ホームパーティーで国際交流

09の松山です。毎週土曜日に、ケロッグにいる世界各国の友人を1人か2人ずつ、我が家でのディナーに招待している。妻が作ってくれる寿司や(日本風の)グラタンなどの日本料理を振る舞い、ビールとワインで乾杯するパターン。

 

 

table.jpg今回のMBA留学で是非やりたかったことの一つに、「世界中にできるだけ多くの友達を作る」というものがあった。

初期のプレタームイベントであるCIMウィーク中にクラスの皆とは一通り顔見知りになったし、スタディグループや毎週金曜の学校でのパーティーのおかげで、かなりの数の友人はできるし、言葉も交わすのだが、どうしても「最近どうよ?」とか「授業何取った?」的な会話が多く、なかなかお互いの深い部分まで突っ込んでじっくり話す機会は多くはない。そのため、個別に分けて飯でも食いつつじっくり話すのが一番、と思うに至った次第。

 

 MBAの真の価値は?

(この話は、その人の価値観、バックグラウンド、スタイルによって大きく考え方が分かれる類の話なので、あくまで僕個人の感性に基づいた個人的な意見であることを大前提に書かせて頂くが、)ある先輩の方から伺った、彼の先輩の某トップスクールの卒業生が仰っていたという非常に印象的な話がある。「ビジネススクールの勉強で学ぶ内容なんて、どうせ10年もしたら忘れるし廃れる。でも、そこで得た仲の良い友人は何年経っても失われない一生ものの財産だ。だから、貴方のMBAの価値は、どれだけのケースや教科書を読んだかではなく、友人たちと何本のワインボトルを開けたかで決まるようなものだ」という内容の話だった。個人的には、物凄くしっくり来た。非常に正しく、含蓄のある素晴らしい言葉だと思う。

rosemount.jpg

自分の場合、卒業して10年、20年経って、そしてもっと時間が経って死の床で振り返ったときに、「自分は人生の中でこういうことやっといて良かったな」と思うのは、教室での勉強ではなく、世界中の友人たちと酒を飲みながら熱く語り合ったり、バカな話して大笑いした経験じゃないかと思う。逆に、もしもこの2年間の中でそれを存分にやらなかったとしたら、絶対に後になって後悔するとも思う。

そしてもう一つ。実は、文字通り「世界中」の人々とこんなに日常的に会える環境は、もう一生のうちでも二度と無いんじゃないかと思う。仮に海外で働いたとしても不可能だろう。正にMBAならではの貴重な機会。

そして、自分がこれまで全く知らなかった多様な価値観や生き方を知ることは、人間としての幅を広げ、世の中をより多面的に見るレンズを身に付けさせてくれ、引いては将来の自分のキャリアや人生をより豊かなものにしてくれると信じている。特にこれまで日本でしか生活したことがなく、偏ったレンズしか持っていなかった自分に取っては、この変化は自分をもう一歩高い視座へと引き上げてくれるものと期待している。

 

appetizer.jpg

 

『友達作りの達人』への道

もう一つ、明確な目的意識の下是非ともやりたかったことが、『友人を作り、仲良くなる能力や技術』を磨くというもの。個人的には、この能力は極めてtrainableだと思う。「人脈」なんてしゃちほこばらずに、単純に、初めて会う奴でも臆せず笑顔で話しかけ、適切な話題を選択しながら楽しく会話しつつ、お互いを知り、仲良くなるという一連の動作。留学中にこの経験を反復することで、『友達を作る力』に関しても変化させられれば、且つ、それをグローバルでできるようになればいいなと思っている。

 

 

takoyaki.jpg 

社交の英会話

あとは、英語の勉強というのもあり。授業やグループワークで議論をすることはあっても、四六時中英語で喋り続けている訳ではないので、少しでも多く英語で友人と会話する機会を持とうというのもある。カジュアルとフォーマルの中間くらいのコードの中、礼儀を失することなく楽しく『英語で』会話できる力は将来自分を助けてくれると思うが、一方でこうでもしないとなかなか練習できないので。

そんなこんなで、毎週、世界各国を巡るノリで、友人たちを順繰りに招待している。

 

flower.jpg

 

ケロッグならではの醍醐味

一瞬話は逸れるが、実は本件、僕がケロッグを第一志望に選んだ大きな理由の一つだった。入学前のKWEST(クウェスト:別の記事にて前述)はもちろん、スタディグループの組み合わせの多さ、そして毎週金曜のTG(Thank god! It’s Friday!という名の恒例飲み会)を初めとしたパーティー。アメリカ人だろうとインターナショナルだろうと、顔を合わせれば「オッス!」と笑顔でハイタッチする気風。ケロッグには、他の学校には無い、徹底していろんな奴らと仲良くなるカルチャーと、それを担保する仕組みがある。

