Class of 2020(1年生)のMです。キャンパスビジットに来られた方から、コア科目の比重や選択科目のフレキシビリティについて質問されることがあります。

Kelloggの2年制MBAプログラムは3学期制(秋、冬、春)で行われ、それとは別に秋学期の前に特定のコア科目のために1~2週間の集中講義期間(Pre-term)が設けられています。2年制MBAプログラムのコア科目は全部で10科目(9.0単位)で、履修時期は以下の通りです。最後の「リーダーシップ・クライシスマネジメント(Leadership and Crisis Management)」のみ2年次のPre-termのときに受講し、それ以外は1年次に受講します。

時期科目名単位
Pre-term組織論
Leadership in Organizations
1.0
統計I
Business Analytics I
0.5
秋学期経営戦略
Business Strategy
1.0
会計
Accounting for Decision Making
1.0
統計II
Business Analytics II
1.0
秋学期または
冬学期
ファイナンスI
Finance I
1.0
マーケティング
Marketing Management
1.0
冬学期ミクロ経済学
Microeconomic Analysis
1.0
冬学期または
春学期
オペレーション
Operations Management
1.0
Pre-term
(2年生)
リーダーシップ・クライシスマネジメント
Leadership and Crisis Management
0.5

1年生の秋学期:コアのみ4科目(経営戦略、会計、統計II、ファイナンスI又はマーケティング)

1年生の冬学期:2~3科目がコアで、ファイナンスI又はマーケティングの未履修の方とミクロ経済学(オペレーションは冬学期か春学期のどちらか)

1年生の春学期:0~1科目がコアで、オペレーションを既に履修済みの場合は、全て選択科目

各学期に最低3単位、最大5単位(それ以上の履修も追加授業料の支払いにより可)の取得が認められていますが、多くの学生は各学期に4単位分の授業を履修しています。その前提に立つと、1年生の秋学期はすべてコア科目となりますが、冬学期から選択科目を取ることができます。冬学期は1~2科目、春学期は3~4科目が選択科目となります。当然ながら冬学期や春学期に5単位分の授業を履修する場合は、さらに選択科目の数を増やすことができます。2年生は秋学期~春学期まですべて選択科目です。

卒業要件は20.5単位なので、卒業要件ぎりぎりで履修した場合は、20.5単位のうち9.0単位がコア科目となります。ただ先ほども述べましたが、大半の学生は各学期に4単位の授業を履修しますので、その場合はPre-termの2単位と併せて26単位のうち9.0単位がコア科目というイメージです。

ここまでは、受講免除(Waive)を行わない場合という前提に立っています。ただ、1年次のコア科目のうち、「組織論」と「経営戦略」以外は受講免除が可能です。受講免除の要件は各科目によって異なりますが、学部の専攻、職務経験、資格(会計士など)、受講免除テスト合格、などが基準となります。受講免除した場合は、その単位分だけ選択科目に割り振ることが可能となります。考え方は人それぞれですが、可能な限り受講免除を勝ち取って、自分の好きな分野の授業を履修したいという学生もいます。中には会計と統計IIを受講免除して、1年生の秋学期から選択科目を履修している学生もいます。一方で、自分の得意分野を受講免除せずあえて履修し他の学生をサポートすることで、後々困ったときにサポートしてもらえるような関係性を構築しておきたいと考える学生もいます。コア科目は同じセクション(クラス)で受講することが多いため、セクションメイトとの絆も深まります。

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