受験体験記 Class of 2018

Case 2: コンシューマーグッズ・男性

プロフィール

コース MBA (2Y)
性別 男性
学歴 東京大学教養学部
海外経験 英語圏に1年間交換留学
職務概要 会計/予算管理7年 財務3年

Why MBA

これまでのいわゆる数字回りのキャリアの枠を超えてジェネラルマネジメントスキルを身につけたいと考えました。
自社がグローバル化の渦中にある中で、しっかりと貢献できる人材になりたいと考え、経営全般に関するスキルセットを習得したいと考えたため。
上記に加え、自分がマイノリティである環境でどこまで出来るのか、出来ないのかという限界を知りたいと思った点が海外MBAの理由です。

Why Kellogg

自分はキャリアが経理/財務中心ですが、上記の目標を達するために、ジェネラルマネジメントに強い学校を優先的に調査しました。どの学校もそれぞれに素晴らしい特徴があったのですが、ケロッグの場合、学生の多様性と協調性が共存している稀有な学校という印象を受けたのが一番の理由です。
もう一つはキャンパスビジットしてみて感じたフィーリングやエバンストンの素晴らしい環境です。こればかりは実際に足を運んでみないとわからなかった点です。家族同伴での留学をする私にとって大きな要因の一つでした。

受験スケジュール

2014年 Agosで開催されるセミナーや学校説明会に月1くらいで出席し、情報収集
2014年11月 市販のテキスト等で自習した後TOEFLを受験し、95点
2014年12月 もう一度受験し、97点
2015年2月 社内選抜に合格、TOEFL学習を本格化させるとともに、Agosの出願対策ゼミに出席開始
2015年3月 TOEFLで103点を取得し、一安心
2015年5月 GMATの学習を開始(マスアカ&オフィシャルガイドで自習)、各校の学校説明会が始まる
2015年7月 GMAT一回目受験(620点)、Agos夏祭り
2015年8月 お盆に集中的に自習の後、GMAT二回目受験(660点)、あと少しの感触があり3回目で終わらせるべくAgos中山先生の個別指導3回(ビデオ教材付き)を受講。初めて体系的にGMATを学ぶ。
2015年9月 自分の中で満を持してGMAT三回目受験も、得点ダウン(650点)で焦る。Affinity飯島先生の個別指導を1回受けるも、やはり魔法のような特効薬はないことを悟り、再びAgosの教材・オフィシャルガイド・カプラン等を集中的にやり始める。
2015年10月 本来であれば11月にキャンパスビジットをしたいと考えていたが、GMAT学習や日本での卒業生からの情報収集にフォーカスすることを決める。9‐10月でまとめて受けていたTOEFLで105点を取得し、必要最低限は超えたと判断し、TOEFLから一時撤退する。(結果的にこれが最後に)
2015年11月 ここで勝負と決め、3日間会社に休みをもらい、土日と併せて5日間GMAT学習のみを行った。(夢の中でもGMATを解いているような状態)。Prepで700点を安定して超えるようになっていたが、当日の手応えはあまりなし。5回目受験することも覚悟して結果を見たら720点がとれていてとにかくホッとする。その後出願校の選定、エッセー準備を進める。
2015年12月 初旬に1校目出願。エッセー・推薦状・アプリケーションフォームの準備に想定以上に時間が掛かり、1月の出願ラッシュに向けて計画的な準備が必要であることを悟る。12月のクリスマス以降は休みをとり、出願対策に没頭する。1校目からクリスマス頃にインタビューインビテーションをいただき、エッセー等が「箸にも棒にも掛からない」訳ではないことを知りホッとする。
2016年1月 直前までバタバタしたが、7校に出願完了。Kelloggのビデオインタビューは今一つどのようにしていいか悩んだが、自分なりにサンプル問題を練習をして臨んだ。最初のインタビューの準備をしつつ、出願した学校からリアクションが無いか、じれったく待つ。初インタビュー@東京を受ける。中旬から順次インビテーションが来て、Skypeインタビューの実施、2月の卒業生インタビューの予約を行う。オンキャンパスならオープンでインタビューを受けられる学校及び特に志望度が高かった学校(Kellogg含む)のキャンパスビジットを実施。各校の特徴を改めて理解する。
2016年2月 帰国後インタビュー対策を行いつつ、順次インタビューを受験。インタビュースタイルも学校によって色々。
2016年3月 最後のインタビュー終了。じれったい待ちの時間が始まる。なかなか鳴らない電話を握りしめつつ、Clear AdmitやGMAT Clubばかり見ている状態。10日ごろから順次結果が出始め、3月末で全ての結果が出そろう。合格通知は基本電話、不合格はメールが来て、ログインして確認。面接の手応えと結果は必ずしも一致しないということを認識。

受験準備について

多くの経験者の方が語るように、スケジューリング、その中でも何はともあれやはりスコアメイクを予定通りに出来るかが、受験上重要だと思います。もちろん志望校にはスコアにかかわらず出願するべきと思いますが、特に翌年持ち越しができない社費受験生の場合、実際の受験戦略上はスコアによって出願校を調整していく必要があります。TOEFL、GMAT、エッセーの同時並行はつらいものがありましたので、出来るだけ早期にスコアメイクするべく集中的な学習が理想だと思います。とは言え現実はそう上手くはいかないものですので(私の場合もそうでした・・)、常に優先順位をつけて取り組むことが重要です。