また、ほとんどの学生が徒歩圏内に住んでいるので、ホームパーティーに誘っても気軽に来てもらえる。場合によっては、同じマンションの下の階からサクッと来たよ、というパターンも多い。なかなか大都市のど真ん中にある学校や、危険な地域にある学校ではこうは行かないと聞く。

 

 

gratan.jpgそれと、見落としがちだが実は重要な点として、シカゴはもちろん、日本食材が買えるスーパーが車で二、三十分以内の距離に全て揃っていること。パーティーの準備で困ることなく、かなりのクオリティとバラエティの日本料理を出すことが可能になる。

加えて、MBAの外の人間との交流の機会に恵まれているという良さもある。ケロッグが所属するノースウェスタン大学は総合大学で、芸術系/音楽系にも強く、あらゆるジャンルの人たちと接触する機会がある。

もちろん、他にもたくさんのクリティカルな選択理由はあるのだが、この辺の友達を作るのに最も適した文化/仕組み/環境はケロッグの代替不能な差別化要因の一つだと思う。

 

untitled.jpg

 

これまで家に来てくれたケロッグの友人たち

さて、では具体的にどんな友人たちとどんな話をしてるか、少しでも雰囲気をお伝えするために簡単に紹介させて頂こうと思う。

 

●ロシアのT(男性)

サマースクール時代から仲の良かったモスクワ出身のT。切れ長の鋭い目に頬のこけた細面、哀愁漂う空気を発しつつ伏し目がちでボソボソ喋るため、まるで冷戦時代のKGBのスパイ(※80年代のゴルゴ13に頻繁に登場)のようにも見える。映画Eastern Promise(http://www.focusfeatures.com/easternpromises/)に出てくるロシアンマフィアにソックリなこともあり、冷徹な殺し屋のような近づきがたいオーラを放っている。

以前、勇気を振り絞って、「俺はバスケ好きだけどお前はどんなスポーツ好き?」みたいな話をしたところ、ボソッと一言「ハンティング…」と。へ?って訊いたら「カモとかウサギとかリスとか撃つと、気持ちいいよ。フッ…」みたいな。ワオッ。ハードコア。「まだ熊はヤッてないけどね…」って。。。熊と殺り合う必要が一体どこに。。。

が、仲良くなるにつれ、かなりオモロイ奴であることが判明。前回アメリカに来た際、ファーストフードを食べすぎ、半年で18キロ太った経験があるため、今回はムチャクチャ警戒してダイエット中とのこと。よっぽど飯が美味かったのだろうか。。。

今回アメリカに来て以来ポーカーに熱中しており、一稼ぎしようと猛特訓中。だが、普段はポーカーフェイスのくせして、ゲームになるとつい熱くなり、考えてることが思いっきり表情に出るため、手の内もろバレでカモられまくってるらしい。

 

 

chickin.jpg極めつけは、日本について話が及んだときのこと。「ああ、そうそう。ところで、以前からお前にに訊かなきゃと思ってたんだけどさ。サムライの人たちって最近何してんの?」と真顔で。ちょっ…!「いやいやいやいや!!えっとー、侍はね、そもそも江戸時代に士農工商がどうのこうのでね、その後の開国と明治維新の四民平等と廃刀令でね…云々」みたいな話をしてやっとのことでサムライはいないということを理解してもらった。「ラストサムライ」の映画が大好きで、是非とも本物のサムライに会いたいと思ってたらしい。「サムライ、いないんだ…」と凹んでいた。どんな日本観だよ。。。その天然は反則。

卒業後は国に戻って祖国の経済発展に貢献したいとのこと。夏は某戦略コンサルティングファームのモスクワオフィスで働く予定。これからダイナミックに構造を変えながら成長するロシアの経営コンサルティングに身を置くのは、間違いなく最高にエキサイティングな環境だろう。正直羨ましい。

 

kyabia.jpg

 

●メキシコのKとR夫妻

同じマンションに住んでるよしみもあって来て頂いた。メキシコ北西部に位置する産業都市のMonterreyの産業材メーカーからの派遣で来ている。入学当初は物静かで無愛想な無骨キャラだったのだが、最近は笑顔が増え、明るく社交的になってきた。君キャラ設定全然変わってんじゃんと。『ケロッグ人格改造工場』による効果がてきめんに出ているパターンだ。

