国に遊びに行ったり。KWEST南アフリカは来年の夏、皆でKwestieの結婚式で、グアテマラに行く予定です。

 

少し長くなってしまいましたが、KWESTについて、何となくイメージが沸いたしょうか?これから1ヶ月、Round2を目指している人は最後の追い込みに入るかと思います。私たちも来週から期末試験です。お互い頑張りましょう!

Neighborhood Business Initiative

こんにちは。Class of 2014 のKSです。冬休みが終わりに差し掛かり、新学期が始まろうとしています。本日は課外活動の一つであるNeighborhood Business Initiative (NBI)についてご紹介したいと思います。優秀な教授陣による白熱した授業だけでなく、豊富な課外活動にチャレンジできる点もKelloggの醍醐味です。

NBIとは、主にシカゴ近郊で活動するプロボノや社会起業家に対してコンサルティングを行うプロジェクトです。5?6人の学生が1グループとなり、約3ヶ月間にわたってコンサルティングを行います。対象となるプロジェクトは、障害者向け教育制度の立案、食育サービスの価格戦略、ネイティブアメリカンの美術館のマーケティング戦略等、多岐に渡ります。生徒主導が根付いているKelloggらしく、生徒によってプロジェクトのクライアントを探し、コンサルティングに関する合意書を交わしたうえで、プロジェクトを開始するため、生徒主導の課外活動といっても皆本気で取り組みます。

私は、NBIとしては少し異色ですが、南アフリカにあるワイン会社がどのようにしたらアメリカでの売上を上げられるかというプロジェクトに取り組みました。数ある課外活動の中から私がそもそもNBIを選んだ理由は、(1)グループでプロジェクトに取り組む事でKellogg内で新たなネットワークを築きたい、(2)実践を通じてコンサルティング業務を学びたい、(3)社会起業家とは一体何者かを肌で感じたい、という思いがあったからです。NBIのプロジェクトは、各自でグループを作るのではなく、各自の希望プロジェクトを基に、NBI委員会によってグループメンバーが決められます。よって、同じ興味を持ちながらもこれまで全く話した事のないKellogg生と知り合い、共に働く事が可能となります。幸運な事に、私のグループメンバーのうち2人は大手戦略コンサルティング出身だったため、彼らとプロジェクトに取り組む事で、自然とコンサルタントの思考回路やプレゼンの仕方を学ぶ事ができました。社会起業家を肌で感じたいという点に関しては、プロジェクトを進める段階になって、クライアントは社会起業家ではないという事が判明したのですが、途上国でのビジネスにも興味があったため、結果的にはとても興味深いクライアントに出会う事ができました。

プロジェクト自体は紆余曲折しながら進んでいきました。クライアントから文面で頂いていたコンサルティングの希望スコープは3ヶ月では到底終わらない程多岐に渡るものであり、プロジェクト開始当初はクライアントが一番重要視している問題かつ3ヶ月間でクライアントのビジネス改善に効果的なスコープを特定するのに時間がかかりました。また、南アフリカにいるクライアントとのやり取りは電話が中心であり、顔が見えない中でのコミュニケーションは予想以上に大変でした。また、アメリカの顧客の味の好みを知るために、ワインテイスティングを行ったのですが、クライアントのワインは不評であるという結果になってしまい、結果を正直にクライアントに伝える必要性を感じながらも、どのようにクライアントい伝えるのが良いかという事に頭を悩ます事もありました。授業やテスト、他の課外活動との両立も簡単ではありませんでした。苦労した事を挙げれば限がありませんが、最後にクライアントから非常に感謝され、また苦労を共にする事でメンバーに一層近づけ、挑戦して本当に良かったと思っています。

今日はNBIについてご紹介しましたが、Kelloggにはこのような機会が山ほどあります。全部やりたくてもやり切れないくらいあります。課外活動に興味がある方は是非Kelloggの卒業生、在校生に聞いてみて下さい。夫々が全く違った経験ができるのもKelloggの面白さです!

