H.F (2Y, 戦略コンサル)


なかなかに大変ではありましたが、これまでの積み重ね・自分の熱意を振り返りつつ、周りの方々のやさしいサポートにも触れられるよい経験だったと思います。私の方法は一般的なMBA受験とは違うかもしれませんが、この経験が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

プロフィール:
男性
国立大学大学院卒
社費

海外経験:
大学時代2か月英国で短期留学
入社後3か月米国で語学留学
完全に日本生まれ日本育ち、一番の苦手科目は英語

職歴:
薬学系大学院卒業後、外資系戦略コンサルに4年勤務。Manager昇進後にMBA受験。日本勤務だったが、多少英語も使用。


Why MBA?
私はKellogg以外出願していないのでWhy Kelloggも同じになるかと思います。正直多くのKellogg卒業生と会社で働く中でKelloggに惹かれたので、合格しなかったら他のMBAは考えていませんでした。出願に至った主な理由は、アメリカで少しゆっくりしたかったという以外には以下の3点です。

  1. Diversityへの理解: 今後の社会でリーダーになるためにはDiversityへの理解が必要と頭では理解していましたが、純ジャパの自分ではどうしてもDiversityの力を実感しきれていませんでした。そのため実体験を求めDiversityに注力しているKelloggに行きたいと考えました。
  2. Global leadershipの向上: KelloggはEvanstonという田舎にあるので、アメリカ人の学生もKellogg内でネットワークを作ることを重視せざるをえません。これはInternational Studentにとっては有利な環境と考えました。また、Collaborationを重視する校風のため、生徒にもそれを求める人が多く、求めるスキルの習得がしやすい環境と考えた
  3. 生徒主導の文化への親和性: オリエンテーションや学生旅行など、基本的にすべて学生が主導しているのがKelloggです。自分も高校以来そのような環境におり楽しんでいたためフィットがあると感じました。その中であれば前述のスキルがより伸ばせると考えました。

受験スケジュール
2019年8月、漠然とMBAに行きたいなと思い会社の休みを使ってGMATを学習開始、720
2019年9月、TOEFLよりもIELTSの方がスコア取りやすいと考えIELTSに絞り挑戦、7.0
仕事が忙しく、MBA受験1年間の休み
2020年10月、Kellogg受験を決め、カウンセラーとエッセイを書き始める
2020年11月、カウンセラーの利用が自分には合わないと感じたので戦略を変更、会社のMBA経験者に意見をもらいながら独力でのエッセイ作成に切り替え
2021年1月、エッセイ完成、出願。
2020年2月、面接2020年3月、合格通知

受験準備

全体: 会社にMBA受験者が多かったので彼らの意見をかなり参考にしました。会社にMBA卒業生が少なくても様々つながる手段が多くありますので、それらを活用してリアルな情報を得るといいと思います。もちろん私に聞いてもらっても構いません。出願校が1つなのでかなり独特かもしれませんが、参考になるところを使ってもらえれば幸いです

GMAT: 会社の休みを使って集中的に対策した。Mathはもともと理系で得意だったこともあり、特有の単語や英語の問題形式になれる練習を。VerbalはMBA Japanのオンライン教材を購入し2周練習。720点を獲得し終了

IELTS: 会社で英語を使い、またSpeakingテストも定期的に受けていたのでとくに対策せず受験。7.0点でそのまま出願

Essay: 伝えたいことをハイレベルに箇条書きにして、日本語で詳細を肉付けしていった。その際に適宜卒業生や会社のMBA出身者に当てて様々意見をもらった。私もですが、もし英語が得意ではないなら(日本で相談できる方々も多くの場合は得意ではないですし)、日本語でエッセイを完成させた後に英語にするほうがいいと個人的には思います。また、私は自分で翻訳した後に海外のEditorサービスを活用して完成させました。なので、カウンセラーは一切使っていません。内容については、Kelloggの特性を考え、自分単体での成果や才能をアピールする方向ではなく、チームで個人以上の成果を挙げた経験とそこからの学びを中心に構成しました

Interview: 私はアドミンとの面接だったのでアメリカ人の方と日本時間深夜2時にやりました。準備はケロッグOBと話して彼らの求める人物像を特定して骨子を作成、また具体的にするための情報・固有名詞を集めました。あとは英語ネイティブの友達に英語の表現をカッコよくしてもらって調整しました。また、単願であるという点を最大限にアピールしました。