酒が入ると盛り上がってきて、奥さんとの結婚の話に及んだ。アメリカで爆発的人気のスクラップブック(写真と画用紙、リボンなどの飾りを使って作る、オリジナルの切り貼りアルバム)がメキシコでも熱いらしく、彼女も彼と付き合いだした3年前から思い出のスクラップブックを作り続けているらしい。酔った勢いも手伝い、わざわざ家までに取りに戻り、見せてくれることに。見てるこっちも軽く恥かしいのだが、これがまたなんともハートウォーミング。Kは昔から筋金入りのシカゴカブスのファンだったらしく、どの写真を見てもカブスのキャップを被っている。お前もしやそれでケロッグ選んだんじゃ。。。

 

 

  sushi1.jpg心に刺さったのが、プロポーズのエピソード。彼女が何度もスクラップブック作りを彼に勧めていたのに、彼は「だりーよ。うぜーよ」と見向きもしなかった。そんな彼が1年前のある日、突如心変わりしたのか、「まー、じゃあ、2ページ分だけ作ってあげてもいいぜ」との返事。ところが彼が貼ったのはこれまで一緒に参加した友人の結婚式の写真ばかり。奥さんは「私たちの写真貼らなきゃ意味ないじゃん!」とチョイ切れ気味に。ところが、よくよく見てみると、ページの一番下に、「3年間いろいろあったね。そして、これは僕たちが付き合い出してから一緒に参加してきた結婚式の歴史。でも、次に僕たちが参加するのは誰の結婚式だと思う?」との一言。奥さんが恐る恐る次のページを開いて見ると、『結婚しよう』のメッセージとともに婚約指輪が。
うおおおお!思わずこっちまで泣いてしまいますた。ハイ。ええ、ベタですよ。でも、だって、熱いじゃないすか。。。

その後、彼が持ってきたテキーラを飲み続け、深夜まで大いに盛り上がった。

 

wine2.jpg

 

●LA出身のT

同じクラスの韓国系アメリカ人のT。現在30歳。アメリカ人にしては歳を取ってる部類。おデコが若干寂しいこともあり、もうちょいシニアにも見える。全体的にちょっぴり浮ついた他の若いアメリカ人たちと比べると、非常に落ち着いていて懐の広さを感じる。インターナショナルの学生にも優しく、ゆっくり解りやすい英語を話してくれるいい奴だ。

彼とも、普段話したことの無い彼のこれまでの人生に話が及んだ。
スタンフォードを卒業した後、名門投資銀行に勤務。成功への強い欲望を持っていた彼は、その後、あるB2B系のサービス業で起業する。当時は、自分には頭脳も才能もあるし、何をやっても必ず成功できると信じていた。誰も目をつけていない、伝統的な業界で、賢い戦略に基づき、正しいマーケティングを実践すれば、絶対に勝ち続けられる、ぼろ儲けできると思い込んでいた。

行動力のある彼は、資金を集め、実際にある企業を買い、競合に勝てるビジネスモデルを築き上げ、高い利益率を叩き出し続けることに成功した。このまま株式上場してミリオネアへの道をまっしぐらだと思っていた。

が、業界内で予期していなかった技術革新が起こり、一気に自分の会社の担っていた機能が不要になってしまい、突如として赤字を出し続けることに。
悔しさに臍(ほぞ)を噬みつつ、泣く泣く手塩を掛けて育てた企業を二束三文で売却することに。結局、手元には大したお金は残らなかった。

 

 

ebi fry.jpgでも、後から振り返ると、すごくいい勉強になったと言っていた。
僕が、「Boston Consulting Group出身の戦略論の大家、クレイトン=クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』を地で行く話だね」と話すと、「正にその通り。でも、俺も彼の本は読んでいたし、そんなことは百も承知のつもりだった。それでもやっぱりその変化を見抜けなかった。短期的な成功に慢心してしまったことと、どんなに勉強してもその道のプロの技術者じゃない自分だけでは予測には限界があった。実際にやってみないと解らないことがたくさんあると学んだ」とのことだった。また、「逆に言うと、あの時あそこで失敗しておいて良かったって思える日がくるよ」と。「ビジネススクールでゆっくり休みながら、この先のキャリアをどうするか考えようかな」と思ってるとのこと。

自分とほぼ変わらない年齢なのに、濃い体験をしてる奴がいるもんだなと。一般的に自己主張の強いアメリカ人にしては珍しく、落ち着いていて、謙虚に他人の意見に耳を貸すことが出来るのには、こういう失敗体験が寄与してるんだろうな、と思った。

それと、社交的に見える彼なのだが、本音を聞いてみたところ、「ぶっちゃけ混雑したパブで大音量の音楽の中、立って大声で喋るのは疲れるんだよね。。。俺はどっちかっつうとこうやって小規模で楽しくまったりディナーの方が好きだな。」とも言っていた。ああ、なるほど、アメリカ人でもそうなのねと思い、面白かった。