ソーシャル・ライフ@Kellogg

こんにちは。一年生のY.Iです。このブログをご覧の皆さんはアプリケーションの準備に追われている頃でしょうか?私も昨年の今頃はエッセイの追い込み、インタビューの練習に追われて苦労していました。さて、お代ですが前回までの数回はCIMや授業についてなどアカデミックな内容が多かったので今回はソーシャルについてお話したいと思います。皆さんはMBAに何を求めていますか?知識、人脈、経験等、様々な事を得る機会がMBAには多くあります。中でも人脈や経験は会社にいては得られないものであり、学校の特徴が出やすいものだと個人的には思っています。Kelloggという学校はアメリカ人から見てもソーシャルな人が多く集まる学校(もちろん中にはソーシャルが苦手な人もいます。実は私も飲み会等は好きではなかったのですが、そんな自分を変えようとしています) であり、実際にこの学校にいる人はアメリカ人も含めほとんどの人が他の国の人、文化を尊重し受け入れてくれます。KWEST、グループワーク等、カリキュラムを通じて仲が良くなるというのもありますがKelloggの仲の良さはそれ以外に学外で行われるパーティーなどソーシャルなものを通じてより強くなっています。毎週火曜日と金曜日などの休みの前日(Kelloggは基本的に水曜日は授業がありません)に友達同士でBARに繰り出し夜遅くまで、飲み、語り合い、時には踊ったりしています。正直、最初の頃は英語もわからず、会話も弾まないので辛い部分もありました。しかし、皆こちらの言おうとしていることを理解しようとしてくれ、また向こうもゆっくり、わかりやすく話してくれます。ここで知り合いができると学内での活動にも繋がってきます。例えばマーケティングコンペティションやグループワークなどで声を掛けてもらえたり、逆に必要な人を知っていることでメンバーが集めやすくなったりします。

もう一つKelloggのソーシャルの目玉ともいえるものがあります。それは900人程度が参加するSki Tripです。このSki Tripは毎年行われており、今年もコロラドのSteamboatという所に1週間行ってきました。数多くのビジネススクールがありますが、これだけの人数で行くSki Tripがある学校は少ないと思います。この旅行では仲の良い人、6人?10人程度でロッジをシェアします。私も妻、タイ人、シンガポール人、マレーシア人といったメンバーでロッジをシェアしました。この旅行の醍醐味はスキーやスノーボードなどはもちろんのこと毎晩行われるパーティーにあります。このパーティーは少し変わっていて毎回違うテーマがあり、参加者はそれにちなんだコスチュームを着て参加するというものです。今年はRock&Roll、80’s、Fallen Empireなどがテーマになっていました。正直最初はコスチュームを買ったり、それを着てパーティーに参加するのは面倒だと思っていましたがやってみると面白く、また他の人のコスチュームが凝っていて非常に良い経験でした。このパーティーでも文化の違いを感じることができます。例えば日本人やアジア人が思うRock&Rollのイメージとアメリカ人が持つRock&Rollのイメージにギャップがあり、お互いにそれは違うだろと笑いながら言い合っていました。また80‘sも日本のものは皆さんもイメージできると思うのですがアメリカのものとなるとイメージできない方もいると思います。アメリカ人のコスチュームを見ているとなんとなくアメリカの80年代がわかったような気がしました。

このようにKelloggにはアカデミック意外にも多くのことを学ぶ機会があり、またKelloggにいる人たちの気質、雰囲気がそれらをより良いものにしていると個人的に感じています。キャンパスビジットに来ていただければ、その雰囲気を肌で感じることができると思うので機会があれば是非いらっしゃってください。

とある1週間の生活

Class of 2014 のTKです。友人や受験生など色々な方々からよく「Kelloggではいったいどんな生活をしているのですか?」と聞かれます。そこでふと自分が1週間いったいどんな生活をしているのか振り返ってみることにしました。毎日、毎週が新しいことへのチャレンジなので以下の紹介内容が典型的な1週間とは言えないかもしれませんが、この投稿を読んだ方々に Kellogg での生活の一端を感じていただければ幸いです。

– 1週間の時間割

具体的な話をする前にここで私の1週間の時間割を紹介しておきます。

 

Monday

Tuesday

Wednesday

Thursday

Friday

8:30-10:00

 

 

 

 

 

10:30-12:00

Business Strategy (MGMT)

