受験体験記 Class of 2016

Case1:海運業、男性

プロフィール

コース MBA (2Y)
性別 男性
学歴 慶應義塾大学総合政策学部
海外経験 出張程度
職務概要 海運業

Why MBA

大組織におけるビジネスの変革に興味があり、そのために必要なハードスキルと、ソフトスキル(多様な人の考え方を理解し協働する能力)を身に付けたいと考えたためです。また、MBAで身に付けた能力を、如何に社会や人のために使うか、という考えをお持ちのMBAホルダーの方に多くお会いし、そうした方々に魅力を感じたためです。

Why Kellogg

学生同士で協働するという経験に価値を置いている点です。学校説明会等で卒業生の方々にお会いする中で、Kelloggは卒業生の皆様の関係が特に密であるという印象を受け興味を持ちました。調べていくにつれ、Kelloggには学生同士の協働を大切にする文化があることが分かり、この点に魅力を感じました。こうした文化が醸成された背景には、(1)学校自体が協働する経験を豊富に得られるプログラムを豊富に準備していること、(2)協働から得られる学びを得たいと考えて入学してくる学生が多いこと、(3)そして学生同士が気軽に集まれるエバンストンの環境などの要素があるのではないかと考えています。

受験スケジュール

2012年6月 TOEFL向けの勉強開始
2012年9月 TOEFL受験開始(以降10回程度受験)
2013年1月 TOEFL 出願スコア取得 (108)、GMAT対策開始
2013年7月 GMAT受験開始(以降10月まで計4回受験)
2014年10月 GMAT 出願スコア取得 (720)、1st Roundで1校に出願
2014年1月 2nd Roundで8校に出願
2014年2月 面接、3月に合格通知

受験準備について

MBA受験は、以下の理由から、現実的な受験準備計画を立てられるかどうかが成否を大きく左右するように思います。

  1. 多くの方にとって初めての経験となる
  2. かなりのエネルギーと時間を割く必要がある
  3. 期限までに複数の成果物を完成させなければならない(試験、エッセイなど)
  4. 特に試験はスコア取得までにかかる時間が読めないため、都度計画の修正が必要となる
  5. 周囲の方の理解と協力を得なければ乗り越えられない局面がある

具体的な対策のコツは同期の皆さんや諸先輩方にお譲りさせて頂き、こちらでは準備計画の考え方を中心に書かせて頂ければと思います。

TOEFL / GMAT

試験は取得スコアで客観的に成果が見えるため、エッセイや面接に比べ具体的な目標設定は容易です。しかし、受験計画を立てるにあたっては最も重要なポイントであると思います。特に私のような海外在住経験がない受験生にとっては多くの時間を割く必要がある一方で、どうすれば目標点を取ることができるのか、目標点を取るまでにどれだけの時間を割かなければならないのかが見えづらいためです。成果を出すためには、以下の3要素をバランス良く意識しながら試験対策を行うのが良いと考えます。

学習量 x 学習の質x 学習方法

  • 学習量の確保は、通勤中の空き時間を勉強に充てる(時間の有効活用)、また日々の仕事を効率的にこなす(時間の創出)などの方法で実現できますが、何より大切なのは早期に学習を始めることではないでしょうか。
  • 学習の質の向上とは、集中して学習できる環境を整えることです。私自身は、特にGMATのVerbal演習については、頭が働く時間帯に学習をし、また学習しやすい環境を整えることによって、同じ学習時間であっても学習効果が大幅に高くなるように思いました。早朝の学習や、自習室やカフェの利用、十分な睡眠の確保などが私にとっては効果的でした。
  • 効果的な学習方法の選択については、なるべく少ない学習量でスコアを取得するため、(1)何を重点的に学ぶか(リスニング、ライティングなど)、(2)どのように学ぶか(書籍、私塾、インターネット上の資料など)をご自身の現状や好みを踏まえながら取捨選択されるのがよいように思います。私は極力独学とし、GMATはインターネット上の模擬試験を多用しました。市販のGMAT参考書(英語)は質に大きく幅があり、市販の書籍では対応できないと判断したSC対策のみ私塾を利用していました。

エッセイ・インタビュー

エッセイ・インタビュー対策は、内容の追究と伝達方法の工夫に大別されると思います。

内容の追究

  1. 学校がアプリカントに求めている資質を知る(説明会やビジット等)
  2. ご自身独特のお考えやご経験、MBAを目指す背景を深く掘り下げる
  3. 上記2点の共通部分を複数見つけ、エッセイや面接のコアとする

伝達方法の工夫

  1. 上記内容をバランス良くエッセイに盛り込む
  2. MBA出願書類や面接に適した書き方・話し方を学び、適用する
  3. 推敲する / 反復練習する

受験生へのメッセージ

受験中は、当初の計画通りにいかない焦りや、努力や投資が成果に結び付く保証がないという不安、サポートしてくれる周囲への責任感、仕事との折り合い、周囲との付き合いを減らすことへの負い目などが重なり、時として辛くなることがあるかと思います。こうした不安材料を解消できればそれに越したことはありませんが、現実的にゼロになることはないでしょう。受験中に感じる辛さの背景には、上記の不安要素とともに、「MBA生活の具体的なイメージが湧かない」という理由もあるのではないでしょうか。受験勉強をされている方々は、何かしらの目的と、MBAに行きたい、という思いをお持ちのことと思います。一方で、過去にご自身でMBA留学をご経験されたことがある方は殆どいらっしゃらないはずです。そのため、数ヶ月間から数年間の受験生活において、「自分が想い描き、求めているものが本当にMBA生活にはあるのか?MBAの他にも選ぶべき道もあるのではないか?そうだとすれば、こんなに頑張っているのに、この努力はひょっとすると無駄なのではないか?」という考えや迷いが頭をよぎることもあるかも知れません。そんな時には、少しだけ時間を取って、卒業生・在校生の方々のブログを読んだり、お話をされたり、説明会に行かれたり、或いは一念発起して学校訪問に行かれて、MBA生活についてもう少しだけ詳しく知ってみることをお勧め致します。求めているものがこの道の先にはあるという確信、こうした確信こそが、逆境を克服するための最も強力な推進力になるのかも知れません。仮に卒業生や在校生の方々とお話をされて、当初のイメージと異なるとお感じになり結果的に受験を中断されても、それはそれで一つの収穫ではないでしょうか。世界のビジネスパーソン達が一所に集まり、肩書きを取り払われて同じ学生という立場で協働する経験は、決して大袈裟ではなく大変にエキサイティングです。皆様のご受験が実りあるものとなりますようお祈り致します。