 

kusukusu.jpg

 

●アトランタ出身のアメリカ人Aと台湾人の奥さんZと、二人のKids

クラスで学級委員長をやっているアメリカ人のAは、地元アトランタの大学を卒業後、7年間台湾のテレビ局の英会話番組で「先生タレント」をやっていたという変わったキャリアの持ち主。敬虔なキリスト教徒でもあり、台北の教会にてボランティアで英語を教えていたところ、同じ教会で幼稚園の先生をしていた現在の奥さん(台湾人)に一目ぼれ。デートを申し込むことに。ところが、彼も中国語を喋れず、彼女も英語を喋れなかったので、マクドナルドでの初デートには通訳の友人を連れて行き、彼を通じて会話したという微笑ましいエピソードも。

現在、1歳と3歳の女の子の子がいるのだが、お世辞抜きにむぇっっちゃくちゃ可愛い。なぜか二人とも異様にテンションが高く、我が家の犬を見てさらに盛り上がってしまい、興奮して家の中をぎゃあぎゃあ叫びながら走る踊る歌うの大騒ぎ。彼らが帰った後にこっちまでどっと疲れが出てしまった。彼が何でいつもあんなに疲れた顔してるのか非常に良く解った。

彼は非常に差別化された面白いキャリアの持ち主なのだが、今後自分が興味のあるエンターテイメントの業界で面白いこと/やりたいことをやる上でも、履歴書上に社会的に通用する看板が一つは入った方がいいだろうということで、ケロッグに来てビジネスに振り、その後数年は短期的にマッキンゼーのアトランタで働くと言っていた。「オモロイ奴なんだけど、ホントに優秀なの?」という疑念を避ける意図。レジュメロンダリング。なるほど、MBAやプロフェッショナルファーム、転職マーケットが成熟していて社会的に広く受け入れられたアメリカではそういう考え方になるのねと、興味深かった。

 

 

wine3.jpg 

●ブラジルのFとB夫妻

僕が所属する会社のブラジルサンパウロオフィスの同僚。まだ25歳と若い。賢くて(鋭く切れて尚且つしなやか)ユーモアのセンスがある明るい奴で大好きだ。ブラジルの消費財メーカーの社長の息子だが、嫌味な感じは全く無い。奥さんは弁護士。彼女も愛嬌たっぷりの可愛いキャラ。

ブラジルでは今寿司が破竹の勢いでマス向けの外食マーケットに広まっているらしく、二人も寿司ジャンキーとのこと。妻の寿司を喜んで食べてくれた。「毎日寿司食べたい!」って。

ブラジルでは今年日系人の移住100周年で、様々な催しがあると言っていた。ブラジルでは日系人の平均的な教育/教養レベルは高く、人口に占める比率に比べ、彼らが属するような学校や職場のコミュニティに於ける日系人の比率は格段に上がるらしい。そして、当然、一番盛り上がったのはサッカーの話。

 

udon.jpg

 

●チリのMとN夫妻

純朴で、いつも陽気なナイスガイ。朴訥としていて、スローな英語でとつとつと喋るが、お笑いに関するセンスと反応速度には素晴らしいものがある。家が事業投資の仕事をしているため、投資と経営を学ぶために本場であるアメリカに学びに来たとのこと。卒業してしばらくはアメリカのプロフェッショナルファームで修行を積み、その後家を継ぐらしい。

家に持参してくれたワインがチリ産だったので、どしたの?と尋ねたところ、いや、近所のスーパーでうちが作ってるワインを売ってたから、って。ああ、結構メジャーなワイン農家なのねと思っていたら、後で別の友人に聞いたところによると、彼の家族はチリの政財界でも有名な財閥の一つらしく、ワインはコングロマリットのごく一部のビジネスとのこと。ほお、やっぱり有名なビジネススクールにはこういう人たちが来るんですね。。。

卒業したらお互いの家に遊びに行こうねという話になったので、今から楽しみ。写真で見せて貰ったのは、マンガみたいな豪邸。「うちの庭のゴルフ場(!?)で一緒にゴルフしようぜ」って話に。一方で、うちはホントウサギ小屋ってことになるでしょうから、今から、さーせん…

 

 

Chille wine.jpg

 

●イタリア人のNと彼女のアメリカ人D

同じイタリアンでも、UOMO http://uomo.shueisha.co.jp/タイプの”ワルいイタリア人”ではなく、厳格な家庭に育った、職人気質で真面目なタイプのイタリア人。そして、物凄いお洒落。ちょっとした靴とかメガネとか時計などの小物まで、高くてセンス良くて手入れの行き届いたものを身に付けている。アメリカで出会った数少ないファッションでお手本にしたい人。しかもがっしりしててスタイルがいいのでホントカッコいい。