TOEFL / GMAT

TOEFL: 105(R30 / L29 / S20 / W26)
TOEFLは合計9回受験してベストスコアは105(R30, L29, S20, W26)でした。
独学で受験した初回で95点がとれたため、若干油断したところがあります。何とか必要最低限と思っていた105を確保した感じです。一部を除き、基本独学で押し通したのですが、今になって考えると、これはいまいちだったと思います。特に私が最後まで克服できなかったSとWのスコアアップには(1)根本的な英語力を上げる(2)テクニックを習得して効率よく目標点を獲得するの二つがありますが、私の場合は(2)を軽視していたことが、TOEFLに思ったより手こずってしまった原因ではないかと思います。もちろん総合的な英語力は留学中でも重要なものですが、受験上はまずスコアありきですので、SとWで早いタイミングでAndyさんやDonaldの塾を活用して、テクニック的なところをおさえるべきだったのだと思います。
ただTOEFLの受験に関してはベースとなる英語力によりとるべきアプローチが異なると思いますので、まずは自分のスコアを把握して予備校や経験者に相談するのがベストだと思います。

GMAT: 720
GMATは最初独学で7月8月に2回受験し、その後予備校を利用し11月の4回目でなんとか720点を獲得しました。
具体的な学習方法は取り立てて特別な点は無いと思うので、受験タイミングについてだけコメントします。
ある程度学習すると「なんとなくいけるのでは?」という根拠のない自信や、「早く終わらせてエッセー等に専念したい」という誘惑からとりあえず1回目の受験をしたくなる方も多いと思いますが、私の経験上、これは失敗だったと思います。GMATに運の要素があることは確かですが、TOEFLと異なり、1年で5回しか受験機会が無い中、無駄打ちすることは後で自分を苦しめることになります。予備校でも独学でも学習を行い、公式PREP(やりつくしてしまったらマンハッタンややカプラン等、ただしやはりオフィシャルがベスト)で安定的に目標点を獲得できる状態にしてから受験することをおススメします。私の場合も4回目ともなるとかなりのプレッシャーがかかり、本来の実力が出せないことも十分考えられますので、十分な実力をPREPで確認されてから5回のチャンスの内1~3回目で目標点を仕留めるというのが理想です。ちなみに私はTOEFLのW同様にAWAも苦手で4.5がベストでした(出願スコアは4)。どこまでAWAが重要なのかは結局よくわかりませんでしたが、スコアが良くて悪いことがないので、これも予備校等でテクニックを学んでおいた方がよかったかなと思います。

エッセイ・インタビュー

エッセイ:
HBSやスタンフォードのような例を除き、一つの学校にいくつか質問があることが通常なので、全文の質問を通して全体で自分の伝えたいことがカバーされるようにすることが重要と思いました。「その他伝えたいことはあるか?」というような追加オプションも有効に活用することが大事と思います。「自分の伝えたいこと」というのが一番肝心ですが、私の場合は社費選考時の志望理由をベースに学校説明会、Agosの出願対策ゼミ、カウンセラー(私はAgosのMengdanさんにお世話になりました)とのセッション、卒業生との会話等々を通じて少しづつチューンアップしていった感じです。私の場合は他のアプリカントと比べてキャリアが長めなので、その中で何を経験したか、また学生時代の経験やその後の人生経験がどのようにこれまでのキャリア、今後のキャリアにつながっているかということのつながりを説明するように意識しました。これがつながっていると、読む側に出願者がどのような人間なのかということが伝わりやすいように感じました。この準備には明確なゴールがないため、どこまでやるべきか分からず、実際にかなり時間がかかりましたが、自分としては納得のいく内容になったと思います。
具体的な出願書類一式の準備に関しては皆さん仰いますが、やはり1校目を作成するのがとても大変で、それを乗り越えると段々要領が分かってきてスムーズに進む様になります。2ndで出願をメインに考えている場合でも、理想的にはその前に1校だせると精神的にも後が楽になると思います。

インタビュー:
エッセーカウンセラーと数回練習して、主要な質問に対する回答内容を決めました。どちらかというと丸暗記というよりはその場で考える方が好きなのですが、結果として主要な質問(Why MBA、Why this school、accomplishment)については何回も練習しているうちに自然に覚えてしまうと思います。
その後の練習は一人で練習する方法はどうしても恥ずかしいため、英語で話すことを習慣化するために毎日レアジョブで25分間会話をしていました。レアジョブのメニューには一般的な就職対策のインタビューがあるため、その中からランダムで質問してもらうことも案外役に立ちました(自分の強み等)。中にはフィリピンのビジネススクールに通っている先生もいたりして案外役に立ったという印象です。表現なども会話を通じてマイナーチェンジを重ねました。後は面接を受けながら少しづつブラッシュアップしていきました。
またインタビューにおける非常に日本的かつ、健気(?)な誠意の見せ方として、レジュメをいい紙に印刷して持参する、その学校のカラーのネクタイをしていく、学校説明会やキャンパスビジットで入手したグッズがあれば懐に忍ばせておいてチャンスがあれば出す等のサラリーマン的小技を駆使しました(効果のほどは不明ですが自分の中での気休め程度にはなりました)。
インタビューを終えて結果が出始めてくると、一喜一憂することになりますが、ごく一部の方を除き出願した学校に全部受かるということもあまりないと思いますので、残念な結果だったときはあまり気にせず、そもそも縁が無かったと切替えることが重要です。

受験生へのメッセージ

このメッセージを読んでくださってる皆さん、受験準備本当にお疲れ様です。私も受験生時代は折に触れて各校の合格体験記を読み漁りました。スコアメイク、出願書類準備、インタビュー対策、結果待ち、どのステップも辛いものがありましたが、振り返ってみるとその過程でそれまでにない経験をすることができました。
皆さんのアドバイスを真摯にいただきつつも最後は自分の信じる方法に集中すること、あきらめないこと、そして最後は「人事を尽くして天命を待つ」ではないですが、自分のフィーリングやご縁のようなものを信じることも大事だと思います。このメッセージを読んでいただいた方と、エバンストンでお会いできることを楽しみにしています。