Decision Making under Uncertainty (DECS)

 

MGMT

DECS

13:30-15:00

Marketing Management (MKTG)

Accounting for Decision Making

(ACCT)

 

MKTG

ACCT

15:30-17:00

 

 

 

 

 

1年生の最初の学期ということで取っている全ての科目は必須科目になっています。

– 日曜日

前日の土曜日から隣州のWisconsinへ週末を利用して旅行。ディレクターとして参加しているAMA (Asian Management Association) *1 がリーダー間の親睦を深める目的で行った旅行で20人強の様々なfunctionのリーダー達が一堂に会した。土曜日の夜は言葉通りのお祭り騒ぎになったが、それだけではなく、「アジア」という共通の関心を持った様々なバックグラウンドの人たちと丸々2日間行動を共にし、お互いのこれまでの経験や、今後の夢、地域や国、ビジネスや政治に対する考え方などについて話すことは非常にエキサイティングであり、Kelloggの学生の多様性を再認識するきっかけになった。将来、日本やアジアに関わっていきたいという想いを持つ私にとってこのクラブで馬鹿騒ぎや色々な話を通じて築かれる仲間はかけがえのない存在だと思っている。

夕方に帰宅後、待っていたのは次の日から始まる授業の準備。普段であれば週末2日かけてやっていることを半日でやるということで非常に大変な目に。1)夜から始まるMKTGのグループミーティングの準備、そのミーティングへの参加、2)翌日の授業のための予習、3)翌日のDECSのグループミーティングのための準備と就寝したのは明け方近くに。

*1: AMA
http://kellogg.campusgroups.com/ama/about/

– 月曜日

MGMT及びMKTGの授業に出席。

昼休みには多くの会社説明会やクラブのイベント等が開催されている中からFactSet*1研修を選択。年明けに予定されているJ.P. Morgan主催のBoothとのM&A Case Challengeへの参加を視野に入れての選択。昼休みは毎日これでもかというほどイベントが目白押しで「休み時間」という感覚があまりない。 授業終了後は少し時間が空いたので金曜日が締切りのACCTの宿題を前倒しで行い提出。

夜はMcKinseyのAsia Pacific Officesがシカゴ市内にて主催するレセプションに参加。各オフィスからわざわざコンサルタントが来てくれたり、エバンストン市内からの送迎バスが出たりと、ここまでやっていただけるのは有り難い限り。レセプション自体は会社紹介のプレゼンテーション及びコンサルタントとの交流会から構成されており、各国のオフィスのコンサルタントと話すことの出来る非常に貴重な機会となった。

このレセプションから帰るとそのまま自分の部屋に戻ること無く、学生寮のミーティングルームにてDECSのグループミーティング。珍しくアメリカ人3人+自分という外国人が一人だけのグループで最初は少し怖じ気づいていたが、この分野は他の3人に比べて自分が得意であることに気付き、今では残り3人への家庭教師状態。この授業での知識面での彼らからの学びは少ない一方で、間違えを正して説得する、自分が当たり前だと思っていたことを納得性を持って相手に伝えるということを英語で行うことの難しさを痛感し日々学んでいるグループでもある。この日は1時間半ほど彼らの今回の宿題の疑問点解消に費やして無事終了。

*1: FactSet
金融機関等が業務で使用する情報ソースの一種。Kelloggでも研修を受けることでアクセスが可能になる。

– 火曜日

DECS及びACCTの授業に出席。

昼休みにはNorthwesternの他学部の教授がKellogg生のために行ってくれたWritingに関するセミナーに参加。英文ライティングの基礎を学ぶ。参加者はやはりインターナショナルの学生が多い 。こういったイベントを他学部を巻き込んで開催してもらえることは本当に有り難い。

授業終了後は来学期にリーダーとして参加予定のGIM (Global Initiative in Management) Southeast Asia*1の準備ミーティング。春休みの東南アジアへの企業訪問等のため旅行に向けた最終的な旅程確認。単なる遊びではなくクラスの一環であること、皆高い費用を払って参加すること等から非常に強い責任を感じる。ビジネス等の学びと文化等の学びのバランス、普通の旅行とは違ったバリューをどこに出すのか等々考えれば考えるほど難しいとは思うが、1つの授業の構成段階から関われるというのは非常にすばらしい経験になるだろうと信じている。

