1st-yearのHTです。

10月に入り、Evanstonは朝晩肌寒い日が徐々に増えてきており、冬の到来が迫っていることを感じさせる日々が続いています。

これを読んで頂いている方の中には、R1受験に向けた面接準備、R2受験に向けた出願準備を進めている方が多くいらっしゃるのかと思います。年末に向けてより一段と準備のギアが上がり、忙しくなるタイミングかと思いますが、体調には十分気を付けて頂ければと思います。

さて今回は、MBA Program開始に先立ち(7月末~8月中旬)に参加したKelloggのACE Programについて紹介をさせて頂きたいと思います。

ACE Programとは?

正式名称          : The American Culture and English Program

対象                 : 米国での生活や職業経験が薄いInternational生(任意参加)

Tarbo ACE or ACE     :

ACE Programは2種類存在し、それぞれ対象者は以下の通り。

  • Tarbo-ACE     : 1Y-MBA, MMM、2Y-MBA(Native English Speaker)プログラム受講者(2週間のOnlineプログラム。3時間/日。)
  • ACE              : 2Y-MBA(Non-Native English Speaker)とMBA-iプログラム受講者(3週間のKellogg Global Hubでの対面プログラム。6-7時間/日。)

費用: 無料(一昨年までは有料だった)

2021年参加者: 約60名

という概要のプログラムでした。

今回は、私が参加した②のACE Programについてご紹介させて頂きます。

参加資格

参加希望者は、事前にKelloggのEnglish Language CoachとのOn-Line Interview(30分)を受け、許可を取る必要があります。(只、実態としては希望者全員参加許可が下りています。)

ACE 参加者

International生 約60名であり、東アジアからの参加者がMajorityを占めていました。(後から聞いた話によると、Tarbo-ACEはインドからの参加者が多数を占めていた様です)

参加者の内訳は以下の通り

  • Japan               :9
  • S. Korea          :10
  • China               :20
  • Taiwan            :5
  • India                :3
  • S. America(Brazil, Argentina, Chile, Colombia)    :10
  • Europe, M.East, Other Asia(Italy, Turkey, Belarus, Israel, Thailand)       :1 each

ACE期間中は、これらの参加者全体が10個の“Pod”と呼ばれる小グループに分かれ、そのPodメンバーでまとまって着席して授業を受けることが多かったです。最終的にはPodを超えてプログラム参加者全体が仲良くなりましたが、クラスを通じてPod内でコミュニケーションを取る機会も多く、同じPodのメンバーとは特に近しい関係になるのも特徴だったかなと思います。

尚、9人の日本人は全員異なるPodに振り分けられるなど、プログラム期間中のグループワークごとに組成されるPodやチームは、可能な限り国籍などバックグラウンド異なるようなメンバー構成になるように工夫がなされていました。

授業の内容

大きく分けると、

  1. 米国について学ぶ授業(文化・歴史・地理・時事問題など)
  2. Team Building
  3. 体験授業(模擬Case Study、少人数グループでのビジネス企画・プレゼンテーション 等)
  4. 英語(米国)の発音トレーニング

の4種類で構成されていました。

ACE期間中のスケジュールは、平日は毎日朝9時~夕方ごろまで、上述のうち2-3種類の授業+Lunch他のActivityで埋まっているというものでした。

内容については、米国で現在話題となっている時事問題に関する記事を事前に読んでクラスでディスカッションを行う堅い内容のものから、米国の4大スポーツや米国のソフトカルチャー(流行りのTV Program等)といった柔らかいテーマのものまで多岐に及んでいました。また、Team Buildingも含め、グループでのActivityがプログラムの各所に盛り込まれており、Podのみならず、ACE Program参加メンバー間でコミュニケーションを取って相互理解を深め、人間関係を構築することが出来る機会が多数存在していました。

体験授業では、MBAプログラム後の授業を想定したケーススタディ+In-Classディスカッションやディベート、少人数チームでのビジネス企画・プレゼンなどを行いました。ケースの体験授業に関しては、それぞれ短時間かつ単発の授業の為、深いディスカッションにはなりませんが、実際にKelloggで教鞭を取っている教授がACE向けにアレンジしたケースを用意し、授業を行ってくれた為、準備の仕方を含め、Program開始後のイメージが湧くもので、非常に有用だったかなと思います。

授業以外(ACE期間の過ごし方)

ACE期間中は、毎日クラス毎に事前課題やアサイメントが課されますが、皆授業後は誰かの家に集まって食事をしたり、Evanstonのレストランを開拓したりと毎日何かの予定を入れている人が大半を占めていました。特に金曜日・土曜日は夜遅く(正確には朝かもしれないですが)まで飲んだり、シカゴダウンタウンまで移動して皆で楽しむことが多かったです。3週間という短い期間ではありましたが、プライベートの時間もACEの参加メンバーと一緒に過ごす人が多く、それによってプログラム参加者間の距離が急速に縮まっていった印象でした。

まとめ

MBA本プログラムが始まった今、このACE Program期間を振り返ってみると、このプログラムに参加して最も良かった事は、一般の生徒に比べてフライング的にKellogg Lifeのベースとなる人間関係・コミュニティーを構築出来たことかと思います。(ACE期間中、In-Personでの授業や授業後のソーシャルも制限なく行われましたが、参加者からCovid感染者が出ずに終えられたことも非常に幸いでした。)

本MBAプログラム開始後は、1st-yearの生徒は9つのセクションに分けられ、セクションメンバーと同じ授業に出席したり、イベントに参加したりすることが増えます。然しながら、このACEに参加したメンバーが各セクションに散り散りになっており、ソーシャルの場においても、あちこちに知り合いがいるので、そこを起点に人間関係を広げやすかったりと、セクションを跨いだ人間関係構築を助けてくれています。また、本プログラム開始後もACEのメンバー数人で定期的に集まって食事をしたりすることも多くあり、私個人としてはNative達とのディスカッションで打ちのめされた時の心の拠り所にもなっています。

International生用に準備されているこのACE Programの存在は、Kelloggのユニークネス・良い点の一つと言っても過言ではないのかなと思います。

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