受験体験記 Class of 2014

Case7:日系金融業界、男性

プロフィール

コース MBA (2Y)
性別 男性
学歴 2004年一橋大学経済学部経済学科卒
海外経験 ロンドン6年間
職務概要 日系金融機関に入社後、市場部門にて8年間勤務。外国証券決済事務2年、ロンドン支店トレーニー1年、クレジット・オルタナティブ投資フロント5年。米国、欧州の投資商品を扱った。

Why MBA

就職後、海外と関わる仕事を担当してきたため、社内の海外留学制度に自然と興味が湧いていました。MBA留学に応募できるチャンスが訪れたころ、投資セクションで金融危機に直面したことにより自らの組織や個人の未熟さを感じ、自身の一段の成長が必要だと感じました。こうした成長を効果的に実現するためには、自らの組織から外の世界に身を置き、自分に足りないハードスキル、ソフトスキルの両方を磨く必要があると考えました。当時、海外取引先と同じ土俵で交渉や分析をする能力を特に伸ばしたいと思っていました。

Why Kellogg

米国におけるトップ校をターゲットとし、リスクシナリオも織り込んで現実的に考えた場合、自分が学校の選択余地があるのか確信が持てませんでした。そのため、先入観を持たず、ランキング上位7,8校に出願しました。その結果、合格した3校の中から、以下の基準に基づいてKelloggが最善の選択と判断しました。

  • これまでファイナンスの世界に身を置いていたが、バランスの取れた人材になるためにファイナンス以外の分野が学べる学校に行きたかったこと。
  • チームワークや交渉等の対人的スキルを意識的に身に付けたいと考えていたこと。自分の会社ではチームで仕事をすることが多いため、Kelloggで経験できるチームワークは貴重なチャンスだと考えていた。
  • 家族での渡米を予定していたため、家族で2年間を過ごすのにあたって安全で美しい町であるエバンストンが最適な環境であったこと。

受験スケジュール

2010年12月 社内で留学候補生に選ばれる
2011年1月 TOEFL勉強開始
2011年3月 TOEFL勉強終了
2011年4月 GMAT勉強開始
2011年6月 GMAT勉強終了
2011年7月 エッセイ準備開始
2011年10月 1st roundで6校出願
2011年12月 2nd roundで2校出願
2012年3月 Kellogg合格

TOEFL

出願スコア: 110点(R28 , L28 , S26 , W28 )

私は帰国子女ながら、英語力が中途半端だったため、点数が出るまで若干苦労しました。結局合計4回受験しました。TOEFLに特化した勉強もしましたが、MBA受験準備中は総合的な英語力を底上げすることを常に目標と考えていました。リーディングは普段読まない英文雑誌を読み、リスニングは英語ラジオを聴き、スピーキングはICレコーダーを使ってスピーチの練習をしました。ライティングは、書き方のコツがあると思うので、点数が出るフォーマットを習得する必要があると思います。

GMAT

出願スコア: 700点(M49 , V36 )

満足のいく点数ではなかったですが、1回目の受験で終了しました。GMATはTOEFL以上に特殊な試験だと思うので、オフィシャルガイドを使って、試験本番と同じプレッシャーで問題を解く練習を重ねました。私は過去問を解いて、自分の不足しているところがわかったので、TOEFL同様、独学で乗り切りました。問題自体は難しいものはないはずなので、パターンや解法を習得することが肝要だと思います。

推薦状・エッセイ

エッセイについては、まずは適切な内容を選択し、それに基づいて言いたいことに対していかに深みを加えられるかが重要だと思います。私は、全てのコンポーネントの中でエッセイが一番差別化できるポイントだと信じていました。優秀なエッセイはなるほどと思う内容ですし、どこにも合格していないような人はエッセイが良く練られたものではありません。特に稚拙な内容や話の結論は避けるべきです。
英語のクオリティを上げるとともに、内容について第三者の視点を加えるという観点から、カウンセラーを使うという方法が良いかと思います。ただし、カウンセラーにも良し悪しがありますので、セレクションは慎重に行うべきだと思われます。
推薦状については、自分のことをよく知っている人に書いてもらうのが良いと思います。私はMBAを取った人から推薦状は使用しませんでした。

インタビュー

大抵の大学のインタビューで質問される内容は予測できるはずなので、その回答を練習することくらいしか対策はないと思います。スピーキング能力はMBAの受験対策中の短期間で向上するわけではないですし、質問に気の利いた答えを返す能力も急に身に付くわけではないので、これまで培ったきた能力が試されている試験だと思いました。ただ、受験者間においてはさほど差がなく、小手先の部分だけでも努力する価値はあると思うので、準備をする価値は思います。

受験生へのメッセージ

受験プロセスで最大の成果を達成する上で、最も重要なファクターはSelf-reflectionだと思います。これは、TOEFL、GMAT、エッセイ、インタビューの全ての要素について共通して言えることだと思います。大学の選考基準はブラックボックスのようなところがあり、私も準備中は常に不安な気持ちが付きまといましたが、受験を終えてみると、自分を信じれば必ず現実的な目標は達成されるものだと感じました。選考基準のブラックボックスをグレーくらいにする様々な書籍も出版されていますので、これらを活用して自分が何をすべきかクリアにすることをおすすめします。そして、定めた目標と自分の位置関係を意識するアクションが常に必要です。大学としても、受験者が今どこにいて、将来どこにいたいと考えていて、そのために何をしたいのか知りたがっていることと同様だと思います。