火曜日の夜は遊ぶ!(水曜はほとんどの学生の授業が無い)と思っていたら行く予定のイベントが急遽中止に。残念がっていたところ友人から家に飲みに来ないかとの誘いを受ける。突然の企画なのに 10人弱が集まり、学校から徒歩圏に多くの学生が住んでいることの素晴らしさを改めて実感。

*1: GIM
http://www.kellogg.northwestern.edu/academic/international/gim/

–  水曜日

水曜日は授業が無い!から遊べるだろうと考えていたのは入学前最大の勘違い。日中は木、金のための予習やAMAや、もう1つの私が積極的に参加しているSki and Snowboard Club*1のミーティングで飛ぶように時間が過ぎていく。学校や学生寮にある自習室やミーティングルームも他の曜日と同様に賑やか。この週は無かったが学校で講演会などが開催されていることも多々。そうは言っても授業が無いので、友人とゆっくり学校の外でランチをとったり、夜はビジターの方と食事、タイ人との交流会に出たりと通常のウィークデーよりはソーシャルに費やす時間が増える曜日であるのもまた事実。

*1: Ski and Snowboard Club
http://kellogg.campusgroups.com/skiclub/the-trip/

– 木曜日

MGMT及びMKTGの授業に出席。

昼は学校のCareer Management Center (CMC)*1が主催するカバーレターの書き方セミナーへ参加。

夕方からはシカゴ市内のJ.P. Morganのオフィスにて2ヶ月後に開催予定のM&A Case Challenge*2の説明会に出席。これは 投資銀行等への就職を希望する学生にとっては真剣勝負の場(勝てばJ.P. Morganのサマーインターンシップ獲得へ大きく前進する)。どのようなチームを組むかというところから大事になってくるので、チームアップの際もそれぞれレジュメを見せ合いながら自分がどのような貢献を出来るのかという話になる。私のチームは投資銀行2名、コンサルタント、会計士、事業会社にて事業戦略を担当していた人とバランスのとれたチームになっており、彼らと働くことが今から非常に楽しみである。

*1: Career Management Center (CMC)
Kellogg生の就職活動を全面的にサポートしてくれる 存在。就活のhow toを教えるセミナーの開催、レジュメやカバーレターのレビュー、進路相談、on-campusインタビューのアレンジ等とにかく何でもやってくれる心強い存在。

*2: M&A Case Challenge
 各チームにM&Aに関するケース問題が与えられ、制限時間内に仮想クライアントに対しての提案を作り上げるもの。プレゼンテーションはJ.P. Morganの社員によってジャッジされる。昨年度はKellogg の日本人が参加しているチームが2位に入賞している(1位もKellogg)。

– 金
曜日

DECS及びACCTの授業に出席。

授業終了後はGIM Southeast Asia のミーティングを夕方まで行い、そのままTG*1に参加。今週はMarketing Competition*2ということで非常に盛況。夕食を友人宅で頂いた後はACCT 及びDECSの勉強を学生寮のミーティングルームにて別の友人と行う。翌日からはThanksgivingの週ということで1週間休暇。その前にやり残したことを全て終わらそうとした結果、勉強は夜中まで続いた。

*1: TG
毎週金曜夕方に校舎内で行われる学生の懇親会。ビールや軽いスナックが無料で提供される。TGIF (Thank God It’s Friday)の略。

*2: Marketing Competition
チームに分かれて企業の新製品のマーケティングを行うというKellogg内部のCompetition。マーケティング活動はTGより前から開始され、TGで一番多くの商品を売り上げたチームが勝者となる。各チームは実際に企業の担当者等とコミュニケーションを行いながらプロジェクトを進めていく。多くの学生が参加したがる名物イベントの1つ。

–  土曜日

本日より1週間の休暇を利用してペルーへ旅行。これまで最初の学期ということもあり突っ走ってきたのでゆっくりとリフレッシュをしようと思う。

以上、いかがでしたでしょうか?実際の学生生活を少しでもイメージしていただけたなら幸いです。