受験体験記 Class of 2018

Case 8: 金融・男性

プロフィール

コース JD/MBA
性別 男性
学歴 早稲田大学 政治経済学部経済学科
海外経験 小学生の時にアメリカに滞在(3年間)
職務概要 投資銀行、コンサルティング・ファーム他

Why MBA

私の場合はJD/MBA(Kelloggとlaw schoolのdual degree program)に進学しています。結論だけを述べると、今後数十年間の社会人生活における方向性の確定、及び、多様なリソースへのアクセスを得ることが進学の目的です。その決断に至るまでに考えた過程は簡単に以下の通りです。

【受験時の現状】
これまで幾つかの業界・職種を経験した上で、社会人として生き抜くために必要な最低限のスキルは習得でき、どの様な組織においてもある程度の貢献はできると感じた。

【今後への発展と計画】
この後の10年間を如何に過ごすかを考えた際に、職種(経営、財務、法務など)という観点からどの領域を重点的に深掘り、職務経験を積み、その領域におけるスペシャリストを目指すかを炙り出そうと考えた。また、重点領域に選択しなかった職種は”捨てる”のではなく、基礎知識は自身で保持した上で、より専門的な知識を有するリソースへのアクセスは持っておくべきであると感じた。

【実践】
自身の(上述の)目的を達成するために最適なプログラムであると考えた。また、日本での社会人経験を土台として、他国の多様な人材と対峙した際にどの領域で勝負するべきと感じるかを知りたかった。

Why Kellogg

(正しいか否かは別として)知識という観点から習得できるものはどこのトップスクールも大差ないと感じました。その上でKelloggに魅力を感じたのは以下の理由からです。

1. アラムナイネットワークの強固な構造(アメリカにおいては言うまでもなく、特に日本国内における他スクール比較での強固さ)
2. 国内外における学校及び卒業生への高い評価
3. 国内外における人材の多様性と自身のフィット感
4. Finance schoolではないこと(自身が金融出身であったため)
5. 所在都市(KelloggはEvanston、Law schoolはChicago downtown)の規模と生活費のバランス
6. (シカゴ、ボストン、NYで開催される)主要なリクルーティングイベントへのアクセス利便性
7. JD及びMBAの両学位を3年間で取得できる(通常は4-5年間必要)

受験スケジュール

2014年 夏 GMAT対策を開始:
– マスアカの本を読んで、問題を解く。
– 渋谷にある塾の夏季集中講座に通う。
2014年 秋 TOEFLを対策を開始:
– 市販の問題集に目を通し、自身に関してはあまり時間をかける必要がないことを認識。
– 初回受験で114点を取得してTOEFLは終了。
2014年 冬 GMAT初回受験:
– 目標としていた700点以上を取得(アプライした点数もこの点数)。
その他:
– エッセイなどの書類関係は自身で書いた上で、Matthew Aldridgeに校正を依頼。各書類2-3回程度やりとりで完成。
– Kelloggを含めた主要な学校を訪問。
– 私情により留学を延期。
2015年 冬以降 進学先をKelloggに決定:
– Round 2で数校から合格を頂いた上で、進学先をKelloggに決定。

受験準備について

“Accept”はトップでもギリギリでも同じという観点から、受験開始当初より必要最低限の投資(時間、及び、お金)で最大限の成果を得るためにはどうすればいいかを考えていました。そのアプローチは各受験生で異なると思いますが、仕事と一緒で自身が勝つ戦略(=志望校する数校の合格をギリギリ超える作戦)を見出すことが効率的に成功する鍵の一つかと感じています。

また、MBA受験の情報(web及び在校生や卒業生など)やリソースは十分に溢れていますが、自身にとって価値のある情報と必要のない情報を取捨選択していくことも効率性の向上につながると思います。

TOEFL / GMAT

TOEFL:
私自身に関してはあまり時間を要さなかったのですが、その理由としてはGMATから対策を始めたことによりTOEFLが比較的簡単であったこともあると思います。

GMAT:
当初から確実に短期間で終わらせることを意識しており、以下のことを考えていました。
1. 目標点数の設定(特にGMATの自身のアプリケーションにおける位置づけを考えました。即ち、強くアピールするところなのか、強みではないけど足切りにかからない点数であれば良いのか 等)
2. 目標点数を取得する上でのVとQの点数配分
3. 計画的な時間配分
4. 試験当日の時間配分の確実な遂行

エッセイ・インタビュー

私が合格した理由をアドミッションに直接聞いた訳ではないので、合格した要因がはっきりと解っているわけではないのですが、エッセイとインタビューに関して常に意識したことは以下の通りです。

【Fit to the school】
各スクールのカルチャーや強みに私がフィットする要素と理由は何か。

【Value to the school】
他の受験生に比べて私はどの様なユニークな付加価値があるか。

【Self-produce / Communicating the right message】
私の書類及び面接を総合的に見たときに、上記のfitとvalueが漏れなく学校に伝わるか。アドミッションの視点に立つと書類は何度でも目を通す機会があるが、面接は面接官からのフィードバックという間接的な接触になると予想して準備。その上で、面接官の方に伝えて欲しいメッセージ(フィードバック)を如何に面接で感じて貰えるかを意識して、各質問に回答しました。

受験生へのメッセージ

おそらく多くの方が受験過程のどこかの段階で辛さを感じることがあると思います。私の場合は、その辛さを経験したことが非常に良かったと思っています。辛いと感じた時に、何故自身が留学を目指すのか、本当に価値のある投資なのかと何度も考え直すことができたからです。

数年間、実務を離れることはリスクでもあります。目標としている業界や会社に就職できる保証もありません。しかし、結局MBA留学の価値を確定するのは会社でも学校でもなく自分自身であると思います。そこに価値を見出せるのであれば、受験過程や入学後の苦労からは必ず大きなリターンが得られると思います。

Kelloggにはそのリターンを実現するためのリソース(機会、人材など)が至る所に転がっています。入学当初はスクールカラーの紫に文句を言っていた学生も、卒業時には同じ紫が大好きになっている、そんな学校です。我々に貢献できることがあればいつでも連絡を下さい。関係者一同、皆様の受験を応援しています。