そして彼のイタリア愛は半端無い。以前別の友人がパスタは中国からシルクロードを通ってイタリアに入ってきたという説を振ったところ、マジ切れ気味に否定されたとのこと。

フィアンセは綺麗でナイスなアメリカ人。彼女がイタリアに留学した際の下宿先の大家さんが彼だったとのこと。で、町を案内したりするうちに付き合うことになったらしい。どんだけオイシイんすかそれ。。。

ところで、アメリカでは一般的にヨーロッパ、特にイタリアへの憧れが強いように感じる。ドラマや映画を見ていてもそういうくだりによく出くわす。彼女がアメリカ人の女性たちと話しているときに、「フィアンセはイタリア人なの」と彼女が言った瞬間、「ゴージャス!!」の声とともに女の子たちの目が思いっきりハートマークに変わるのを目撃してしまった。はあっ!?ちょ、待てと!君らまだ実物見てねえじゃん!イタリア人なら問答無用でそうなんかいと。。。ってか俺なんでイタリアンに生まれなかったんだろ。

彼は投資銀行への就職活動でちょっと疲れてしまっているように見えた。やはりインターナショナル生のアメリカでの就職は、よっぽど英語が流暢(実質アメリカ人レベル)で、且つ何らかの特殊能力を持ってるか頭抜けて優秀じゃないと難しいように見える。彼は非常にしっかりしていて優秀なやつなので問題無いと思うが。

 

 

dessert.jpg以上、友人たちとの交流の抜粋版でした。雰囲気だけでもお伝え出来たなら幸いです。

 

最後に、ここまでやってきて、思ったこと/わかったことをバラバラと

●やっぱり、ホームディナーは素晴らしい。

じっくりいろんな話が出来て凄く楽しい。なかなか学校じゃ出来ない本音トークも落ち着いて出来る。一気に距離感が縮まる。実はコスト面も、お酒は安いし、料理もまとめて作って余りは自分たちで食べるので、夫婦で食事するのとあまり変わらない。

 

wine6.jpg

 

●寿司とグラタンは無敵の人気。

特に寿司は確実にものすごく喜ばれる。どの国でもメジャー化の道を歩んでいるようで、しかもヘルシーなため奥様方に人気。(唯一の例外がナイジェリア出身のP。以前寿司を食って下痢してしまったらしく、体が受けつけないとのこと。残念。。。)

 

sushi2.jpg

 

●ホストの仕方、話の仕方に関しても勉強になる。

ようこそ、から、また来てねまでの一連の段取り。話の内容別の配分、順番、切り出し方など。仕事や学校の話はとっかかりや間つなぎには便利だが、まじめな話ばかりだとすぐにトーンダウンしてしまう。プライベートも含めて相手が話したい/聴きたい話を程よく混ぜていかないと”波”は来ない。

じゃ何が盛り上がるか。鉄板ネタはやはりお互いのカップルの出会い話。相手も照れながらも喜んで話してくれる。日本の合コン文化の話をすると皆異様に盛り上がる。日本はなんて効率的な社会なんだ!と。合コンでのメンバー選定から、賢い席順や、競争回避の根回し、差別化の話、会話の駆け引きなど、確実に大ウケする。「go-con」という日本語がエバンストンの地で密かにグローバルに広まりつつある。

 

dish.jpg

 

●皆、想像していた以上にナショナリズムが強い。

もちろん、無粋な感じで表には出さないが、国を愛する気持ちやプライドは強い。フレンドリーだし相手の国に対し敬意を払うけど、やぱっぱり自分の国が一番という気持ちはひしひしと伝わってくる。というか日本人(正確には、少なくとも僕)が国際的に見ても、自分の国に対する想いや累積思考が足りていないし、そういうことに関して真正面から向き合うという行為に不慣れなんだと思う。教育に拠る部分も大きいのだろうが。日本人であるというアイデンティティについて改めて考えさせられることが多い。

 

 

tsuru.jpg 

 

以上、ホームパーティーでの国際交流の報告でした。最後まで長い文章にお付き合い頂き有難うございました。
最後に、ここまで書いてきて、毎週ホームパーティーのために掃除にテーブルコーディネートに料理にと、かなり大変な準備をしてくれている妻に改めて感謝せねばと思いました。。。(私事で大変恐縮ですが。)

引き続き全世界に友達の輪を広げていこうと思います。

松山達 Class of 2009

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA