受験体験記 Class of 2015

Case1:日系商社、男性

プロフィール

コース MBA (2Y)
性別 男性
学歴 一橋大学商学部経営学科
海外経験 アメリカ3年(小学校低学年)、オマーン4年(駐在)
職務概要 総合商社

Why MBA

これまでの業務を通して体得した知識を棚卸し、且つ体系的に再整理し、将来事業会社のゼネラルマネージャー(経営者)が勤まるだけの経営全般に関わるスキルセットを習得したかった。また日本、総合商社という既存の枠組みから一歩離れた大局観、戦略的思考を身に着けたかった。そしてグローバルな環境で通用するリーダーシップを習得したかった。

Why Kellogg

端的に言うと、1. 校風、2. カリキュラム、3. 立地、4. サイズの四点に尽きます。

  1. 校風:兎に角、人に惹かれた。そしてチームワーク型リーダーシップを標榜するカルチャーに惹かれた。環境が人を作り、人が環境を作ると信じているので、こういう環境の中で人間として成長したい、この環境に貢献したいと考えた。
  2. カリキュラム:キャリアゴール上、ゼネラルマネジメント教育に注力している学校を志望していた。加えて必須と選択科目、ケースと講義のバランスが良い。職歴が比較的長いので、Experiential Learningの機会も充実している学校を志望した。
  3. 立地:大都市郊外型の為、大都市校と地方都市校の良さを併せ持っている。シカゴが近いので講師やゲストスピーカーが充実する。また家族の生活環境/精神衛生上も何かと安心。他方、学生はほぼ皆エバンストンに住んでいるので、グループワークや飲み会などですぐ集まれる。クラスメイトとの交流が深めやすい。
  4. サイズ:小規模校と大規模校の良さを併せ持っている。強力なアルマナイネットワークは将来大きな資産となるはず。他方、上記③とやや重複するが、チームワーク重視のカリキュラムなので、小さい学校の良さであるクラスメイトとの密な関係も築きやすい。

受験スケジュール

2010年1月-6月 駐在中に独学でTOEFL準備開始/四回受験
2010年6月 GMAT準備開始
2010年10月 駐在地にてGMAT一回目
2010年-2011年 帰任後、諸事情により出願を一年遅らせる
2012年2月 GMAT勉強再開
2012年4月 GMAT二回目
2012年5月 GMAT三回目(IR導入前最後の受験)
2012年6月 TOEFL五回目にて終了:110点(出願スコア)
2012年8月 GMAT四回目:680点(出願スコア)
2012年10月 キャンパスビジット(November Round出願校二校面接)、1st Roundで一校出願
2012年11月 GMAT五回目、November Roundで二校出願、
1st Round出願校面接
2012年12月 GMAT六回目
2013年1月 2nd RoundでKellogg含む四校出願、3rd Round一校出願
2013年2月初旬 Kelloggの面接を東京で受ける。その翌週、志望度の高かった他校から合格を頂く。
2013年3月21日 Kellogg合格

TOEFL

出願スコア110点(R: 28 / L: 29 / S : 28 / W: 25)

独学でやりましたが、中途半端な帰国子女であった為、各セクションの出来に毎回ムラがあり、苦戦しました。色々と試行錯誤しましたが、最後は語彙力を着けることに尽きると思います。加えて、反省としてはWのテンプレートをうまく活用すべきでした。

GMAT

出願スコア680点(V: 34 / Q: 48 / AWA: 4.0 / IR: 7)

上記の通り本当に苦労しました。もう二度と受けたく無い試験です。準備開始当初は駐在していた事も有り、独学で臨みました。初回で無謀な試みであることを悟り、帰任後はVerbal強化の為、2012年2月から3月に掛けて、集中的に御徒町の予備校に十数回通いました(文法とSC講座)。それ以外はOfficial GuideとGMAT Prepを時間計って、ひたすら反復練習しました。TOEFL同様、RCとCRも詰まる所語彙力なので、TOEFL3800のレベル4まで暗記することに加えて、英字新聞を毎朝読んで多読/速読に慣れる様にしました。Mathは大学受験で数学が比較的得意だった(と思い込んでいた)ので、マスアカを数回やったのみです。だから苦戦したのかもしれません(事実48-50を行ったり来たりしました)。計6回も受けましたが、VerbalとMathが同時に調子の良い時がありませんでした。GPAが低かった為、何とかGMATで700点を超えたいと考えていたので、結果的に12月末まで受験する羽目になりました。やはりGMAT対策はGMATのみに集中できる期間を設けての短期決戦が良いと思います(当方もそのつもりでしたが。。。)。だらだらとエッセイやら推薦状と平行して進めるのは、手が回らず精神的にも肉体的にも辛いですし、結果もなかなか着いてこないので、予備校をうまく活用して出願する年の夏までには相応の点数を出しておく事をお勧めします。

推薦状・エッセイ

エッセイはアメリカに拠点を置くカウンセラーと二人三脚で取り組みました。MBA受験で不利な要素(三十代、記録的低GPA、GMATぼちぼち)を備えながら、Kelloggに合格できたのは一重にカウンセラーのお蔭と思います。8月末にそれなりのGMATの点数が出てから、エッセイを書き始めました(ネタ出し自体は6月頃から)。カウンセラーとのやりとりを通して、Self Awarenessをトコトン高め、エッセイやインタビューで学校とのフィットを伝えられるかどうか(逆に言えば、渾身のエッセイを書いて、それで不合格となっても、その学校とは最初からフィットが無かったのだと開き直ることが出来るくらい自分という人間を凝縮させたエッセイが書けるかどうか)、が受験を成功させる鍵だと思います。Kelloggのエッセイは五校目だったので、少しずつ磨きを掛けて行けました。エッセイは人夫々自分にしか語れないものなので、特にアドバイスは出来ませんが、早めに相性の合うカウンセラー(人気カウンセラーは枠が埋まってしまったりする)を見つけて、動き出すこと位でしょうか。定額制vs. 重量制、面談型vs. Skpe/e-mail型など色々形式があるようですので、ご自身の予算と業務時間に合ったカウンセラーを見つけられると良いと思います。推薦状は駐在中の上司(英国人)と直属の上司(日本人)に書いて頂きました。

インタビュー

駐在経験を通して英会話にはある程度自信が着いて来ていたので、インタビュー対策は、カウンセラーとの数回の予行演習に加えて、自分で想定問答を繰り返し録音することで練習しました。Kelloggの面接は、MBA受験最後の面接ということで、こなれて来ていたこともありますが、特に変化球もなくオーソドックスな小一時間程度の面接でした。基本的にはエッセイに落とし込んだWhy MBAなりWhy Kelloggなどを、会話形式で面接官の目を見ながら誠意を込めて伝えられるか、それに尽きると思います。慣れも重要なファクターですので、英会話力に自信が無い方は、志望度の高い学校の面接は最後の方に持っていった方が経験値を積めて良いと思います。

受験生へのメッセージ

上述の通り、かなりの長旅でしたが、諸先輩方の体験記を拝見しては、折れそうな気持ちを奮い立たせて貰っていました。今こうして逆の立場で、体験記を書いていることも俄に信じられません。初志貫徹を通せばきっと結果が出るはずと信じて、家族からの理解とサポートもあり、何とか受験を成功させることが出来ました。思いがけず異動になったり、周りが楽しそうに忘年会で盛り上がっていたり、何回受けてもスコアメイクがうまく行かなかったり、社会人をやりながらの受験生活は本当に挫けそうになることの連続だと思います。拙い駄文で恐縮ですが、少しでも皆様(特に体育会出身者で低GPAの方々)のご参考になればと思い体験記を書かせて頂きました。MBAが皆様の人生にとって有意義なものと確信されているのであれば、絶対に諦めずに続けて下さい。きっと道は開けるはずです。エバンストンでお会いできるのを楽しみにしております。